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排尿障害の治療と最近の話題

皮膚泌尿器科医会の講演会でホテル日航姫路へ呼ばれてもいないのに参加した。講師は大白書中学校そして姫路西と私と同じ道を歩んだつまり私の後輩にあたる医師でした。男性のTOPの癌は前立腺癌です。1993年ハルナールの登場で排尿障害の薬物治療は進歩した。男に生まれてある程度生きたらいくら摂生してメタボを予防しても前立腺は大きくなる。40歳以上の12.4パーセントが過活動性膀胱というから排尿障害で苦しむ人は多い。漢方薬で排尿障害は苦手な分野と思います。私にはREALWORLDの実診療あるのみです。訪問診療に伺っている患者さんは一日30回も排尿がある、何とかしたい、しかし泌尿器科を受診してはいただけない。PSAは全く正常です。数年すれば膀胱壁にボトックスを注入する治療が始まる。さらには親水性コーテイング付き自己導尿カテーテルの逆ザヤの改善も待たれる。エピプロスタット、フリバス、ユリーフ、ハルナール、ベシケアいろいろ使ったが一日に30回の排尿です、ベタニスを使ってみることにしました。私よりも5歳上の男性です、原因は脳血管障害です、おそらく神経因性膀胱だと思う。困っています、なぜ泌尿器科を受診しないのか?姫路西高卒の泌尿器科医はわずか17人、私の学年で眼科医は4人もいる。私の学年で泌尿器科医は1人。超高齢化社会で泌尿器科医はもっと増えてほしい。