記事一覧

線維筋痛症

線維筋痛症の治療はまず有酸素運動です。しかし、痛くて歩くことができない人が多い。線維筋痛症のお薬といえば抗うつ薬のSNRIのサインバルタです。ファイザーのイフェクサに力が入っているが保険適応では腰痛症まで、適応取得はサインバルタが現状ではうえです。線維筋痛症は除外診断が原則です。線維筋痛症に元上司がかかっておられる。いわゆる闘病です。線維筋痛症はなかなか診断が難しい病気です。線維筋痛症に一番の治療は有酸素運動だそうです。多くの病気で有酸素運動が推奨されています。SNRIありきではないのです。線維筋痛症は診断が難しい。皮膚や筋肉の圧痛つまりALLODYNIA以外に症状はないことが多いそうです。線維筋痛症にNSAIDsは効かないそうです。ゴールデンウイークの真っただ中ですがどこへ行く当てもありません。いろいろわけがあり仕事も入っていません。寝るのが一番です。今年は花粉飛散が姫路はこの上なく少なく学校の眼科検診の視力異常のお子さんばかりです。5月は運動会のがこうもあります。イネ科の花粉症はどうなるのでしょう。

中医学がISOは困る

東洋医学にはいろいろな伝統医学があります。韓国の韓医学・日本の日本漢方そしてISOで国際標準を目指す中医学、ODAでいまだ多く資金がが日本から中国にわたっている。その資金が中医学を国家事業として国際標準化するのに使われていると思うと悔しいものがある。だからというわけではないが日本東洋医学会の漢方専門医の更新で条文がないと症例報告できないような良い見本というものが作られた。中医学のISOは困る、なんといっても略字がISOになるのです。国際的に英語の論文でないと意味がないのが普通です。中国語の略字が論文としての価値があるのは困る。痰飲は東洋医学の言葉です。気・血・津液の津液は日本漢方の水です。水の異常の一つの表現が痰飲です。正常な水が津液です。津は皮毛・肌膚・目・鼻・口などを滋潤する。液は臓腑・骨髄・脳・関節を需養する。津と液に分けても薬は変わらないようです。体がだるいと漢方診療において問診票にチェックが入る人も津液代謝に異常を有する。油っぽいものをとると運動不足になると痰湿が体にたまる。すると体はおもだるい。日本はまわリが海だから湿が多い。

月経と瘀血

血液中のE2やFSHを更年期の女性に測定する意義は何か。長い間の異常は瘀血とされています。久病入瘀といいます。駆瘀血薬で改善するのが瘀血です。腸廱湯は瘀血と痰を除きます。さらに桂皮が含まれないから表症は見られません。表症があれば桂皮が含まれる桂枝茯苓丸。東洋医学から月経周期を見ると低温期つまり卵胞期は血を補います。高温期つまり黄体期は気を補う時期です。閉経前の女性では睡眠が月経周期と関係するという話を聞きました。不眠症は月経前の多いとの報告がなされているそうです。更年期症状とは閉経前と後の各5年合計10年の中で器質的な異常が見つからないものを指すそうです。黄体期は月経前の2週間です。卵胞期は月経後の2週間です。卵巣機能の低下による卵胞ホルモンの急激な減少にもとずく変化です。子供の成長が大きくストレスになる場合がある。排卵には肝の発揚作用が大きく関与すると考えられています。血瘀は中医学の用語、日本漢方では瘀血です。瘀血は本来病理産物です。血瘀は病態です。月経前にはまいかい花のお茶が良いというから飲んでみたが癖のない味でした。漢方薬の生薬なら香附子が良いみたいです。

周期療法

不妊治療の周期療法については以前も記載しました。昨日、きょうAIHをしてきましたと患者さんがお越しになりました。昨日の処方は気血双補剤を2剤です。気血双補と補腎陽と温経です。そして柴胡が入っています。さらには正官庄の紅参末を加えました。不妊治療の漢方で現代中医学として周期療法というものが行われていいんよう角も補陣容ではよいとされていますが保険では適応外です。ます。なぜ。系統中医学講座で周期療法を取り上げなかったかやっとわかりました。妊娠にはあるいは不妊治療にはそんなに緻密な理論は不要ということだそうです。内膜増殖期である卵胞期は低温相は血を補うべきです。内膜分泌期は黄体期で高温期には気を補うべきです。そして黄体期には湿熱がこもりやすくなるそうです。排卵前は卵胞ホルモン、排卵後は黄体ホルモン支配です。月経期は通導散や桂枝茯苓丸など温経活血、卵胞期は補腎益精の処方が良いそうです。うまくいくとうれしいです。

