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規制改革会議

規制改革会議をご存知でしょうか?○○会議が多すぎてさっぱりわかりません。規制改革会議ではビタミン剤とうがい薬について縛りを設けたことがどう効果を発揮しているか2015年中に結果を出すようです、2016年の診療報酬改定にいかしたい模様です。内閣府の経済財政諮問会議、財政制度等審議会財政制度等分科会では漢方薬の保険外しの動きがあるそうです。社会福祉保障費削減が課題です。眼科医療費の5パーセントを占める抗VEGF抗体や新しいC型肝炎の薬さらには抗がん剤の薬価を少し下げたら十分に漢方薬は保険で処方できる。新薬はTPPでも発展途上国のために特許を早く切れるようにしてほしいと要望が出ています。漢方薬は良い味を発揮している。経済諮問財政会議では2020年に後発品80パーセントを目指している。しかし、姫路だけではなく芦屋でも無料化が実施されました。無料化をする条件としてお薬は後発品を選ぶことを義務付ければよいではないかと愚考します。生活保護やなんでも無料で福祉医療の保険証使って医療を受ける方には後発医薬品しか出せないようにしてどうでしょう。漢方薬の財源なんてすぐできるような気がします。30年後は大きく人口激減するんですからみなさん少しずつ辛抱がいる。65歳以上が25パーセント以上、85歳以上が1000万人、30年後にはみんながシルバー世代です。高齢者の年金で若い人の生活を養う発想はやめてほしい。受験生の皆さんにはシルバーウイークは迷惑でしょうか。予備校時代は秋風が吹くと寒い思いがしました。子供が中学受験の塾にトイレを借りに行ったら宿題してこなかったお子さんの氏名が貼ってあったといってました。夢前町の学校へ行くと少子化でお子さんがいません。先行き真っ暗、本当の少子化対策とは何か、出産に対する援助だと思います。市長も4年たったら引退県知事も4年たったら引退。保険医協会も本当の意味での少子化対策してください。皆さん今度の日曜日は職員採用の面接についてのセミナーです。私は司会です。申し込みがまだな方まだ間に合いますよ。

やんちょるそん先生の講演

小児東洋医学会のクラシエのランチョンセミナーで沖縄のヤンハーブクリニックのヤンソルソン先生のお話を初めて拝聴しました。やんちょるそん先生は著書を4冊持っておりどんな先生かなあと思っておりました。結論はヤンチョルソン先生は著書も素晴らしいがそれ以上にご講演は素晴らしい。先生のお兄さんも漢方医だそうです。内科はハリソン、小児科はネルソン、中医学はヤンチョルソンとのスライドを提示されお弁当をゆっくり食べている方へ時間稼ぎをされました。中医基礎理論の話でつないでおられました。帰宅してやん先生の出版物を見ましたが教科書にないことがスライドに提示されたようでわからないこと書き逃したことはそのままになりそうです。あとの症例提示ではいろいろな角度から例えば五行から症例を分析しておられました。先生は患者さんから「漢方で」といわれない限り漢方薬は禁じ手だそうです。製薬企業のランチョンセミナーにはネット上でも賛否両論がある。どちらかといえばランチョンセミナーは残してほしいとの意見が多いようです。昔は学会に弁当屋さんが来て予約をしていました、レストランは込み合うから話を真剣に効こうと思えば弁当しかなかった。

飲酒量が多い

残業が多いと飲酒量は増える。これはエビデンスがあります。うつ病の方にお酒を飲んでも快感がなくなる薬を処方したが全く無駄な人がいた。仕事がないとイライラする。暇だから飲酒する。HbA1Cがどんどん上がる。レグテクトという薬ですがどうなんでしょう。複数の患者さんに使いましたが皆さんやめたいがやめられないとおっしゃいます。以前のシアナマイドのように吐き気はしません。飲酒の多い人は東洋医学的には肝と胆と関係します。般若湯とか百薬の長と言われますが・・・・。飲酒量が増えると中性脂肪が上がり尿酸値が上がり痛風になる、ところが尿酸値は食事に必ずしも依存しない、体内での合成の方が多いそうです。アサヒのスーパ-ドライの500mlを5本飲んでも尿酸値が4mg/dlという人が私のクリニックにはいるからびっくりする。一方アロプリノールは薬疹がこわい。シルバーウイークです。お彼岸だからイセダ屋さんで麦酒をまとめ買いする姿が増える。尿酸の薬がフェブリックやトピロリック・ウレアデックと20年ぶりに続々登場している。

五苓散とアクアポリン

五苓散は利水剤です。水の偏在をただすところが利尿剤とは異なります。五苓散のお話を台9回と第13回小児漢方臨床懇話会と第43回小児東洋医学会で拝聴しました。わたし自身は五苓散はそれ程用いません。多くのMRさんが眼科だったら柴苓湯使いますか?とたずねられます。柴苓湯は五苓散と小柴胡湯の合剤です。五苓散とAQPを研究しておられる現東京理科大学薬学部磯濱洋一郎教授を知ったのは第9回小児漢方懇話会でした。五苓散には白朮五苓散とそう朮五苓散があります。どちらが良いかと話題にする便秘になる人がおられるからです。メーカーもあります。蒼朮なら利水作用、白朮なら補気があります。作用に違いがあるかどうか?五苓散は慢性硬膜下血腫で使われるようになっており。、小児科領域の嘔吐・下痢では注腸や座薬として広く用いられているそうです。AQPは粘膜皮膚ASTROCYTEつまり星状膠細胞にもあるそうです。これらの場所は生体防御反応の場所です。AQP3が水の吸収AQP5が水の分泌だそうです。さらにはこの世には低気圧が接近するのがわかる人がいる。この型の頭痛にも五苓散が良いと古く百合会が発表しています。気圧変化により増悪する病気には気管支ぜんそくもある。五苓散は気圧の低下速度に関係するのかそれとも絶対値かとのお話を聞きました。誰か研究テーマにすると面白いと思います。