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テレビの見過ぎ

最近、漢方診療のテレビ番組が多い。今日も日大と北里研究所の医師や薬剤師の先生が出ておられた、先日は千葉大学の医師と鍼灸師でした。患者さん特に男性は先生は腹診はしないんですかとおっしゃいます。私は東京や大阪で中医学をずっと学んできました。儒教の考えか中国では腹診はしないんですよ、腹診で処方が決まることはありません。最後にこれで矛盾していないか確認するのが腹診です。女性はかなり下腹部まで触ることになりそこまでの意義はないと考える。お血は舌診でもよくわかる。舌下静脈の怒張蛇行、お斑、お点、紫舌いくらでもお血を診断できる。眼科専門医で漢方専門医は少ないので遠く福井県から来られたこともあるが続かない。kスギ花粉症の方のシダトレンでと同じで続ける治療です。スギ花粉症の方にシダトレンをお勧めするが最近続かない方が多い。若い人が増えダメです。テレビで紹介された北里研究所は完全自由診療です。きっと最高の生薬を使っているので薬代がお高いようでなかなか続かないと思います。漢方薬を2週間以上特にいきなり28日処方希望する方まずだめです。絶対に続きません。

漢方薬の講演会

業界の自主規制?で漢方薬の講演会は減少している。そもそも医学部で学ばない漢方薬を誰でも処方できる日本は凄いと思います。さらに神戸支店が大阪支店に統合されより一層研究会は減少しています。みんな漢方薬のことはわかっているから講演会が減ったとかさらにはみんな漢方薬の普通のことは理解できたからへったそして生薬を西洋医学的に科学しようという講演が増えている。岡山へ漢方薬の講演会を聞くためにに行きました。たくさん参加されていました。しかしこの話は大阪で聞いたお話でした。そこで使えるものがあったため高槻の大阪医大の看護学部の講堂へ向かいました。北里研究所そして北里大学の花輪壽彦教授は多くの先人のお話をされた。上工は増減する、下工は加減する。臨巻りょう然、臨床茫然。散木となるな幹となれ。術ありて後に学あり術なくてさきたる学のはかなさ。書を学べば紙を費やし、医を学べば人を費やすと悲しきことわざ。漢方薬は作るものかそれとも先人をまねるか。日本の漢方は揺れている、東洋医学会では処方をまねるものということになっており専門医の更新も原点の記載を求めている。

ママカリフォーラムから大阪医大

昨日朝起きて新幹線で岡山のママカリフォーラムきび漢方懇話会へいき著書が多数おありの三島の中川良隆先生の講演を聞きました。そして午後は新幹線で一挙に大阪へ行き高槻の大阪医大に行きました。北里の花輪壽彦先生が日本東洋医学会三県合同教育講演会でお話しされるというので岡山でついつい高槻までの乗車券と新大阪までの特急券を買ってしまいました。花輪教授はご著書漢方診療のレッスンでご高名です。10年以上前神戸のホテルゴーフルリッツでお話を聞きました。そのときは製薬メーカーがついていました。今回講演前にCOIを初めて自ら開設する医師を見ました。漢方最大手から北里研究所にはお金が動いているが私は最近漢方最大手から講演の依頼を受けていないその理由は私は正直に八味丸は八味丸M、麻黄附子細辛湯は三和の麻黄附子細辛湯というからとおっしゃっていました。私の経験では違うと思う、以前神戸のゴーフルリッツで講演なさったときは今はもうお亡くなりになりましたが講演が面白くないと帰ってしまったN先生を思いました。北里研究所は漢方薬自費診療している、つまり煎じ薬を出すレベルの人が聞けば面白いが入門編とかSTEPUPのレベルの方が聞けば難ししすぎるのです。花輪先生のお話を聞き私の漢方は進化していると思いました。またその前の長野県の水島先生のお話も10年以上前にコタローさんの談話会で拝聴しましたが鍼灸でものすごく効果を上げておられるのでびっくりしました。2月3月は5週連続コタロー漢方です、広島漢方懇話会、先週は大阪漢方談話会、昨日きび漢方懇話会、来週は関西系統中医学講座、そのあと大阪漢方談話会まさにコタロー尽くしです。姫路で一つのKがフレイルの講演会をなさるそうです、参加者が集まればよいですね、同じ日かどうかたぶん同じ日に最王手も姫路で講演会をするみたいですよ。3月は宿泊費は別で参加費15000円の東京眼科アカデミーそして年度末は参加費30000円の京都の新眼科診療アップデートセミナーお金が研修費でたくさん必要です。しかし今年はインフルエンザ流行のあおりか患者さんが少ないです。近頃ブログへのアクセスが東京から20パーセントと多くの製薬メーカー本社からご覧いただいておりますありがとうございます。