抄読会

医師会で大気汚染やアレルギーに関する抄読会に参加させていただくことになりました。英語でも日本語でも論文を読み他の先生方に解説してもらい、自分が当番の時の7月は私が解説することになります。楽しみです、胸がときめく出来事です。ただ不安なのが文献検索する方法がわからない。大学病院のように図書館もない。英語の雑誌は皆捨ててしまった。誰か教えてください、文献検索の方法を。英語を読むのは英検2級の2次試験をあと2点で落ちて捲土重来を期す子供よりもいまだかなり上です。英語だけは高校時代の校内偏差値70から75ありました。今では少子化で偏差値70などありえないようです。困ったなあ、文献検索。大昔はMRさんに頼めばよかった、今はどうすればよいのでしょう。自社製品にに関する英語の文献があればMRさんどなたかお願いします。

系統中医学講座の進化

系統中医学は確実に進化しています。仙頭先生がおっしゃる他人が処方した報告をまねしていてはいけない。系統中医学を新たにつくていかねばならない。土方康代先生がおっしゃる系統中医学は中医学ではない。逆に仙頭先生のお話を聞きこんなん中医学ちゃうわと講演会の途中に帰ってしまった木本先生。みんなそれぞれの中医学です。2001年の系統中医学講座の教科書と2016年の教科書を比べるとすごい進化を実感する。かつてまだ一つしか系統中医学講座がないとき系統中医学講座で年間で一番重要な講義は第一回であるといわれていました。東洋医学の五大特長は整体観、変動・変化、二つの力、流体、層構造とされています。2001年の教科書では二つの力は記載がないというか仙頭先生はわかっておられ省いておられたのだろう。当時は毎年新しいギャグや学問的に新しいものが生まれていました。楽しい講議でした。2001年の教科書は系統中医学には古典のような存在です。標準中医学という医学書院の書物は系統中医学という名でもよかったが日本の漢方をレベルアップさせようと感がられた命名ではないかと思います。生物学・生理学・解剖学をもとに作られた系統中医学講座です、今年の第一回の系統中医学講座少し空席がございました、参加を悩んでおられる方チャンスです。

まつ毛クリニック

教えてドクターにまつ毛クリニックが載ってました。まつ毛に中年女性は大いに関心をお持ちのようです。パンフレットを手に取られるご婦人は少なくありません。美人女医がいる美容外科ではないからかもしれませんが・・・。しかし一本2万円と聞きさみしげにお帰りになります。こんな高いものを扱っても消費税で持っていかれるだけだから扱うなら調剤薬局にお願いしますとなります。睫毛貧毛症の薬グラッシュビスタは2万円では絶対に売れない。世の中節約志向が強すぎる。自由診療だからいくらでもよいはずですがなかなか値崩れしません。調剤薬局に採用していただくにもいろいろあるみたいでコタローの匙クラブは遠くの薬局にお願いしています。グラッシュビスタは一万円以下にしないと今の姫路では無理です。患者さんには4ヶ月は塗る治療です、ところでずっとぬらんといけないんやねえ?そうですずっとです。若い人はエクステですからどうしても年配の方になります。男性は睫毛貧毛症になっても気にしない。ところで子宮頸がんの新しいワクチンがでる様です。なんとガーダシルが今の4価から9価へと変わるようです。これは何度男性が子宮頸がんのHPVを女性に移さないことも考えての9価で男性向け子宮頸がんワクチンのようです。子宮頸がんワクチンを男性も接種するのでしょうか。

