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こどものインフルエンザ

ノロウイルス感染症からインフルエンザウイルス感染症にシフトしているようです。子供にインフルエンザが昨シーズンつまり2011から2012年になぜ流行したか?2011から2012年のシーズンはAソ連株が消えA香港株が流行したことに尽きる。さらにそのあとB型が流行った。昔の新型つまりソ連型にタミフルが耐性を示したのは子供です。インフルエンザのキットが陽性になるかどうかははインフルエンザのウイルス量に大いに関係する。したがって早期に重症化することはあるのです。ノイラミニダーゼ阻害薬は4種類に増えた。しかし、一回吸入のイナビルばかり使うのは危険である。一回しか吸入するチャンスはないからである。上手くすえなかったら?イナビルは機関や肺に長時間貯留するのでうまく吸入できれば大変有効です。吸入薬は4歳以下では確実に吸入することが大変重要です。ノイラミニダーゼ阻害薬はA型には有用だがB型には効果は劣ります。一方タミフルは10代は異常言動の問題で使用不可である。ラピアクタは陰圧の部屋であればよいが点滴には15分かける必要がある。その間ウイルスが巻き散らかされる可能性がある。一般の患者さんに移る、あるいは院内感染を起こす可能性は否定できません。吸入回数が一回という言うのは失敗するとゼロ回と同じです。リレンザのように十回あるのと全くことなります。

東西の違い

臨時列車が中学受験生のために1月6日にわざわざでるそうですね。中学受験に臨時列車なんて時代の変化です。姫路への帰りは熊山駅発になっていますから!。朝は6両編成、午後は4両編成。専願217、非専願700人と保護者の方を合わせるとそんなもんでしょうか。私の時代にはなかった中学校です。伊勢志摩と奈良への修学旅行は国鉄でした、東京と伊豆箱根方面も新幹線とバスでした。考えてみれば大学受験も関西から始まり関東方面に移動します。インフルエンザの予防接種は関東では11月にはうち終わっているようです。関東の方が12月中二は流行入りしており正しい選択です。同じ日本でもずいぶん異なります。先日面白いことを聞きました。便秘薬の酸化マグネシウムは関西では「カマグ」と呼び関東では「カマ」と呼ぶそうです。いまは錠剤ができてマグミットという商品名で呼ぶ人もいます。時代と地域で異なります。うちのこはいよいよ第一志望、第二志望、第三志望もだめなら午後受験あるいは後期で高校三年生が校舎から飛び降り自殺して人気が下降した中学校を勧められました。「天命を尽くして人事をまて」というけれど一年間学校に行けただけもよくがんばった。人事は尽くしてはいないかもしれない。もっと頑張れたかもしれない。論説文は得意だが物語文は苦手。物語文を他人がもっと読み何を考えているか考えてほしい。それで行くところが無かったら関東の学校を受験することです。人間的に関東へ行くのはまだ無理です。

他人の子を叱る

私は自分の寺の横の墓地で遊んでいて小学生のち一度だけ叱られた。当時のことなので危険だ「墓石が倒れてけがしたらお父さん喜んでか」と言われた。ベネッセの調査では約一割の親は自分の子供が怒られることに絶対的険悪感を持っているらしい。許せる親は3割にすぎません。東京都の調査では500人にアンケートを取り8割が自分の子も他人の子もきちんと叱ると答えたそうだが本当だろうか?私は診療時成人の患者さんが多いせいか普通の眼科ではないため悩みを持って診察にお越しの方が多いためかはっきり注意することにしている。当然子供患者数は少ない。眼科では感染リスクを考えプレイルームは設置しない。「勇気を出して他人の子供を叱れますか」如何でしょうか?医療系サイトでも眼科で診察をうける患児以外をどう扱うかという問題提起されたことがあった。診察をうける子供だけを診察しに入れるという意見が多かったように記憶している。眼科には高額医療機器が多い。多くの職員がいれば患児を観る余裕ができるが。眼科のこと以外でも、予防接種でも同じようなことがあるのです。3歳の子を一人椅子に座らせる保護者の方がいらっしゃいます。無理無理絶対に無理です。どんな賢いお子さんでも。ましてや接種直後に失神を起こしたりしたら大変です。背もたれのある椅子といえども何のツッパリにもなりません。「核家族化」「移動社会」の影響で他人の子を叱るのは勇気がいる。要するによその子はほっとくのが一番なんでしょうね。しかし、インフルエンザの予防接種には兄弟で来る。ご両親でお越しになるご家庭がある。大変助かる。予防接種が痛いかどうかに一番影響するのはおこさんを固定する方法と力です。うごかなかたったら痛みは確実に軽減する。世のお父さん方「イクメン」にご協力ください。私は西川病院があったころ当直時には子供をベッドに寝かせ私は床に寝ていました。もっとちいさいころはベビーカーを診察室の前においていました。普通の病院では無理です。糖尿病の患者さんんばかりだったのでつまり感染症の方が少ない環境のなかで可能なことでした。

