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問診

漢方薬の診療では問診はとても大切です。不問診という診療方法が東洋医学にはある。何も問診せずに処方が決まる、すごいことです。キャッチボールとドッチボールが会話の中にもある。言葉のキャッチボールをしたいなら心療内科や精神科が良いと思います。漢方薬の処方に必要なことを聞くために問診票がある。話を聞いてほしいから漢方専門医をおとづれるのは本末転倒だと思います。一杯話を聞いてもらえますかという患者さんが多いが漢方薬の処方に必要なことを聞いている。冷え性か暑がりか?冷えや熱は体の上にあるか下にあるか?西洋医学ではどうでもよいベクトルを聞きたいのであってあなたが言うことをすべて効くのが漢方の理念ではない。待合室にいる患者さんが診察に関係ないことを話ししたとどなられることがある、それは違う。今日は暑いですねといってもそうですかという人がいる、この人冷え性だということになります。それが所見です。問診は予防接種でも東洋医学でも皆同じです。何か意味があります。麦粒腫は関西弁ではメバチコ、関東では物貰いといいます、漢方薬の補剤を使い分ける良い機会です。