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凸凹アイの検査できますか

デコボコアイという言葉をお聞きになったことはありますか?凸凹アイの検査出来ますかと初めて電話がありました。凸凹アイはドライアイの目薬を持つ製薬メーカーの使っている言葉でドライアイのことです。かなり前に凸凹アイの指導箋をいただきました。原因は3つのコンと記載してあります。パソコン、エアコン、凸凹アイの検査ってなんだっけそうだ実用視力計だ。以前はDR-1も置いてましたが場所をとるので廃棄してしまいました。もったいない。眼科の機器は10年でガラッと変化するとされています。目の表面がデコボコになるとゴロゴロ感、乾燥感や痛み、見えにくさを感じます。ドライアイは体質ではなく病気であると記載されています。ドライアイの目薬には涙に働くものと目の粘膜に働くものがあります。ホームページの検索で「ジクアス点眼液のようなOTC薬」というキーワードがありました。眼医者嫌いか診察料金が高いと思われたのでしょうか。実用視力は患者さんに好評です。瞬目回数を見ているところがすごい。ドライアイ研究会の名簿でも実用視力の実施について記載されています。

タプコム点眼液

配合剤が緑内障領域では続々登場しています。タプコム点眼液は開発名はDE111です。タプコム点眼液はタフルプロスト点眼液とチモロール点眼液の合剤です。つまりタプコム点眼液はタプロス点眼液とチモプトールの合剤です。認容性に優れたタプコム点眼液は―2.6mmHgタフルプロスト点眼液は-0.9mmHgそしてタフルプロスト点眼液とチモプトール点眼液の併用で―2.2mmHgの眼圧下降がみられた。つまり配合剤では初めて2剤併用に比べ眼圧下降が優位であったとのことです。国内臨床治験では初めての画期的なことだそうです。画期的なデータです。配合剤にするとアドヒアランスは向上するが眼圧下降は2剤点眼劣るとのデータが一般的だからです。タフルプロスト点眼液のPHをかえチモロール点眼液の眼内移行性を向上させている?らしい。

涙点プラグ入れてください

涙点プラグ入れてくださいとお若い女性の患者さんがみえました。シェーグレン症候群だそうです。口渇はないそうで涙点プラグをはめて4年間眼科受診していないそうです。ジクアス点眼液やムチンの話もご存知ないそうです。4涙点すべて入れていたのが外れてしまったとのことでした。然し診察すると左の上涙点は残ってました。涙点プラグは材料費が高いんです。そこで2涙点のみプラグ入れ一週間後に角膜の傷を見せていただく事になりました。不十分なら古い涙点をはずして入れ替えさらに4涙点をふさぐことにしました。高い診察費の一部負担金にならないように気を付けていますが色々な患者さんおられます。先日は幅が広い神経線維層欠損があり緑内障かと思う患者さんに叱られました。負担はアレルギーと高血圧で薬を処方しているのでOCTで緑内障を診ていませんでした。もっと検査してくれたらよいのにと言われました。コンタクトレンズ検査料1と再診料で三割負担で810円を高いといわれる方に昨年出会った。昔ならもっと高い診療報酬であることを知る世代の方なので!。きっと駅前のコンタクトレンズ検査料2のクリニックと比較されてのことでしょう。しかし、コンタクトレンズ検査料2のクリニックを厚生労働省はつぶすためにコンタクトレンズ検査料2をつくった。涙点プラグはキープテイアが一番初心者にはよい。医師も受診者もよい。しかし、キープテイアは1から2か月しか持たない。高いと怒られる。

