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オレキシン

今話題のオレキシンについて講演会に参加させていただきました。私のクリニックでベルソムラを処方する人は漢方薬からの切り替えがあります。日本とアメリカで発売されているベルソムラですが女性に人気があるような気がします。睡眠潜時が長いため寝れたらよいという人には向かず睡眠の質を気にする人に向いているようです。オレキシンには神経ペプチドAとBがあるそうです。オレキシン受容体拮抗薬のベルソムラは反跳性不眠が怖いので今までベンゾジアゼピンを服用なさっている人には向かない薬です。OR1とOR2の二つの受容体がオレキシンにはあるそうです。OR2は覚醒の維持、OR1とOR2ではREM睡眠の抑制に働くそうです。OREXINの生理作用としては食欲の制御、睡眠の覚醒、自律神経の制御、報酬系、内分泌の調節など様々な働きがあるそうです。モノアミン作動性ニューロン、さらにコリン作動性ニューロンの1と2があるそうです。REM睡眠は筋弛緩、NON-REM睡眠は体動する時期のようです。メラトニンとオレキシンは視交叉上核との関係の有無で明らかに違うためあまり関係のない物質のようです。今日は高校の合格発表と雨で暇です。

後発品

今は医師が後発品変更不可の印鑑を押しても疑義紹介で後発品に変わるそうです。昨日の新聞に先発品のライセンスの12年が長いとの記事が載っていました。医療費s九減のため5年にしろという話が世界的にあるそうです。先日、ヒルドイドのセミナーをMRさんと一緒に見ました、横から、いろいろ解説していただき役に立ちましたヒルドイドには60年の歴史があるのです。認知症などでパッチ剤を使う人にはパッチ剤の周りにヒルドイドを塗ることがよいそうです。ところで勉強不足でしたがというか当たり前ですがビソフテンフテンローションとヒルドイドローションは全く同じではありませんでした。どちらが良いか話は別です。後発品の方が却って添加物が改善されている場合もある。しかし、価格が違いすぎる。先発品は1200円後発品は500円何よりも患者さんのためにという声がCMから聞こえてきそうです。私は何よりも患者さんのためにを信じビーソフテンを多用しています。しかし、点眼液や皮膚科用剤は基剤が異なります。オーソライズドジェネリックと言って全く同じものもあります、アレグラやブロプレス更にはクラビットにはオーソライズドジェネリックがあります。オーソライズドジェネリックについては以前のブログをご覧ください。