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グレースビット錠

グレースビット錠は14種類の疾患に保険適応を有する腎排泄性の抗菌薬です。グレースビット錠に続く抗菌薬はないとされています。グレースビットは現存する最後の最強のニューキノロン系内服抗菌薬です。グレースビットは1錠が50MGですしかも錠剤が小さく飲みやすい。漢方の錠剤は錠数が多く飲みにくい、漢方のカプセルは大きくて飲みにくい。大違いです。クラビットと違いグレースビット錠は使用方法も一日一回でも2回でも大丈夫です。抗生物質は売れれば売れるほど耐性菌ができてしまいます。販売量が増えると耐性菌が増えるというので困ったらお使いくださいというメーカーの姿勢が大いに評価される薬です。特に嫌気性菌につよいのが売りだそうですが誤嚥性肺炎に期待がかかるようです。キノロンといえば水に溶けやすく点眼液はみんなキノロン系になっています。グレースビットは点眼液にはならないのでしょうか?グレースビットは発売から5年経過し糖尿病がらみの副作用でこの日本から消えた今は亡きガチフロ錠。眼科ではガンガン点眼として使われています。眼科以外では使われないとなるといざという時にとっておきたい薬です。ガチフロキサシン耐性菌を作るのは眼科医にかかっています。オフロキサシンで十分なものはオフロキサシンをまず使用することが大切です。