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子宮力と卵巣力

邱紅梅先生はわかりやすくするために子宮力と卵巣力というのがあるそうです。卵巣力は子宮力は着床力のことだそうです。黄体ホルモンは体温を上げるホルモン卵胞ホルモンは体温を下げるホルモン。黄体期に黄体ホルモンが体温の高温期を持続を維持し卵胞ホルモンが排卵期に低体温を誘発する。最近婦人科のお話が多いようですねと患者さんから言われます。これは漢方薬が有効な領域が皮膚科や婦人科何度と思います。眼科では20万円ぐらいする白内障手術や抗VEGF抗体の硝子体注射が行われています。20万円で一回で治る白内障手術は今なお進化している.しかし抗VEGF抗体は何度すれば終わるかわからない為に眼科の医療費を圧迫する治療となっています。眼科には眼科の医療費の総枠というものが設けられているそうです。MABが付く治療は効果がとても高いが医療費も圧迫する。IL-5抗体の抗体治療MePOLIZMAB商品名ヌーカラも一度死んだがよみがえった治療です。婦人科の不妊治療を衆議院選挙で公約にする政党はない。待ったなしといわれる我が国の少子化対策、教育費無料の前に女性の生涯出産率を上げるにはどうしたらよいかこれに焦点を当てる政党がないのは庶民の思いを理解する政治家が少ないからだと思う。日本維新の会も橋下市長の尽力で大阪では妊婦健診を手厚くしたみたいですが国政では今一つ。安倍首相がんれーではなく漢方薬がんばれー。このままだと皆保険は崩壊します。

副作用を知らずして漢方薬を処方するなかれ

副作用を知らずして漢方を使用するなかれ語るなかれ飲むなかれ。私のところでも女性を中心に多くの漢方薬を飲みたい患者さんが劇的に増えている。副作用を知らずして漢方薬を処方するなかれ言う文言で始まるのが「漢方薬副作用百科」は丸善から出ている漢方副作用百科は4400円の書籍です。漢方副作用百科は安く提供するためか写真がない。しかし、類書がない素晴らしいものです。漢方薬で肝機能障害がどのくらい起こるかということに関心を持ちました。マスコミでは青汁で肝障害と載っていました。漢方薬や健康食品でどれくらい副作用が出るかわかりません。漢方やサプリメントでどれくらい肝障害が起こっているのでしょう。サプリメントは高濃度である成分を服用します。私は好きではないし危険と思います。患者さんが今の時代ほど漢方薬を簡単に服用できた時代はない。1990年代になり小柴胡湯で肝障害・間質性肺炎いろいろ起こりました。漢方薬副作用百科を読み副作用が起こればすぐ発見するためにも漢方薬を処方するとき副作用についてもお話するように心がけないといけない。できれば漢方薬を長期処方はしたくない。

補腎に紅参末

漢方薬を保険の範囲で処方して困るのは腎虚の薬がないことです。八味丸、六味丸そして牛車腎気丸、附子まつしか漢方エキス製剤を保険の範囲で使うではありません。今日は昼から東京の邱先生の不妊治療のお話の中で補腎には紅参まつを用いることを教えていただきました。兵庫県医師会館で行われた日本東洋医学会兵庫県部会の最初の講演で西本隆先生から紅参まつは朝まとめて、黄連解毒湯カプセルは夜まとめて服用することを教えていただきました。冷え性に紅参まつは使っても不妊治療の補腎薬の代わりに紅参まつを使うことは大発見です。補気して元気を出す紅参は朝にまとめて服用すればよいんですね。そして清熱解毒の黄連解毒湯カプセルは眠前服用ですね。兵庫県では漢方エキス製剤は15グラムといわれて久しい。以前、基礎体温をあげたいという女性が来られました、黄耆をたくさん入れて体温を上げる処方にしました。どうしても28日分くれ近隣都市の医療機関では60日くれたと粘られた。漢方薬によるアレルギー性の肝臓障害は一万枚の処方箋で1枚くらいあるそうです。やはり最初は少ない処方で間質性肺炎、肝障害、過敏性膀胱炎をチェックしないといけないようです。