お受験

お受験まで21日となりました。本人の顔つきが変わってきてます。緊張感いっぱいで笑うこともなく宿題して寝るだけが楽しみのようです。風呂に入るとだるくなってしまうらしい。きょうも朝9時に入室し終わるのは19時50分らしい。明日は9時から16時20分までらしい。元旦は休みだが宿題が出るようです。更に小学校からの宿題も待ってます。長いなあ。今日病センターが9時から18時だから比較しても長い。2学期になり成績が落ちた。疲れがでて21時や22時に寝ていてはねー。しかし、怒っても仕方ない。学校の宿題出来たら「さあ寝よう」というと「寝ようか」と一緒にベッドについてくる。今の中学一年生から高校進学時は姫路・福崎学区はより広域の第五学区となり厳しくなるそうだ。Tに付属中学ができるのは小学5年生からだからまにあわない、志望校に落ちたら遠くで通える範囲なら進学させようというのが今の6年生保護者の標準的考えらしい。しかし、先生方も大変です。県外への転勤があるし、先生の頭の中には生徒一人一人の成績が頭にインプットされている。、さらには毎年、元旦だけ休日で1月4日には市民会館へ行かないといけないし、1月6日は岡山まで行って激励しそのあと統一試験日には各校へ分散して午前と午後に激励質疑の日に発表があれば不合格児童の後期試験出願や過去問を23日か24日まで指導しないといけない。先生はさらにそのあと転勤で何処の教室に配属かわからないそうです。児童も先生も大変なあと3週間です。健康第一です。インフルエンザの流行が1月19日以降になることを受験者全員の合格とともに祈っています。

労働衛生コンサルタントの口述試験と病院

労働衛生コンサルタン試験の口述試験は毎年年明けに行われます。病院の有害業務につて聞かれた方がいます。内視鏡の消毒薬グルタールアルデヒド、それから検体のホルムアルデヒド、それから血圧計の水銀、それから滅菌のエチレンオキシド、それからという風にどんどん質問がきます。行政官から一人、大学教授一人など計三人の権威から質問を浴びせられます。コンサルタントですから合格すれば一人前とみなされます。私が通ったころはちょうど県立A病院で労災認定型しかなされた時期でした。過酢酸を代替え物質として使いなさいという時代でした。ホルムアルデヒドつまりホルマリンはシックハウス症候群の原因として有名です。人体解剖をしたり、内視鏡で組織を採取するとホルマリンに付けて保存します。今は肘で測る血圧計が病院でも主流となっています。水銀が飛び散ったら大変ですから当たり前の流れといえます。滅菌の機会はEOGつまりエチレンオキシドが作業環境測定の対象となりほとんどオートクレーブにきりかわっている。特定化学物質取扱主任者を私が取得したのも当時の西川病院にオートクレーブが使われていたからです。特定化学物質には発がんリスクがあるとされるがよくわからないのがエチレンオキシドでした。「病院の産業医」の経験ありと答えられたら参考になるかもしれません。時代が古いかもしれません。

インターネット講演会

最近インターネット講演会が急速に増えてきました。先月など眼科だけで2つ重なりました。「眼科と統計」、「こんなドライアイ、こんな症例」のふたつです。統計学も勉強していかないと医師としてついていけない時代になっているようです。しかし、5年目の医師対象となっていましたがみんなついていけないようでした。「こんなドライアイ、こんな症例」はよくまとまっていました。ドライアイは炎症であるという立場から日本とアメリカの考え方の違いを考察していました。メーカーのホームページに個人情報を登録という形で売るかわりに専門に関係なく自宅で診療終了後勉強が無料でできる。姫路の駅前へ行くのも自分で運転できればよいがペーパードライバーには大変です。うつ病や糖尿病も職場や自宅でインターネットを介して学ぶ時代が来ています。緑内障薬で世界的に有名な某社の眼科チームなど韓国ではMRさんが7人しかいない時代です。何でもIT時代です。ついていけません。