近視の治療やってますか

近視とは眼軸長の延長です。長い眼軸を短くするのが根本治療です。近視の訓練はインチキです。だから視力回復センターと名乗っています。近視回復センターとは語っていません。子供の近視治療やってますかと電話がかかってきました。超音波で何か訓練?するようです。ワックを含め保険適応になっている近視の訓練はないはずです。ある眼科の不正請求事件でもワックによる訓練は確か問題になりました。近視が訓練で治らないのは事実です。眼軸長の延長を短縮することはできません。最近、レーシック後に近視が戻ったケースでβ遮断剤を用いて効果を上げているそうです。どのような作用機序なのでしょうか。しかし、β遮断薬は緑内障の薬です。近視には全くの保険適応外です。全身的副作用の問題もあります。低濃度サイプレジン点眼液はツベルクリン用注射器で吸って5ccの点眼瓶に入れます。サイプレジン点眼液はツベルクリン用注射器で吸ったらよいが無菌室が本来必要です。然し患者さんに説明してAA2で調節痙攣と診断したら低濃度サイプレジンの適応です。低濃度アトロピンはさらに散瞳効果強く難しい。20から40倍に薄めます。ニデックのAA2は兵庫県に2台だそうです。大坂に行けば多いみたいです。低濃度サイプレジンは子供ではなく30歳くらいのオフィスワーカーに有効なことが多いそうです。

アレジオンの講演会

アレジオン自体は1994年の発売です、アレジオン点眼液にはインバースアゴニスト作用があり、初期治療にもアレジオン点眼液は適しています。この時代のアレルギーの内服薬はアレジオン内服薬以外は不整脈で発売停止になっているものが多い。アレジオン点眼液の講演会に参加できました。講師は有名な高村悦子先生です。先生はわざとアレルギー学会専門医を取られていないそうです。アレジオン点眼液は優しい薬と位置づけられているようです。鶴見歯科大学の藤島先生も防腐剤が入っているが低濃度です。PHも6.7から7.3程度です。早く強く効く、目やにが減るなどのほかドライアイや小児にやさしい薬です。抗ヒスタミン作用とメデイエータ―遊離作用がありますがH1blockerha4財しかありません。CACをレボカバスチンとオロパタジンでは第2相で行っており第3層でCACを行ったのはアレジオン点眼液が初めてです。CACは抗原誘発試験のことです。今までは点眼液の臨床試験は環境試験でした、FDAではCACつまり抗原誘発試験はあたりまえです。一日2回でもなんとアレジオンは有用だからコンタクトレンズ装用者にも使えます。髙いのが弱点ですね。

東京眼科アカデミー参加しました

第7回東京眼科アカデミーに初参加しました。東京眼科アカデミーは抗加齢学会の専門医の単位認定と眼科学会認定専門医の単位認定がされていました。わかったことは眼科の普通の学会では聞けない話を聞こうというコンセプトの会でした。一日目遅刻して到着するといきなり細胞培養の話でした。同志社大学と京都府立医科大学の共同研究での角膜内皮移植で角膜内皮細胞を細胞培養で増やし前房内に移植することができるのですね。角膜クロスリンキンキングという円錐角膜の治療があることも知りました。2020年の付加価値眼内レンズ手術の話聞きたかったが終わった後でした。二日目はおなじみ食事運動そしてご機嫌のMRアンチエイジングの話が8時45分から始まりました。アンチエイジングではなくブルーライトの話でした。ブルーライトの有害性についての話でした。TAKE HOME MESSAGEとして目はカメラと時計の機能があるという話でした。更には体内時計そして普段専門医試験以来勉強していなかった病理の話、さらには皮膚科の話では手相の味方まで教えていただきました。眼医者とよく言われるが確かに目の話以外で有用な話でいっぱいだった。

東京眼科アカデミー

今日は診察終了後にシェラトン都ホテル東京で東京眼科アカデミーと明日は午前は東京眼科アカデミー、午後はホテルオオクラ東京で〇○製薬の講演会に参加します。どちらの会にも運動・食事そしてごきげんで御高名な教授の講演がある。抗加齢医学会の専門医の点数がおまけについてくる。個人的にはサプリメントは嫌ですが講演内容は大変面白い。ごきげんになれるお話です。関西ではなかなか講演されない。講演終わって家に帰ったら22時くらいでしょうか、参加費15000円です。新幹線と宿泊費二週間連続たくさんお金を使っています。〇○製薬さんにはご無理を言ってわたくしの様なものに参加の機会を与えていただき感謝します。姫路から診療を終えてから行くと一日目は余り講演が聞けない。東京眼科アカデミーは毎年会場をかえているそうです。2週連続東京も遊びなら良いが勉強でしかも居眠りしないようにカフェイン一杯飲んで講演中寝ないようにしないといけない。先週も昼食後20分寝てしまった、熟睡したのはドライシンドローム学会で楽しみにしていた横井准教授の涙の油層の話の時だった。木曜日糖尿病の講演会、金曜日当直、土曜日、日曜日東京そして帰ってきたら月曜日はアルモニーアッシュで19時30分からまた糖尿病の講演会へ行くパワーがあるのかな。きっとないでしょう。

