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カラーFLUステイック

杏林製薬のカラーFLUステイックをインフルエンザの方のキットとして使っていますがほとんど陽性にでています。インフルエンザウイルスキットのラピッドテスタカラーFLUステイックは2度から30度で保管です。よいところは綿棒のように柔らかいので鼻粘膜の細胞を採取するときにそれほど痛くないようです。鼻血を出すまでこすらなくても大丈夫ですよ陽性率がとても高い。速い例ではCまで行くまでにAやB型に線がでます。青、赤、緑にラインが分かれています。ラピッドテスタカラーFLUステイックは積水メデイカルの製造です。ところでうちの愚息が早く帰ってきた。学年末考査の前に何事かと思ったら約10人と欠席者が多いとのことで4限で帰ってきたそうだ。三回インフルエンザワクチンを接種してブースターをかけた効果が出るか?昨年もうちの子も職員の子もインフルエンザウイウスに感染していない。金曜日から学年末試験さらに19日には成績不振者は校長室に呼びだしです。祈る様な気持ちの毎日です。

特定接種の登録

特定接種の登録について説明をお伺いいたしました。新型インフルエンザとは海外から持ち込まれるであろう強毒インフルエンザすべてをさします。医療機関以外に歯科・調剤薬局・訪問看護ステーション 助産所にお勤めで強毒のインフルエンザの患者さんに接する可能性のある方は新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく登録事業者はインフルエンザの特定接種の対象になります。事業所で接種できない場合はあらかじめ提携医療機関を決めておく必要があります。国家公務員・地方公務員・公務員としての身分が保証されている特定独立行政法人・特定地方独立行政法人の職員の方も特定接種の対象になります。登録に当たりメールアドレスが必要です。携帯電話のメールでもよいから必ず連絡がつくところとされています。特定接種の登録を行い、接種を受けたからと言って診療を万が一しなくても罰はないそうです。全医療機関の参加を求めています。院外処方の医療機関では自院のインフルエンザ薬の備蓄は保険薬局と連携をとればよいそうです。先に接種するから危険な新型インフルエンザの診療を行うのが医療従事者ということでしょう。

風しんの集団感染

昨年秋に山陰で風疹ウイルスに幼稚園で風しんワクチンを接種した子も含め風しんに集団感染したと話題になっています。風しんウイルスには薬がない。風しんワクチンだけでなく絶対安全なワクチンなんてありえない。この度承認された減感作療法のエキスも普通の薬と同じくらい安全とされていました。風しんには危険を冒しても予防接種をすることが求められる。一回接種で95パーセントの抗体獲得が可能とされているが維持率はどうなんでしょう。発端者が一歳でワクチン未接種者であったとのことです。風しんウイルスだけでなく不特定多数がさわるクリニックのおもちゃ汚いですよね。キッズルームは眼科では作ってもすぐ廃止なるところが多いと聞きます。アデノウイルス感染症が流行ったら止めようがないからです。きれいつまり清潔な医療機関なんて存在しないと思っています。昨日普段から来られている糖尿病合併の感冒症状の方に点滴やら採血やらしていると同じく感冒症状のお子さんと保護者が返ってしまった。帰ってしまった後何処へ行かれたかは不明です。他へ行けばもっとウイルスはいる。インフルエンザワクチンの型が当たっていたのに作成過程で変化していたそうです。11月にはわかっていたのにM新聞が報道したのは昨年の暮れでした卵依存から細胞培養になるんでしょうか。眼科でも細胞培養の研究は進んでいるようです。

