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抑肝散

月経困難症や月経前不快気分障に効く漢方薬がある。瘀血改善薬はエストロゲンの産生抑制とプロゲステロンの産生促進がある。一応眼科を標榜しているため瞼がぴくぴくする人が来るが先日いきなり抑肝散じゃないでしょうね。そもそも抑肝散は認知症も含めてほとんど処方したことなくいろいろな理由で抑肝散陳皮半夏を用いている。慢性じんましんにも抑肝散が聞いた4例という報告がある。パーキンソン病にも抑肝散、むしろ些細なことで高圧的な態度なのでこのような患者さんにはぴったムズムズ足症候群にも抑肝散の報告があります。の別の処方があります、かっかするのを抑える薬がよい。病名漢方の副作用率は3~5パーセントもあるそうです。フレイルに人参養栄湯も同じくらいのようです。この方病名漢方でなんでもいけるとおもっておられるんでしょうね。話は変わり、アステラス製薬のマイスリーを一日10錠服用している人がお越しになった。これをいきなり漢方薬でといわれたので依存になっているので無理だとお答えした。最近ロヒプノール(2)で寝れない人が来た、精神科に紹介しようと思ったがミルタザピンを半錠で処方した。無効だったので15mg一錠に増量しました。いまはミルタザピンは30mgまで増量するそうです。

兵庫漢方医学談話会

今日は兵庫漢方談話会へ朝から行きました。講師は姫路にも大昔にお越しいただいた峯尚志先生です。一味の生薬から治療を考えるというタイトルでした。一味とは黄耆のお話です。最近峯先生は講演されることは全くないと聞いていました。メーカーの講演会としては珍しく黄耆という生薬一味のお話です。一つの生薬について2時間の講演は珍しい。黄耆はサプリメントにもなっているとのお話でした。効果として補昇散行固があるそうです。補気薬には四君子湯、建中湯に分けられる。建中湯とは桂枝湯の加減です。桂枝湯のシャクヤクを2倍、膠飴を加えています。建中湯は腸管粘膜を潤し傷ついた粘膜を修復すると考えるそうです。私は挙手して2つ質問をさせていただきました。一つは答え保留となりました。もう一つは肝気虚の症状です。肝気虚は普通の日本漢方では存在しないとされていますが中医学では取り上げられます。朝起きれないことが肝気虚だそうです。朝起きて食べれないのは脾気虚だそうです。私の質問を済ますと新神戸12時29分発ののぞみで広島へ向かいました。今週後半はパシフィコ横浜でアルギーの特訓です。

講演会

8月4日(金曜日)から8月(日曜日)日まで第11回相模原臨床アレルギーセミナーへ参加します。もちろん西川クリニックは休診です。若い医師が多いそうです。参加費が35000円もするのでみんな熱気むんむんだそうです。宿泊費と旅費を合わせたら10万以上します。朝9時から18時まで頑張ろう。昨日は朝から神戸でした、午前は峯尚志先生の黄耆の話を拝聴しました。そして午後は広島へ飛び西本隆先生のメンタルのの漢方薬のお話を聞きました。漢方薬を体系的に学ぶのは関西系統中医学講座、あとのメーカーさんの講演は明日からの診療で何か使えるお土産目当てに参加している。今月も今日で最後です。コタロー漢方名古屋セミナー、大阪漢方談話会と6回コタローさんの講演会に参加しました交通費だけで5万円以上かけています。しっかり復習しないと元が取れません。DREAM COMES TRUEの大阪ラバーは大阪弁で癒されます。水曜日は診療終わったらメリケンパークオリエンタルホテルへ講演を拝聴に行きます。3日の木曜日は診療終わったらNOZOMIで横浜に向います、なんと19時台は姫路には一台ものぼりの望みは停車しません。

