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求人のむずかしさ

ブラック企業とは若い人を使い捨てするような企業のことだそうです。就職活動において企業名の後にブラックをつける検索をする人が増えているそうです。ハローワークでの条件と実際就職してからの条件が異なる件数が年間7000件以上あるそうです。縦割り社会が原因の一因だそうです。国民年金と厚生年金が異なることがあると思います。マスコミでN元厚生労働大臣が出演して嬉しそうに取り上げていましたが健康保険と記載されており社会保険や国民健康保険とは記載されていないといわれていましたがハローワークの求人票に記載する項目が難しいように思います。マタハラは出産を契機に配置転換を受けるなどの内容だそうです。4人に1人だそうですがこれには無理がある。誰でも期間の定めがない雇用を希望する。わざわざ出産の休暇の間だけ埋めるためのような都合の良い人いるわけがない。特に事業規模が小さくなればなおさらです。最近コンビが増えています。コンビニ一軒で平均20人の人が雇用されているそうです。そのため介護のように3Kの職場には求職者が来ないそうです。

52際の東大生

52歳の東大生を日テレ系列が取り上げていました。以前このブログで朝日新聞社から書籍を買ったと紹介した52歳の東大生の方です。わたくしの高校と予備校の一年年上です。私の歳がばれますね。朝7時から夜7時まで勉強、夜7時から10時まで塾生の指導夜10時から12時まで勉強を一年続けたら東大入れると言ってましたが違うと思います。この方以前も述べましたが高校時代から進研模試で成績優秀者の常連でした。更に私が京都のS台予備校へ行ったらまた成績優秀者でお名前が掲示されていました。ちなみに氏名が掲示されるのは確か20人程度でした。只者ではない。みんな真似してできるわけがない。地方の医科大学ならセンター試験で合格できるがつまり逃げ切りも可能であるが東大に入るには二次試験での得点が必要です。ひらめきが必要です。しかし、フランスへ留学が目標とはパワーが違う。東大の二次試験の問題を解くには努力だけでないような気がします。わたしも今当直しながらもっと勉強しなければと思いました。

神経保護作用

眼科で神経保護といえば緑内障ですが認知症でも神経保護作用をうたい文句にする薬があります。メマリーです。2011年コリンエステラーゼ阻害薬〔CHE1〕がパッチを含め3種類そしてメマリーというNMDA受容体拮抗薬が発売されています。メマリーは4剤の抗コリンエステラーゼ剤と併用可能です。認知機能障害にはアセチルコリン系の障害が関与するというコリン仮説そしてコリンエステラーゼ阻害薬が開発されました。メマリーは神経細胞脱落にグルタミン酸が関与するというグルタミン酸細胞毒仮説に基づきNMDA受容体拮抗薬が開発されました。眼科領域でもアイファガン点眼液の神経保護作用が注目されています。アイファガン点眼液は海外では古くから使われていました。しかし日本では発売に至りませんでした。その流れを変えたのがNORMAL TENSION GLAUCOMA STUDYです。眼圧下降はチモロールと変わらないのに視野異常の進行が優位に遅かったというデータでした。私が医師国家試験を受けた平成元年にはすでにアルツハイマー病がアミロイド蛋白がアルツハイマー病に関係するとされていました。今はアミロイドカスケード仮説まで進化しています。凄いです。NMDA受容体拮抗薬は緑内障には無効だったのでしょうか。

低気圧と漢方薬

大雪の原因は低気圧だそうです。低気圧と漢方薬。どのような関係があるのでしょうか?低気圧の接近が腰の具合などで分かる人がいます。そんな人にぴったりの漢方薬が五苓散です。多分便秘の方には向きません。柴苓湯も同じです。猪苓湯は阿膠が入っており血虚に対する配慮があります。気を巡らし津液を動かすには二陳湯があります。日本語では水つまり気血水です。しかし中医学では軽いものから順番で気津液血です。日本漢方の水は中医学では津液が生理的に役立つもの痰や湿は悪いものとされています。役立たない水とト役立つ水が体の内にも外にも存在しています。この度の大雪で病気が悪くなられた方は風寒湿邪が入った状態です。風寒湿邪には麻黄が入っている処方を用いることが多い。風湿熱邪はもう少し暖かくなった状態で入ってきます。同じ麻杏甘石湯でも傷寒論のものと温病学では麻黄と石膏の比が違う。石膏を多くすれば温病学の麻黄甘石湯です。桔梗石膏のエキスを加えたらよい。エキス剤で最も麻黄が多い越卑加朮湯も同じです。邪を追い出すのは汗、大便、小便を出すことです。江戸時代は吐く事も選択肢でした。