インフルエンザ

インフルエンザの薬何がよいか?アマンタジンは耐性率が高いので遠慮します。私いつインフルエンザになったが記憶がない。西川病院でもマスクなしで夜間インフルエンザの患者さんにキットを施行したが一回もインフルエンザ頂いたことはない。今も車でお待ちいただきインフルエンザのキットを施行するがかかったことはない。マスクなく接することで抗体をいただこうと考えています。急病センターでは眼科でもマスク着用を義務と思い使います。マスクは咳エチケットだと思います。ある意味気管や気管支に吸い込まれたインフルエンザウイルスはうがいでは除去できない。漢方薬ではインフルエンザは麻黄湯となっています。多くのEBMもあり抗インフルエンザ薬つまりノイラミダーゼ阻害薬が嫌な人10台のお子さんはノイラミダーゼ阻害薬はダイビングのリスクがいまだにそして永久に見守りが必要だと思われる。どの薬を使ったら熱が早く下がるか?どれも同じようです。自家診療不可のうちの子供がインフルエンザに罹ったらと思いラピアクタをクリニックにおいている。これは種々のワクチンと異なり冷所管理ではないので返品可能です。ラピアクタを点滴してもやはり2日かかる。すべてのインフルエンザの薬は解熱には2日かかると思った方がよい。子供ならラピアクタが確実な投与が可能であるが時間外にお越しいただくか陰圧の部屋を作らないと院内感染を危惧します。法律上「病者の就業禁止」がうたわれています。最近インフルエンザのワクチンを接種すると補助が出るこれは病者の就業禁止に基づくものです。企業はインフルエンザウイルス感染症の人にでてきてもらっては困る。一方労働者は給与が減ると困る。そこでインフルエンザの予防接種に補助を出す代わりに休む時は有給を使う労使協定が存在するようです・

イナビル

インフルエンザの薬のノイラミダーゼ阻害薬であるイナビルの講演会に参加しました。シェア四〇パーセントを占めるNO1の薬です。約2日で平熱に下がる確率がA型77パーセント、B型63.3パーセントです。A型97.6パーセント、B型93.3パーセントで有効だそうです。イナビルは一回吸入すれば終わりで便利な反面失敗すればあとがありません。何処でイナビルを吸入しているかといえば医療機関三分の一、保険薬局三分の一、自宅三分の一です。いかに確実に体内に入れるか?確実なのは地位なさの子さんではラピアクタですがうちの子供に用い期待したが解熱までの人が短縮するわけではない。吸入できないと話になりません。医療機関では93.8パーセント、保険薬局86.8パーセント、自宅が81.9パーセントです。やはり薬剤師の前で吸うことが大切です。そしてピンクの笛でぴーっという音が吸引して出るかどうかです。すべての医療従事者がインフルエンザから目を背けることはできない。眼科の若い医師がインフルエンザにかかり手術が延期になることはある。インフルエンザの方が来院されたら車までキットをしに行きますよ。コ族さんは受付してください。

H5N7型インフルエンザ

H5N7型インフルエンザ感染症の話題です。H5N7はすっかり忘れ去られている。最近すっかり消えてしまいました。しかし、中国では最初3ん人発症し三人が死亡しました。7月現在3人に1人死亡に減りました。H7N9は今も中国では発症しています。H7N9は鳥にとっては弱毒で鳥は死なない。分かりにくい。鳥インフルエンザなら鳥の死亡を持って判断を予測しにくいようです。鳥に弱毒、人間には強毒たちが悪い。ワクチンを作るには5から6か月かかるみたい。しかも取りに対する抗原性は弱い。つまり鶏から増殖させることができない。鶏を増やし卵を増やすという方法から細胞培養を用いる方法へ転換することが大切です。H7N9はひそかに広がる怖いインフルエンザになる可能性を秘めています。アベノミクスなんてH7N9がやってくれば一発に崩れる。生活保護受給者をもとに最低賃金が兵庫県で19日から762円にアップします。しかし、H7N9が中国から入ってくればアベノミクスなんてぶっ飛ぶ。観戦対策にお金を使うべきです。今日も水痘ワクチンをうちに来られた方が今年はインフルエンザワクチン一回でいいやと言われた。2回かかったそうです。しかし昨シーズンは流行のピークはかなり高かったことをご存知ないようだ。

おたふくではなかった耳下腺炎

おたふくかぜと思った患者さんただの耳下腺炎でした。アミラーゼが1000以上あったのでてっきり流行性耳下腺炎つまりおたふくかぜと思いましたがなのとおたふくかぜのIgMは陰性でした。IgMは初感染、IgGは感染後2週間すると上昇するマーカーです。IgGを検査センターに依頼しました。IgGとIgMの同時算定は不可ですのでサービスというか確定診断に必要です。周囲への感染予防とおたふくかぜの予防接種をするかどうかの判定に必要です。おたふくかぜとムンプス更には流行性耳下腺炎は同じものです。ムンプスIgGはなんと陰性でした。WBCは正常、CRPも陰性でした。クリニック自体大人の方が10対一ぐらいの比率で多い。昔姫路に帰ってきたときは10対1で子供が多かったが時代の変化です。うちの子供のクラスが5から4へと1クラス減りました。医薬品関係の患者さんも減りました。昔はこのあたりの校区に多くの医薬品関係者が住んでましたが時代はそして人の流れは小中一貫6年教育のモデル校の校区に向いているようです。五日間学校休んでもらいましたがおたふくではありませんでした。昔なら臨床診断で間違いなくおたふくでした。