三千仏礼拝行

三千仏礼拝行は在家の方には全く馴染みがないものと思っていましたが今は一般の方にも参加していただく時代なんですね。三千仏礼拝行は五体投地といい、立ったり座ったりを繰り返します。大変きつい修行です。わたくしは平成3年に研修医が終わり当時の神戸市立中央市民病院で研修医が終わった時期、比叡山の横川にある行院で三千仏礼拝行を行いました。投地ですから膝から倒れていきます。倒れ込む方が楽ですのでみんな修行中で疲れているので膝を痛めて修行を困難にすることもあります。当時まだ30歳くらいでしたがわたくしも普段は運動などしない生活でしたので顔色が青いと先生に心配されました。先生は今は比叡山延暦寺で大変えらい方になられています。厳しい中での優しさがありました。午前と午後500仏の名前を唱えながら立ったり座ったり繰り返していました。そのあと筋肉痛がひどかったのは言うまでもありません。姫路西高の校訓である質実剛健と比叡山延暦寺での修行たいへん似ています。人間外観で判断してはいけません、市内で老人施設を経営されている方がおっしゃっておりました。苦しいときは比叡山の横川での修行を思い出しています。うちの子も修行できたらよいのになあ、もっと強い人格形成ができるのにと思います。

注目の東洋大付属姫路中学校

東洋大付属姫路中学校の注目度が高い様です。冬号のNキュ―ブの最後のページに東洋大付属姫路中学校の記事が掲載されていました。さらには進学レーダーの12月15日発売予定号には東洋大付属姫路中学校が特集されるようです。最初はそれほど難しく話でしょうというのが進学塾の先生のお話です。S学園も10年でぐーと伸びているようです。東洋大付属姫路中学校も進学実績次第では大きく伸びる要素があるようです。姫路で初めてとなる私立共学中学校です。東洋大付属姫路中学校につきましてはこのブログでも多くの検索があります。今の小学5年生から入学できます。しかし、どこも私立中学校は新しい校舎になっています。姫路は勉強するという目的以外で私立中学校を目指す人が多い土地柄です。

今どきの小学生はすごい

近畿統一試験まであと40日です。寒くなり、西川クリニックの近くに夜集合していた少年の姿が見えなくなりました。最近物騒なので姫路駅前まで子供を迎えに行き、ついでにといってはなんですが姿を見ると自宅が近いお子さんとタクシーに相乗りすることもあります。世の中、景気が寒くなると物騒になります。そのタクシーの中で聞いた話では卒論がある公立小学校があるそうです。しかもワードで「卒論を作成する」そうです。いまどきの小学生はすごい。西川クリニックの校区も姫路では一番早くパソコン教育が実施された小学校だそうです。どこに卒論を書く小学校があるのだろうか?しかもワードで?ひょっとして?どうも教育大学付属小学校のようです。なるほど姫路から現役の教員の方が大学院へ行かれる学校だなと思いました。K大に教育学部がなくなったと聞きびっくりしたのも今は昔。!塾への往来もタクシーだそうです。遠いと毎回迎えにはいけませんね。ああ大変。

逃げるが勝ち

中学受験の最終面談が行われました。それも夜8時からです。良い話は少なかったので今日は疲れています。姫路の場合は誰の意志かはわかりませんが[地域の中学校]へ行かないための中学受験が多いそうです。公立中学校か私学中学校かという選択は「勉強するため」ではないそうです。つまり「逃げるが勝ち」です。そして男子か女子かで大きく変わるそうです。定員のなかで男女比率が定められているところもあります。自宅から通える学校が限られていますから。受験する学校の中で実際通学する学校を受験し全滅するかもしれません。正確に述べると本人が行きたい学校は全滅かもしれません。子供には携帯電話を持たせていません。携帯電話を持たせないことが志望校にとおったとき必要になります。携帯禁止の学校があります。噂では学区再編で高校受験はさらに厳しくなるともいわれています。新たに開校予定の共学中学校は意外と人気が出る?と思いませんか。本人の意思を尊重したいです。「合格」がでなかったら本人には公立を勧めています。岡山でスタートした公立中高一貫教育すごい人気らしいですね。憂鬱なひと月です。全滅が怖いです。