漢方薬の質問

漢方薬について講演会での質問をするにはベテランになりすぎたといわれる。あるいは流派が違う。漢方薬にはいろいろ流派が存在するから考え方が異なる。抑肝散と抑肝散陳皮半夏の使い分けについていろいろな漢方医にご質問させていただきましたが一番理にかなっていると思ったのは系統中医学講座でお世話になっている先生のお答えでした。陳皮半夏について先生はこう考えるといいと思いますよといわれました。気を下向きに卸す。陳皮半夏にはいろいろなベクトルがあると思います。わたしは乾かすということを中心に考えていました。いろいろなえらい方が加法について述べておられます。某先生の講演の中で抑肝散に陳皮半夏を加方したのは北山友松子ということが繰り返し登場します。遊女と外国人医師との間に生まれたそして大阪の夕陽丘の駅のあたりで江戸時代に開業されていたそうです。六君子湯は二陳湯と四君子湯からなる方剤と考えるのがよいとされます。四君子湯で補気、二陳湯で理気です。四君子湯と陳皮・半夏と考えるよりもよいと一般的には言われています。医効く勉強してもきりがない。今日は付近はお祭りです。国道二号線よりも北はお祭りです。ダスキンさんのワックスがけです、時間がかかりますがきれいになります。

体温を上げたい

数カ月前のことですが体温を上げたいという40歳過ぎの女性がお越しになった。あとから考えるいろいろな体温がある。当然ながらその一回きりでした。初回にたくさんお薬くださいという方が2回目の受診をなさる可能性は極めて低い。しかし仏の顔も三度までいう言葉もある。仏の顔も3度までといっても漢方薬は2回目の受診で何か良い結果が出ないと次はない。体温を上げたいという主訴をどうとらえるか。高温期がずっと高温期であることをご希望なさったのかそれとも基礎体温は関係ないのか?間接的に妊娠を指した言葉なのか否か。ご本人に尋ねてみないとわからない。ご本人が放った主訴は消える魔球かそれともストレートか。私のところにお越しの方は本当にいろいろなのです。ついでにこれもということも少なくない、しかしついではない方もいる。体温を上げる素体は衛気虚それとも中気下陥?とにかく初回から長期でのご処方は漢方薬には間質性肺炎、膀胱炎、アレルギー性の肝障害が起こる其れも誰に起こるかわからないという怖さを持って処方している医師の立場が全く分からない方で漢方薬を服用するには向いていないということになる。恐るべしアレルギー性肝障害は私の知らないところで起こっている。

不妊の漢方治療

北京中医学大学で婦人科を専攻しておられた邱紅梅先生の不妊の漢方治療というタイトルの講演を聞くことができました。不妊の漢方治療の三回シリーズ第一回を聞くため日本東洋医学会兵庫県部会が行われた神戸の三ノ宮から新神戸から岡山へと今日はお昼にのぞみに飛び乗り行って来ました。邱先生の著書を二冊持っているが広い書斎のどこにあるかわからないままです。次回は来年だそうです、わくわくします。中国の婦人科で気を巡らせる薬は日本の医療用エキス製剤では香蘇散と四逆散だそうです、中国の婦人科では柴胡疎肝散だそうです。散がつく方剤は揮発成分が飛ぶから熱を加えてはいけないそうです。日本のエキスでは九味檳榔湯や女神散もおすすめだそうです。朝の講演で女神散は良いが黄金が入っており副作用に注意と聞いたところです。活血薬は芎帰調血飲第一加減が良いそうです。保険適応がないが不妊治療の中では毎月7000円ぐらい安いと患者さんがおっしゃるそうです。中国も一人っ子政策が昨年10月から解除され二人目の子供を授かる実績がある日本で実績がある邱先生が3病院の医師相手に講演をされたそうです。また聞きたい講演でした。