補中益気湯

補中益気湯にもいろいろあります。エキス顆粒とエキス錠。さらには乳糖不耐症の方向けにもう一つ使っています。白朮の会社とそう朮の会社。そしてエキス製剤の量ですが7.5グラムのメーカーから12グラムのメーカーまである、先日講演会の中で演者が補中益気湯12グラムというと年配の医師が倍量投与ですかとご質問くださった。OとKO社のものは補中益気湯は一日量12グラム何です。そしたら自宅にある別の講演会の資料を見て勉強していると補中益気湯の票が出てきました。生薬量エキス量などが誹謗中傷にならないように掲載してありました。エキス含量が一番多いのは一日12グラムのメーカーで細粒のメーカーの7グラム、もう一つの顆粒の12グラムのメーカーは6.2グラムです。他はみんな一日服用量は7.5グラムです。そう朮は当帰の胃もたれによく、陰虚内熱、気虚多汗には蒼朮がよろしくない。白朮で止汗増強・補脾がよい。補中益気湯にはエキス剤の使い分けがよいみたい。

漢方薬でゆっくりなおす

先日社会保険労務士さんのお話を拝聴しているとおやっと思った、ゆっくりというたとえを「漢方薬のように」すぐには効かないのよとおっしゃいました。風に葛根湯のようにすぐ効く漢方薬もある。他にもすぐ効くものは多い、しかし、先日いきなり28日くれと言ってきかない患者さんが来た。あーあこの人聞かないなあ、14日ではだめですか私は前に行っていたところでは遠いので60日もらっていました、30日で辛抱しているんです、これ初めての処方ですよ。主訴がまた難しい、低体温の改善です、月経周期の低温層と高温ではありません、体温を上げたいそうです。5月のお話で舌がお見えになりません。100パーセントこの日と漢方薬向きではないと思いました。この人医療事務のお仕事ですが30日を超えた処方について昨年厚生局から通達が出ていることを知らない。合えば4週間合うまでは2週間を最長にしている、占い師ではないしあてものでもない低体温がそんなに簡単に保険で改善するか?鹿茸とか鹿の角など動物性のものがいる。明石の薬局漢方で不妊治療したがうまくいかず私共で市外でAIHと一緒に漢方薬を14日ごとに仕事をしながら服用したらすぐ妊娠した人がいる。これが漢方薬の世界です。漢方薬でお越しの方最初はこまめにお越しください。

不妊治療

もっと不妊治療、そして妊婦検診に女性を増やすべきだと思う、少子化対策はこどもの医療無料化ではない。人工受精・顕微授精・体外受精いずれもお金がかかる。漢方診療をしている御縁で不妊治療についていろいろ挙児希望の方からお話をいただく。子供医療は人口の移動を生むだけです。お金がかかる、めげていても仕方がないといわれ体調も悪いがAIHをしたとか。お金がかかるので万全で望みたい。子供医療の無料化は元へは戻れない。調剤薬局ではジェネリック医薬品を進めても保護者が先発品をとるそうです。差額徴収の話につながっていくと思われる。いつまでも子供の医療費は無料にならない。田中角栄元総理が老人医療を無料にしたが小泉内閣が1割負担に、そして今は2割負担になっている。歴史は繰り返す。アメリカではオバマケアに対して民間の保険会社が下りてしまって大変らしい。大阪市では橋下師長の時代に妊婦さんへの検診費が多く助成されるようになっている。先天性梅毒患児が増えている。それを放置するのは検診を受けないからだそうです。いまから梅田のsンルートで関西系統中医学講座です。午前3.5時間午後3.5時間長い、そして実りのあり講演会です。

