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調節機能測定

調節異常のなかでは代表的なものとして調節緊張と調節痙攣がある。調節機能測定は近業が多い方の目の疲れに対する検査また本当に老眼であるか確認することもできます。JFCのSPEEDYとNIDEKのAA2があります。考案者は同じ一人の眼科医です。調節反応量はグラフの縦軸の高さ、HFCは寒色から暖色への変化を表します。どちらかといえばSPEEDYは簡易検査、AA2は研究目的だそうです。どちらの機器もまずオートレフを測定し基準値を算出します。そこから固視指標をおってしっかり見ることで検査を行います。眼精疲労は毛様体筋の緊張状態に依存するそうです。調節微動は静止指標を固視しているときに生じる他覚的屈折値の揺れのことだそうです。検査中に固視指標が8段階にわたり近づいてきます。この測定値から算出した調節微動高周波成分の出現頻度〔HFC〕を毛様体筋の活動程度として評価します。この装置で検査して必用ならばミオピン点眼液、ミドリン点眼液、低濃度サイプレジン点眼液を用いることになります。更には遠近両用メガネをお勧めする状態になることもあります。毛様体筋の疲労つまり眼精疲労は調節微動の高周波成分が大きくなります。