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おたふくではなかった耳下腺炎

おたふくかぜと思った患者さんただの耳下腺炎でした。アミラーゼが1000以上あったのでてっきり流行性耳下腺炎つまりおたふくかぜと思いましたがなのとおたふくかぜのIgMは陰性でした。IgMは初感染、IgGは感染後2週間すると上昇するマーカーです。IgGを検査センターに依頼しました。IgGとIgMの同時算定は不可ですのでサービスというか確定診断に必要です。周囲への感染予防とおたふくかぜの予防接種をするかどうかの判定に必要です。おたふくかぜとムンプス更には流行性耳下腺炎は同じものです。ムンプスIgGはなんと陰性でした。WBCは正常、CRPも陰性でした。クリニック自体大人の方が10対一ぐらいの比率で多い。昔姫路に帰ってきたときは10対1で子供が多かったが時代の変化です。うちの子供のクラスが5から4へと1クラス減りました。医薬品関係の患者さんも減りました。昔はこのあたりの校区に多くの医薬品関係者が住んでましたが時代はそして人の流れは小中一貫6年教育のモデル校の校区に向いているようです。五日間学校休んでもらいましたがおたふくではありませんでした。昔なら臨床診断で間違いなくおたふくでした。