花粉症の漢方薬

ちょうど一週間前ぐらいから花粉症の症状が出ている方が漢方薬をとりに来られます。さらにはセチリジンと同等という論文が出ている期待のアレルギー薬の出番です。姫路の薬剤師会でアレルギーのお話をさせていただけるようです、アレルギーの漢方治療も紹介しようと思っています。花粉症には漢方薬を思う方が私のところには多くお越しです。漢方薬の良いところは口渇や眠気だるさいわゆるインペアードパーフォーマンスの問題に優れることです。絶対に眠くなりません,そうです受験生向きです。門前の調剤薬局では保険で処方できる錠剤/カプセルは粉が飲めない方のためにすべて取り揃えていただいております。昨日最後にお越しの患者さんは大阪でせんじ薬を服用されていたとのこと葛根湯辛夷川穹がとてもおいしとのことでした。冷えている時期でしたので三和のアコニンサン錠を加えました。そして去痰でクラシエ半夏厚朴湯錠も加えました。後鼻漏が一週間でとてもよくなったそうです。3月の初旬には週刊朝日の漢方増刊が今年も出ます。コタローさんのおかげで今年も名前が載ります。2月18日はラスイートこうべでアレルギーの講演会に参加し、2月19日は岡山コンベンショナルセンターで静岡県三島の中川先生の講演を聞きに行こうと思います。一生勉強です。

乳がん術後内分泌療法に対する漢方薬

昨年11月に産業医講習会で乳がんについて話を聞き感動しブログに書いた。エストロゲンをブロックすることになりますが副作用としてエストロゲン低下状態が起こります。つまり更年期障害と同じような症状が起こります。乳がんの内分泌治療薬として抗エストロゲン薬、LH-RHANTAGONIST薬、アロマターゼ阻害薬、いずれもエストロゲンを抑えるのに変わりはない。その副作用軽減に大学病院では漢方薬が応用されているそうです。わたしのところへこうねんきしょうがいのHOTFLASHでお越しの方は10年王れんげドk等を服用されているそうです。黄連解毒湯は単独で長期に使う薬ではありません、しかし、この患者さんエパデールを中性脂肪が高いので処方すると特定疾患になり診察料が高いからと飲まない、いらない。黄連解毒湯を長期に服用すると体が冷えるというと絶対に変えるなとおっしゃる困ったものです。来るな見れないというと上から目線と言われるのでこれ以上言えない。

問診

詳しくじっくりとお話を聞いていただけますか?といった電話が時々かかってくる。お話をゆっくり聞くのは30分聞けば加算が付く心療内科や精神科ですよとお答えしています。漢方薬を効率よく処方するために問診票がある。一般の身体診療科ではゆっくり話を聞くと次の一般の患者さんから苦情が来る。また診察料がそして薬代が漢方薬局に比べ安いから・・・。昨日は20時からたけしの番組で漢方薬のお話をしていました。私はアレルギー性結膜炎のお話を聞くために出かけていましたので21時以降の部分をテレビで見ました。漢方薬にはわからないところが多く存在します。一日2回か3回か、食前に服用しなければならないか?もっと言えば中国では一般的に行わない本当に腹診は重要か?漢方といってもいろいろある、流派がある。オール漢方薬ではない。朝ホームページの管理画面を見ると漢方薬の検索が急に増えていました。テレビの力が大きいです。しかし、世の中インフルエンザだらけで患者さんもまばらです。今日は寒い、本当に寒い。インフルエンザには麻黄湯が有名ですが誰も麻黄湯をくださいとはおっしゃいません。

