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補腎に紅参末

漢方薬を保険の範囲で処方して困るのは腎虚の薬がないことです。八味丸、六味丸そして牛車腎気丸、附子まつしか漢方エキス製剤を保険の範囲で使うではありません。今日は昼から東京の邱先生の不妊治療のお話の中で補腎には紅参まつを用いることを教えていただきました。兵庫県医師会館で行われた日本東洋医学会兵庫県部会の最初の講演で西本隆先生から紅参まつは朝まとめて、黄連解毒湯カプセルは夜まとめて服用することを教えていただきました。冷え性に紅参まつは使っても不妊治療の補腎薬の代わりに紅参まつを使うことは大発見です。補気して元気を出す紅参は朝にまとめて服用すればよいんですね。そして清熱解毒の黄連解毒湯カプセルは眠前服用ですね。兵庫県では漢方エキス製剤は15グラムといわれて久しい。以前、基礎体温をあげたいという女性が来られました、黄耆をたくさん入れて体温を上げる処方にしました。どうしても28日分くれ近隣都市の医療機関では60日くれたと粘られた。漢方薬によるアレルギー性の肝臓障害は一万枚の処方箋で1枚くらいあるそうです。やはり最初は少ない処方で間質性肺炎、肝障害、過敏性膀胱炎をチェックしないといけないようです。