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聞きなれない医療用語

耳にしない言葉、聴きなれない医療の言葉が増えています、認容性という言葉が用いられることが多くなっています。薬には副作用があります。ど売れ位服用した時に苦痛があるかという意味です、忍容性が低いとは副作用が強いきついという意味です。認容性とは副作用をどれだけ許されるかということです。コンコーダンスとは医療従事者と患者さんが情報交換しより良い治療を受けることを目指すものです。コンコーダンスはまだまだ使われない耳慣れない言葉です。1996年に精神科急性病棟をしのぐという趣旨で作られたのがスーパー救急病棟です。かなりハードルが高いようです。副反応と副作用はどう違うか?副反応は予防接種で使う言葉です。インフルエンザワクチンでギランバレー症候群になる方がおられます、これは副反応の一つです。一方副作用はお薬などによる良くない反応です。アレルギー反応もあるし造影剤などによるアレルギーが関与しないショックもあります。然し、インフルエンザA型は多いなあ。

前立腺肥大と禁忌薬

抗コリン作用がある薬は前立腺肥大症・閉塞隅角緑内障・心臓病には処方してはいけません。胃薬のコランチルやブスコパンもおなじです。放射線科で胃カメラやバリウムで胃透視や注腸検査をする前に必ず問診します。年末にくしゃみが出る患者さんに前立腺肥大症があるとわかっているのに麻黄附子細辛湯を処方した。血管運動鼻炎かアレルギー性鼻炎と考え間黄附子細辛湯を処方した。麻黄は一般に前立腺肥大症には使ってはいけないが麻黄附子細辛湯なら附子が入っていてほじんするから良いと漢方の世界では言われているが麻黄附子細辛湯カプセルでも尿閉が起こった。この方尿閉がPL顆粒でも起こったそうです。患者さんの信頼を失ってしまいました。代わりの処方は牛車腎気丸です、八味地黄丸に牛膝と車前子を加えています。牛膝は活血作用と引血下降と言ってベクトルを下向きにします。車前子も下向きのベクトルです。このブログは多くの医療従事者と製薬メーカーの方がご覧になっているからカプセルのメーカーさんが飛んでお越しになりそうです。ところで前立腺肥大症に用いるのタダラフィルは主としてcGMP阻害薬として働く。cGMP分解を行うPDE5阻害薬です、CAMP阻害薬として血流改善作用があります。ただ処方する人には縛りがあります、どなたにでも処方できない薬です。心臓が悪い人に使えません。外国ではタダラフィルはアドシルカという名前で肺高血圧症の薬です。アンチエイジングにも使えるかもしれないようです。しかし、高齢社会です、社会福祉・医療費抑制と新聞にも大きく書いてあります。海外ではお金もちが若返りの薬つまり不老長寿の薬として服用しているそうです。しかし心臓の色々症状が出る人もおられで気味が悪い。