生物製剤

生物製剤の抗VEGF抗体は眼科医療費の7パーセント高額です。マブMABで終わるお薬には何があるか、いつの間にかいっぱいあります。高分子の生物学的製剤です。MABで終わる薬は高価です、主成分が全く同じものが日本でのジェネリック医薬品です。バイオシミラーは日本での呼び方です。ヒト型抗RANKLモノクローナル抗体デノスマブは骨粗鬆症のあらゆる分野でAを取得したらしい。これからは高分子製剤の時代です。小野薬品がニボルマブという悪性黒色腫の生物製剤の抗がん剤で脚光を浴びている。大手製薬会社に割って入り株価急騰だそうです。抗がん剤など全く使うことがないのでよくわかりませんが生物製剤は副作用が少ないそうです。FFPつまり富士フィルムファーマさんのインスリングラルギンのお話は興味深いお話でした。インスリンの打ち方について最後に実習しましたがいわゆるアテオスつまり当ててオスだけだの注入器のすべてにいろいろ特許がいくつもあるようです。これを中医協がどのように評価するかで薬価は大きく変わるそうです。ニボルマブは一年間で医療費300万円を使うことになるようです。そして2年後の診療報酬改定で1000億円売って一気に薬価が下がる。今日は雨ですが20時から医師会の会議所謂委員会です。

医師の当直

医師は当直、看護師は夜勤。医師になったころなぜ同じように夜間働いても違うのか?疑問に思った。兵庫県で一番忙しい救急外来だからみんな忙しい当直とはこんなものと思った。今姫路の休日夜間急病センターは患者さんの数が兵庫県で一番多い。当直は実質時間外労働であると県立奈良病院の産科の医師が最高裁で勝訴したが何も変わったところがない。宿直と時間外労働の差が賃金に反映されていない。入植後半年たつと有給が生じるが当直で有給休暇を取得した医師の話は聞いたことがありません、宿直は労働基本三法のの盲点だと思います。一人でもどんなに短時間でも雇用したら労働保険加入が義務付けられる。一週間に20時間以上労働すると雇用保険に入ることになる。時間の長い短いに限らず特に労災保険に加入することになる。しかし、急病センターでもどこでも労災保険には入っていないように思う、労災未加入だと思う。針刺し事故を起こしたらどうなるのであろう。交通事故通勤災害に巻き込まれて頸椎に異常を感じたらどうしたらよいのでしょう。当直は軽作業、救急外来は時間外労働。最高裁判決が出たのに全国どこの病院も時間外手当に救急外来の当直料金が変わっと効かない。受付でたっかあといっている人に8割は無料上位所得者2割はいきなり3割といっても聞く耳はない。

君臣佐使

昨日、関西系統中医学講座で君臣佐使について久方ぶりに学びました。君臣佐使の方剤は六味丸と八味丸です。君薬は主薬です。ところが八味地黄丸は桂皮と附子が君薬で、六味丸は沢瀉・茯苓が君薬になる。六味丸と八味癌で全く変わってしまう。最近は2001年の系統中医学講座のテキストを机の横に置いています。図表も今と違い白黒です。しかし、私が一番脂がのっていた時代の系統中医学講座です。私だけではありませんが関東人は皆さん目から鱗という言葉で質問欄に投稿されていました。私自身が六味丸を買い御してから全く使っていません。私は車の運転もしないしゴルフもしない、余生はいっぱい勉強してゆっくり漢方診療がしたい。しかしいつまで漢方薬を保険で処方できるかわからない時代が来ています。レセコンで確認すると百数十の漢方エキス剤を調剤薬局においていただいています。そして錠剤やカプセルが多くおいてある。せっかく朝6時に起きていったが素晴らしい話なのによく居眠りしてしまった。昔は寝ることなかったのに年です。大阪府薬剤師会の認定研修会に関西系統中医学講座が選ばれたためかやたら女性が多く案外会場は空いてました。きっと薬剤師の先生方が多いと思います。7月は急病センターの当直です。7月の三連休は東京の品川で小児漢方懇話会、飯田橋で系統中医学講座、日本橋で眼科臨床実践講座の三つの会が重なっています。系統中医学講座発症の地お茶の水から飯田橋に変わった元祖系統中医学講座に振り替え受講する予定です。飯田橋は周辺に何もないから昼休みが退屈です。