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兵庫漢方医学談話会

今日は兵庫漢方談話会へ朝から行きました。講師は姫路にも大昔にお越しいただいた峯尚志先生です。一味の生薬から治療を考えるというタイトルでした。一味とは黄耆のお話です。最近峯先生は講演されることは全くないと聞いていました。メーカーの講演会としては珍しく黄耆という生薬一味のお話です。一つの生薬について2時間の講演は珍しい。黄耆はサプリメントにもなっているとのお話でした。効果として補昇散行固があるそうです。補気薬には四君子湯、建中湯に分けられる。建中湯とは桂枝湯の加減です。桂枝湯のシャクヤクを2倍、膠飴を加えています。建中湯は腸管粘膜を潤し傷ついた粘膜を修復すると考えるそうです。私は挙手して2つ質問をさせていただきました。一つは答え保留となりました。もう一つは肝気虚の症状です。肝気虚は普通の日本漢方では存在しないとされていますが中医学では取り上げられます。朝起きれないことが肝気虚だそうです。朝起きて食べれないのは脾気虚だそうです。私の質問を済ますと新神戸12時29分発ののぞみで広島へ向かいました。今週後半はパシフィコ横浜でアルギーの特訓です。