舌をみる

見る診療を視診といいます。舌をみることを舌診と東洋医学では言います。下の表が赤いか白っぽいかそして青いか紫色か。そして舌の上には白い苔がついているか黄色い苔かその黄色はたばこやコーヒーの染苔か舌質が大きいか小さいか歯痕があるか。剥苔があればどこがはがれているか。地図状舌は地図のように苔がはがれています、これは気陰両虚に見られます。舌の前方は体の上部舌根は体の下方つまり腎とか下半身に当たります、最近味覚異常や低亜鉛血症に関心を持っています。漢方診療では基本となる脈診と舌診。地図状舌にもいろいろな部位で剥苔があります。亜鉛が低いとノベルジンしかないと思います。ただしお金のことを言われると保険適応外の胃薬プロマックになります。味覚異常症って考えられない世界です。舌をひっくり返てして裏側を見ると舌下静脈が2本見えます。お血では怒張蛇行がみられます。先日舌下静脈が3ぼんある方を見かけました。お血の方は細絡が体にいろいろなところに見られます。最近プラセンタの注射が非常に人気です。40歳から60歳ぐらいまで保険適応があります。美容目的は自費です。保険適応は更年期障害です。

漢方外来の患者さんは

漢方診療の患者さんお越しになっていると機嫌が良い。男の患者さんの方に

味覚異常症

大学で味覚外来を担当する医師も漢方薬をご処方なさる時代だそうです。わたしも頑張って味覚異常の西洋医学を学ぼうと思います。透析患者さんの67パーセントで味覚異常症は起こるそうです。透析患者さんや炎症性腸疾患の患者さんには吸収障害という共通点があるそうです。味覚異常症は意外と多い。特に肝臓が悪かったり腎臓が悪かったり内臓からくるものも多いそうです。味覚異常症に適応がある漢方薬はありません。ノベルジンも味覚異常症ではなく亜鉛欠乏症が保険診療上の病名です。亜鉛欠乏症はマスターコード上の病名です。低亜鉛血症はノベル人を使うため適応病名です。プロマックには亜鉛を増やす働きがあるそうです。ノベル人の副作用にはHDLの低下、血液中のアミラーゼやリパーゼの上昇、便秘や腹痛などがあげられます。味覚異常症の原因分類では亜鉛欠乏性、薬剤性、感冒性、鉄欠乏性、医原性、薬剤性、神経障害性亜鉛キレート障害による亜鉛排泄促進作用などいろいろな原因があります。低亜鉛血症なら牡蛎食べることが有名ですがを一年中安定供給されるものではありません。ましてや野菜を栽培する土壌にミネラルが80パーセント減っているという報告もあるそうです。私が訪問診療でお伺いする患者さんは亜鉛が40しかありませんでした。NASHからの肝硬変だそうです。多剤処方なのでノベルジンはご提案できておりません。

味覚異常症の治療

亜鉛が欠乏して味覚異常が発症する。味覚外来では亜鉛鉄銅を採決して調べるそうです。低亜鉛血症の薬ノベルジンを処方しても症状改善にはタイムラグがある。漢方薬は大学病院の医師の話では風邪の後は小柴胡湯、老人なら八味地黄丸、更年期なら加味逍遥散、気血両虚なら十全大補湯など使うらしい。それで当たればよいがそう簡単ではないと思う。あとはリフレックスもよいそうです。私は最近ひと月で体重が10キロ増えた患者さんを経験したのでリフレックスは?ロフラゼプ酸エチルつまりメイラックスも味覚異常に使うことがあるそうです。筋しかん作用、鎮静作用、催眠作用、意識水準低下などの作用が少ないのに不安をとるのに特に有効とのことでした。D2受容体に働くスルピリドも使うそうです。更年期にはうつ病が多い。精神科の薬か漢方薬かと言われたらほとんどの患者さんが漢方薬で治療したいということ間違いなしです。薬の副作用や歯科治療の後遺症で少ないながら味覚異常症になるそうです。日本は国民皆保険で医療費が安いのに慣れているからこのようなことも起こるのでしょう。