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舌下免疫療法の講演を聞きました

第4回総合アレルギ講習会のランチョンセミナーはいつものように舌下免疫療法の講演を拝聴しました、多い時は日本全体の2パーセントを一人でなさった第一人者のお話でした。2年でわずか7パーセントの脱落率という素晴らしい成績を残されているようでした。来年の春からシダキュアが使えるようになるかもしれない。しかし薬価収載後1年は2週の処方制限がある。舌下免疫療法気を付けるべき薬はステロイドの内服薬だそうです。点眼や点鼻は併用は問題ないそうです。異なる2つの抗原つまりダニと杉は同時に行うのは慎重にあるべきだが講師は今年から同時を開始し40例以上同時で行われているそうです。またダニの免疫療法は1週間は3300JAU2週目は3300×2つまり6600JAU、そして3週から10000JAUになさっているそうです。今まではいろいろ質問があったが普及したのか質疑応答はなかった。今年も2週間ないが新規の舌下免疫療法を開始するなら今です、次はスギ花粉の飛散が終わるまで開始できません。

UNMET MEDICAL USE

UNMET MEDICAL USEは最近しばしばお目にかかる用語です。MEET MET METのMETに否定する接頭語がついています。いまだ有効な治療法が見いだされない疾患や医療のニーズとアンメットメデカルユーズは訳すそうです。昨日まで横浜の総合アレルギー講習会で実習ばかり受けていたので疲れていますが今日も姫路駅南の郵便局のビルで30分集中して勉強させていただきました。アルツハイマー病は慢性病です。アミロイドベータたんぱくの蓄積はは20年前から始まるものです。発症したら薬を飲んでも遅いのが認知症です。脳の老化と神経の老化は異なります。48歳から67歳の高血圧は20年後の認知機能を予見するそうです。つまり収縮期の血圧の治療が大切だそうです。アルツハイマー病と脳血管性認知症は鑑別が難しいそうです。OVERLAPするところが多いそうです。AⅡは記憶や学習に関係する、ARBを用いたらBBBの破綻を改善する。AT2ノックアウトマウスでは脳症や認知症が増えたそこでAT2レセプターを直接刺激すると血管性認知症が減少したそうです。RAS系を調節しVRFを調節すると炎症や酸化ストレスを抑制できる可能性が視されている。認知症ワクチンは有力視されたがアミロイドベータを標的にしていたがすべてダメと分かったようです。ARBで血圧コントロールすることに期待するしかないよです。