血余

爪のことを血余っていうんですよ。漢方薬の製品説明会の話でした。私はMRさんに助け舟を出した。髪の毛が血余ですね。あーそうですね、髪の毛も爪も血余ですよ。爪も血余っていうんですか。助け舟を出したが会社の先輩から聞いたんです。譲らない。まあ優秀なMRさんだからこのBLOGをお読みになって気付けばよい。25歳にしてかなり優秀です。また別の人、若いがほとんど訪問したことがない。なんと所長動向でいつもお世話になっております。いつもと言って何回来たかな、2回くらいかなあ、これが日本最大手の製薬会社の社員だから笑う。また別の漢方薬メーカーさん、講演会の案内に必ず氏名を記載するように求める。今までベテランばかりで都合が合えば来てくださいだったが若い人会社から信頼がないのかが初めて担当になり○○湯うちのを使ってくださいとおっしゃるようになった。最大手以外の漢方エキス剤がひっている場合こだわりがあることが多い。明日は関西系統中医学講座です、先週と違ってよかったです。明日は早く起きて遅刻しないように頑張ります。今日はデザロッサの発売記念講演会でオークラ神戸の平安の間で勉強してまいりました。平安の間を真ん中で区切っていました。時代です。

効かない漢方薬

効かない漢方薬にはどのような原因があるでしょう。大黄の製造法に原因があるのが一つあります。附子も修治の方法でいろいろ変わる。さらには修治した附子をもう一度エキス製剤と一緒に附子を加工する。附子の働きがマイルドになる。先日、講演会が終わって帰ろうとしたら市内の医師が私に漢方薬の手帳を見るとすごく効くように書いているが全く効かないねと話しかけてこられた。確かにその通りです。何で漢方薬が効かないか?診断に問題があるのが一つ。漢方エキス剤の使用量が一つ。製造がメーカーで異なるのが一つ。もともと漢方薬が聞かない病気であるというのも一つと思います。12月には漢方薬の最大手メーカーがおそらく根も葉もないでっち上げで週刊誌にたたかれた。これこそ誹謗中傷である。かなり厳密な品質管理が行われている。にもかかわらず社員の家族に服用させられない品質と週刊新潮に記載された。週刊誌もネタ不足でコレステロールを下げるスタチンは服用していけないと書くものだから内科では大変なようです。インターネットのみならず週刊誌も一方的な情報です。今日は大丸で福袋を買いたくて神戸の元町に行きました。元町の大丸とGUCCIの間で4人ひと列で行列を作りそれが4列できましたおそらくAM9時15分には開店したようです、妻の分も頼まれていたのですが何とか購入できました。今年は暖かく待つのもあっという間でした。バスが正月ダイヤで7時18分始発でした。これより早くいくにはタクシーしかないのです。休診もあと一日です。

お屠蘇

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アトピー性皮膚炎

漢方薬のご縁でアトピー性皮膚炎を見る機会が多い。本来は診断がついたアトピー性皮膚炎をどう診るかが主です。漢方薬でよくなるかというと?だと思います。標準治療はステロイド外用薬。良く効くとか言って患者さんがお持ちになる。困るのは本当は似ているがアトピー性皮しんではない場合です。以前のアレルギー専門医講習会は片岡葉子先生のお話はとても明快でした。はじめは酒さ様皮膚炎の話でした。小さな丘疹が目の下から鼻唇溝へ続くことだそうです。疥癬のこともある。家族ないでうつるから大変です。A群溶連菌の感染は糸球体腎炎にも至りますから鑑別が重要です。アトピー性皮膚炎ではヒルドイドが良く使われます。ヒルドイドローションは後発品には変えないほうが良い薬の一つです。保湿目的ではヒルドイドソフト軟膏もある。ヒルドイドクリームはまた違う。ビーソフテンスプレーは先発にはない剤型です。この領域の話は複雑です。患者さんの使用感が一番です。国立成育医療センターのRCTの研究で新生児の保湿剤使用がアトピー性皮膚炎の発症を半分に貼らしたそうです。ヒルドイドは、ヘパリン類似物質は大切です。