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舌下免疫療法の実習

スキンケアの実習が終わり、廊下に出ると舌下免疫療法の実習があるというのでキャンセル待ちをかけました。入室してしばらくするとプリックテストの同意書を回収された。アレルギー専門医の集う会とあってアレグラとオイラックスそしてエピペンが用意された。調子が悪くなったら皆さん医師なんだから早くおっしゃってください。キャンセル待ちの8番だったが回ってきた机に座ってよいとのことです。耳鼻科の医師が初回の説明をデモンストレイションなさった。そして質問タイム。初心者からたくさん経験を持つ医師まで多くの質問があった。そしてプリックテストを隣の席に座っているいる人と一緒に行いました。昨年登場した鳥居の陽性コントロール、大塚生食の陰性コントロールそして自部が検査したいん鳥居のエキス。判定は15分後です。さすがに陽性コントロールはかゆくなりました。1ッ本100円もするBIFURCATION、中には23Gの針で行うところもあるそうです。お隣の男性医師はかゆみが強くアレグラを服用されていました。舌下免疫療法と言いながらPRICKができてよかった。

アトピー性皮膚炎

漢方薬のご縁でアトピー性皮膚炎を見る機会が多い。本来は診断がついたアトピー性皮膚炎をどう診るかが主です。漢方薬でよくなるかというと?だと思います。標準治療はステロイド外用薬。良く効くとか言って患者さんがお持ちになる。困るのは本当は似ているがアトピー性皮しんではない場合です。以前のアレルギー専門医講習会は片岡葉子先生のお話はとても明快でした。はじめは酒さ様皮膚炎の話でした。小さな丘疹が目の下から鼻唇溝へ続くことだそうです。疥癬のこともある。家族ないでうつるから大変です。A群溶連菌の感染は糸球体腎炎にも至りますから鑑別が重要です。アトピー性皮膚炎ではヒルドイドが良く使われます。ヒルドイドローションは後発品には変えないほうが良い薬の一つです。保湿目的ではヒルドイドソフト軟膏もある。ヒルドイドクリームはまた違う。ビーソフテンスプレーは先発にはない剤型です。この領域の話は複雑です。患者さんの使用感が一番です。国立成育医療センターのRCTの研究で新生児の保湿剤使用がアトピー性皮膚炎の発症を半分に貼らしたそうです。ヒルドイドは、ヘパリン類似物質は大切です。

アレルギー科

日本は自由標ぼう制度です。アレルギー科にアレルギー専門医はいないという記事が出ていた。アレルギー科はだれでも医師免許があれば標ぼうできる。姫路以外では小児科に小児科専門医がいない。そもそもアレルギー学会専門医がいるのかどうか日本では疑問視されている、アレルギー医会もない。電話で肺機能検査が今からできるかと問いあわせがあった。機械がないしどこにでもあるものでもないがアレルギー科へ行けばあると聞いたものでと言われました。日本ではまだまだアレルギー科は広まっていない。周知不足です。そんな状態を打破しようとおこなわれるのが12月17日~12月18日の第3回アレルギー総合講習会です。アレルギー学会でなくて講習会です。喘息おなじなら人と子供を同じセッションで講演するなど学会とは違いTOTA LALLERGIST育成に向けたカリキュラムです。皮膚テストや呼吸機能検査の実習もありとても充実していました。アメリカのような教育で一人のアレルギーをすべて見る医師の誕生が待たれます。