ドライアイ関連疾患

ドライアイ関連疾患という概念をご存知ですか?ドライアイ関連疾患はドライアイの人がり患しやすい疾患です。姫路の1月はドライアイの方が増えるが一番暇な月です。。姫路は寒いが雪雲がありません。寒いからエアコンがフル稼働するが姫路には関西電力の高性能の発電所があるから大丈夫です。余計に冬の姫路は乾燥する。ドライアイ関連疾患という考え方がある。ドライアイ関連疾患にはリッドワイパーエピテリオパチー、上輪部角結膜炎、糸状角膜炎、結膜弛緩症等があり摩擦が大きく関与しているとされています。摩擦とこすれることですLID WIPER EPITHELIOPATHYはリサミングリーン染色で結膜の辺縁が染まる病態です。上輪部角結膜炎はローズベンガル染色で上方の結膜が赤く染まる病気です。糸状角膜炎は細隙灯顕微鏡で見ればわかります。ドライアイの講演昨日のインターネット講演会19日のドライアイ研究会、ドライシンドローム学会といっぱい聞きました。ドライアイ診療では角膜を染めることの重要性が叫ばれています。ドライアイ関連疾患はその目で疑わないとわからないものもあります。通常はフルオレセインで染色します。角膜の傷は分かるがすべてわかるとは限りません。診断脳力向上には染色を積極的に行うことです。

調節機能測定

調節異常のなかでは代表的なものとして調節緊張と調節痙攣がある。調節機能測定は近業が多い方の目の疲れに対する検査また本当に老眼であるか確認することもできます。JFCのSPEEDYとNIDEKのAA2があります。考案者は同じ一人の眼科医です。調節反応量はグラフの縦軸の高さ、HFCは寒色から暖色への変化を表します。どちらかといえばSPEEDYは簡易検査、AA2は研究目的だそうです。どちらの機器もまずオートレフを測定し基準値を算出します。そこから固視指標をおってしっかり見ることで検査を行います。眼精疲労は毛様体筋の緊張状態に依存するそうです。調節微動は静止指標を固視しているときに生じる他覚的屈折値の揺れのことだそうです。検査中に固視指標が8段階にわたり近づいてきます。この測定値から算出した調節微動高周波成分の出現頻度〔HFC〕を毛様体筋の活動程度として評価します。この装置で検査して必用ならばミオピン点眼液、ミドリン点眼液、低濃度サイプレジン点眼液を用いることになります。更には遠近両用メガネをお勧めする状態になることもあります。毛様体筋の疲労つまり眼精疲労は調節微動の高周波成分が大きくなります。

アイシャンプー

アイシャンプーを販売しているのはメデイプロダクトです。アイシャンプーは涙の成分に着目し目に負担をかけないクレンジング料です。アイシャンプーは睫毛の根元をケアします。目元を洗ってきれいにする事は眼科専門医ならだれでも知っているが何を用いてきれいにするか?意外とわかりません。アイシャンプーは目元専用クレンジングです。保湿のためヒアルロン酸配合です。涙と同じ浸透圧だからしみません。涙と同じPHですから弱アルカリ性です。山姥は消えたがカラコンでまぶたを真っ黒にすることが流行っています。まぶたにはマイボーム腺という脂を作る腺があります。マイボーム腺にアイラインタットウをいれている患者さんがおられます。マイボーム腺機能不全を人工的に作っているようなものです。涙の表面は油層です。油層は涙の蒸発を抑えます。つまり油層はドライアイと大きな関係を持ちます。日本では輸送を形成する良い点眼液がありません。海外には油層形成する点眼もあるそうです。クレンジング本来の洗浄機能に加えて目元の炎症を抑える低刺激かつ高性能なクレンジングです。