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アレルギーの内服薬で太る

アレルギーの内服薬で太る女性が時々相談にお越しになります。まさかアレルギーの内服薬で太るとは思っていません。しかし、アレルギはヒスタミン1受容体、胃薬はヒスタミン2受容体です。ヒスタミン状態が関与して太るようです。規制緩和が進む抗アレルギー薬の内服です。ガスターがSWITCHOTCになった以来アレルギー領域はSWITCH OTCにどんどん変わっている。アレジオンは抗うつ薬そっくりの形です。構造式のことです。今は亡きトリルダンはQT延長で発売されていません、エバステルによく似ている。ポララミンは小脳以外の脳全体に移行する。ポララミンは睡眠薬のようなものです。第二世代の抗アレルギー薬ははっきり分かれます。しかし服用してみないと効果も眠気もわかりません。だから私は漢方薬をお勧めしています。ザイザルとジルテックも光学異性体の考えを用いた薬ですがどちらでも眠くなる人がいる。脳内移行には個人差がある。入眠導入剤のアモバンとルネスタもアモバンの方がふらつかいない患者さんが多い。いちばん眠くならないフェキソフェナジンでも10人に1人は眠くなります。オロパタジン塩酸塩で体重増加を訴える患者さんが後を絶たない。だから私はオロパタジン塩酸塩を寝る前に服用することを推奨しています。子供さんなら2・5mgを2条寝る前に服用です。抗アレルギー薬と抗うつ薬の構造式は似ている。抗うつ薬も抗アレルギー薬もH1BLOCKERもヒスタミン受容体に作用する。これらのお薬は似ている、だから太る。