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洗眼は有効かまた安全か

洗眼は良いのですか悪いのですか。患者さんから花粉症の時期に質問を受ける。プールを出た後水道水で目を洗うことには否定的である。浸透圧が違うさらには塩素を含有している。アレルギー性結膜疾患ガイドラインに20年近く前に洗眼の容器つまりカップが不潔、防腐剤が良くないなどとの記載があった。そこでわたくしたち眼科医は洗眼に対して否定的になった。今は塩化ベンザルコニウムは2002年ぐらいから配合されていない。姫路市医師会で年に1度の抄読会は今年は日本人が書いた英文を和訳している。小林製薬のアイボンは瞼も洗うことを前提になさっているようです。参天製薬のウエルウオッシュアイは眼球だけを洗うように設計してある。他にロート製薬もOTCでの洗眼液を販売しているようだ。妊婦さんには洗眼は安心・安全なような気がする理想はムチンが洗い流されない成分や設計になると素晴しい。洗眼は日本が世界に発信しているようです。論文の中に記載があったのは花粉皮膚炎にはアイボンのようなまぶたを洗うのが良いと書いてありました。小林製薬はユニークです。

2週間続けて終活のお話でした

開業医には終活というのが必要です。2つの講演会で続けて税理士さんに終活のお話を聞きました、年間売り上保険診療で売り上げ1億円さらには2億円稼ぐ医師は医療法人社団を作る、姫路には医療法人財団は2つしかない。さもなくば措置法26条で保険診療5000万円自費を込みで7000万円以下で働くどちらかである、医療法人を作るということは地域に安定した医療を提供するその代り破格に安いさらには年収2億円の勝ち組でも一定の税率で済む。おまけに法人税は下がる方向にある。つまり医療法人を作ると累進課税はかからないから内部留保が増えるそのお金で生命保険に加入する、終活で退職金として生命保険のお金をいただく。老後も医療法人の方は余裕である。ただし相続は?非医師と継承者でどのように遺産分割するか。ただしデメリットは65歳からいただける厚生年金は所得制限で稼いでいる間は支給を受けられないらしい。さらには医療法人は簡単には解散できないから後継者に継承してもらう。税理士さん曰く医療法人には悩みがないようだ。世間では老後の2000万円のお話で消費税増税の駆け込みがない、冷え切っている。医療法人の医師以外の開業医は細々と頑張るしかない。