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ルネスタの講演会

ルネスタは超短時間作用型のアモバンの光学異性体で悪いところを除き良いところだけにした薬との触れ込みでした。非ベンゾジアゼピン系の薬の中で一番新しい薬はルネスタです。ふらつきが少なく半減期の短さがウリです。シフトワーカーには長短時間作用型の薬は人気があるそうです。残らず、すっきり覚醒するからです。強く短い睡眠薬は依存を起こしやすいとされています。デパ中は効いているときと切れたときの落差が大きくはっきり分かることから起こりやすいようです。デパスは抗不安作用があり不安を取り除いてくれます。だから離脱しにくい言葉を変えると精神的に依存してしまいます。そこで0.25mgが発売された聞きます。デパスから離脱するにはメイラックスのような100時間以上の半減期を有する薬を主としてデパスは頓服で服用するとよいと講師の先生はおっしゃってました。ルネスタはアモバンの光学異性体で発売時の話では悪いところを除き良いことばかりかと思いましたが夜間ふらつく人は意外とおられます。ルネスタは2mgがお勧めだそうです。昼夜逆転以外でロゼレムがそんなに聞いた経験もないとおっしゃっていました。

ベルソムラ

睡眠障害の講演が続きました。睡眠薬も自殺に使われたバルビツール酸誘導体から1967年に初めてベンゾジアゼピンのベンザリンが発売され、最近では非ベンゾジアゼピンに変わってきています。もっとも新しいところでは2012年ルネスタが発売された。ベンゾジアゼピンは依存性があります。一方、スプレキサントつまりベルソムラには依存性がないとされています。初めは摂食中枢に関与する可能性があるとされたそうです。睡眠薬を服用すると認知症になるという話を良く効くとの論文も限りなくあります。みんながみんなそんなことはありません。どちらが本当なのでしょう。先日参加した睡眠障害セミナーでは薬を服用して認知症になるというのはちょっと違うようでした。睡眠障害を起こしている患者さんが認知症になりやすいのではなく薬が効いている間少しレベルが落ちているのではないかという話でした。デパスつまりエチゾラムは服用するしないの落差が大きく依存になりやすいそうです。つまりデパ中になりやすいそうです。デパス0.25mgが世に登場してあたらしい。短い時間良く効く薬には要注意です。