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皮下点滴

皮下点滴をご存知ですか?私はこの度初めて皮下点滴について知りました。父親が点滴をしてもらっている看護師の方からおなかから針を刺して在宅の方が点滴してますけれどもどうするか知ってますかと尋ねられました。何だろう新しい機械ができたのでしょうか?分かった。皮下点滴というものでした。翼状針でもプラスチックカニューレいわゆるサーフローでもよいのでしょう。浅く皮膚に刺すそうです。他人にするには問題がいろいろあります。まずは生理食塩水以外は血管の中に入れないと輸液として許可を得ていません。保険で査定されるかもしれません。薬を混ぜるのも厚生省は許可していません。皮下点滴ではまたショックなどの脱水を急速に補正することも認められていません。感染症を起こす確率はかなり低いものでした。中心静脈栄養に比べてリスクが少ないそうです。他人なら生理食塩水のみが無難。保険適応的にも無診療投薬と似ており生食500CCを皮下注射すると保険者からクレームが来る恐れがあります。あーあびっくりしたおなかに針を刺すだけの簡単な新しい点滴の正体は皮下点滴でした。余命2週間とかになれば多くの在宅診療で行われているそうです。ご老人で看取りを行うのによい方法です。