女性9割の医療

女性9割の医療それが漢方です。漢方クリニックは最低でも8割が女性です。女性はまじめだから漢方薬でゆっくりじっくり治そうとする。男性はその時良ければよい。舌下免疫療法も最低3年続ける治療です。舌下免疫療法は私のところでは圧倒的に男性です。妊娠出産授乳があるから舌下免疫療法を勧めるが口がかゆいとかで女性はなかなか続きません。女性は男性の2倍気分障害にり患しやすい。精神疾患は双極性障害の一型を含めて女性が多い。女性は優秀です、だから思春期においては心因性視覚障害にり患する。そして男女平等といわれて高学歴の女性が増え専業主婦は25パーセントしかおられないそうです.専業主婦かどうかは出産後の公園デビューでもグループが変わるらしい。住宅ローンがあるから働く、それとも夫に経済的依存をしていたら離婚できないから専業主婦にはならない。4組に一組が離婚する時代です。精神疾患になぜ女性がり患しやすいかといえば職場・家庭で忙しすぎることに起因しているそうです。少子化に歯止めがかからない。困った時代が来ています。

菊花

漢方薬で菊の花は重要です。日本のせんじ薬では黄色のキクの花が用いられます。釣藤散に医療用では菊の花が入っています。菊の花は甘い苦いそして微寒です。菊とクコは対薬で明目作用をパワーアップします。秋はキク科の花粉症の季節です。しかし今採血で調べると皆さんキク科のアレルギーでなくハウスダストアレルギーです。生薬の菊花には3つのものがある。よういんへいかんつまり養う力が強い白菊花、解毒作用が強い野菊花、ちょうど中間の抗菊花があります。抗菊花は黄色の花です。白菊花は甘みが強い。そして肝腎の陰虚を補います。養う薬とは滋陰養肝つまりは肝腎陰虚を養陰します。日本へ主に輸入されるのは抗菊花です。清肝明目祛風の働き中心です。一昨日は法事で菊の花がいっぱいです。白い菊の花がきれいです。白い菊は養う力が強い。

今日も明日も漢方尽くし

今日はキャッスルホテルで九州大学の貝沼茂三郎先生の姫路漢方セミナーへ参加しました。麻生セメント飯塚病院におられた先生だそうです。非常に講演がお上手で少しお話のペースが速く感じました。日本漢方古方派のお話ですので逆に新鮮でした。明日は名古屋の安保ホールで仙頭節を聞きます。毎日漢方とアレルギーそして眼科と少しの生活習慣病の患者さんの診療をしています。貝沼先生は建中湯類のお話をされました、私もお子さんを中心に建中湯を多く使います。大建中湯は一日15グラムですが一回5グラム服用されることを進めておられました。便秘に大建中湯は当たり前ですが下痢でも大建中湯はかなり効くようです。しかし、私は柴胡桂枝乾姜湯はよくわからない、人参も黄耆入っていないのになぜ虚証の薬といえるのでしょう。腎臓病に補中益気湯加大黄がすごく効いた症例を提示されました。確かに黄耆と大黄がエキス製剤では腎臓のクレアチニンの値を改善させるカギです。ああ疲れました、明日は名古屋日帰りです。

コタロー漢方製薬の暖簾

漢方をよりよくより多くの人へという暖簾を関西系統中医学講座でもらわれた方も多いと思います。消防が査察に来られてコタロー漢方製薬の漢方薬をよりよくより多くの人へという緑ののれんにはPマークがついていませんねと注意されました、私の机の前の黄色のカーテンはPマークがついています。Pマークとは不燃材を使ってあり消防署は不特定多数が出入りするところにはPマークを要求します。以前入院がある病院で消防の査察に立ち会った時もレースのカーテンにPマークがついていなかった、おそらくPマークが外れたんでしょう。ということで消防査察に立ち会った私はレースのカーテンを外しました。今回もコタロー漢方製薬の暖簾は外すことにします。10年後コタロー漢方製薬70周年記念にはPマークの素材で消防が認めてくれる素材でもう一度暖簾を作っていただきたい。せっかくいただいた漢方薬ののれんも今日でさらばです、仕方がない。今週日曜日は名古屋でコタロー漢方製薬の講演会があります、交通費2万円は痛いが勉強に行きます。