皮下点滴

皮下点滴をご存知ですか?私はこの度初めて皮下点滴について知りました。父親が点滴をしてもらっている看護師の方からおなかから針を刺して在宅の方が点滴してますけれどもどうするか知ってますかと尋ねられました。何だろう新しい機械ができたのでしょうか?分かった。皮下点滴というものでした。翼状針でもプラスチックカニューレいわゆるサーフローでもよいのでしょう。浅く皮膚に刺すそうです。他人にするには問題がいろいろあります。まずは生理食塩水以外は血管の中に入れないと輸液として許可を得ていません。保険で査定されるかもしれません。薬を混ぜるのも厚生省は許可していません。皮下点滴ではまたショックなどの脱水を急速に補正することも認められていません。感染症を起こす確率はかなり低いものでした。中心静脈栄養に比べてリスクが少ないそうです。他人なら生理食塩水のみが無難。保険適応的にも無診療投薬と似ており生食500CCを皮下注射すると保険者からクレームが来る恐れがあります。あーあびっくりしたおなかに針を刺すだけの簡単な新しい点滴の正体は皮下点滴でした。余命2週間とかになれば多くの在宅診療で行われているそうです。ご老人で看取りを行うのによい方法です。

グレースビット錠

グレースビット錠は14種類の疾患に保険適応を有する腎排泄性の抗菌薬です。グレースビット錠に続く抗菌薬はないとされています。グレースビットは現存する最後の最強のニューキノロン系内服抗菌薬です。グレースビットは1錠が50MGですしかも錠剤が小さく飲みやすい。漢方の錠剤は錠数が多く飲みにくい、漢方のカプセルは大きくて飲みにくい。大違いです。クラビットと違いグレースビット錠は使用方法も一日一回でも2回でも大丈夫です。抗生物質は売れれば売れるほど耐性菌ができてしまいます。販売量が増えると耐性菌が増えるというので困ったらお使いくださいというメーカーの姿勢が大いに評価される薬です。特に嫌気性菌につよいのが売りだそうですが誤嚥性肺炎に期待がかかるようです。キノロンといえば水に溶けやすく点眼液はみんなキノロン系になっています。グレースビットは点眼液にはならないのでしょうか?グレースビットは発売から5年経過し糖尿病がらみの副作用でこの日本から消えた今は亡きガチフロ錠。眼科ではガンガン点眼として使われています。眼科以外では使われないとなるといざという時にとっておきたい薬です。ガチフロキサシン耐性菌を作るのは眼科医にかかっています。オフロキサシンで十分なものはオフロキサシンをまず使用することが大切です。

めばちこに抗生物質の内服

最近めばちこの患者さんが大変多い。めばちこは関西での呼称です。物もらいが関東での呼称です。麦粒腫が眼科での呼称です。めばちこで抗生物質を飲む必要はあるか聞かれました。一般的には効率はよくありません。胃で吸収され肝臓で代謝され眼瞼に来る量は限られています。ただし、点眼薬にするには水に溶けることが必要です。ですので点眼薬に使える抗生物質はキノロンしかありません。セフェムとしてはベストロン点眼液がありました。ペニシリンの点眼液もありましたが今や存在しません。再生不良性貧血で使われなくなったクロマイも眼科には残っています。クロマイはMRSAにも有効です。抗生物質の無駄遣いは許されません。私の場合疲労回復に漢方薬を追加します。出来たら切ることはせず気長に取り組みます。抗菌目薬は薬局で販売しています。医療用のものには抗生物室が入っていますがドラッグストアのものには消毒液適度のことが多いです。世の中疲れ切っています。むしむしです。ドリンク剤飲むなら漢方薬を飲みませんか?漢方薬はバランスの医学です。