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早期緑内障

早期緑内障と診断されたらどうするか。昔なら喜ばないといけないという医師もいたでしょう。なぜそんなもんなんで喜ばいといけないのというのが今の時代の流れです。しかし、PPGつまり視野検査で異常がでない緑内障は意外と多い。保険の点数がつき、OCTが普及したからです。超高齢化社会と緑内障は多治見スタデイデイで示された70歳を超えると10人に1人は緑内障を疑うデータが示されている。日本人のデータですよ。日本人と韓国人は遺伝子がよく似ているそうです。だから緑内障学会においても韓国から緑内障専門家が招かれています。緑内障についてこの一か月よく勉強しました。岡山の眼科アップデートセミナー、日本緑内障学会の三日間、兵庫県眼科オープンカンファレンス、アルコンとMSDと大塚製薬のWEBそして広島の瀬戸内眼科コロシアムかなり勉強しました。そして2台目のFDT購入、さらにはAP7000の購入を考えています。慢性疾患指導料の算定がない眼科で超慢性疾患はドライアイと緑内障の治療です。いかにドライアイと緑内障に強いクリニックなるかです。おかげで子供の中間考査の勉強を見る間が全くなかった。今日から答案返却がはじまり偏差値が26日にでます。神大付属明石がなくなったらどんな改革があるかわからないですがますますうちの子の学校へ東から進学する方が多くなりそうですがまだまだ不透明で受験科目に社会が入ったら大きく変わる。明石と住吉は遠いなあ。

レンティス

4月8日の新聞の一面記事にも記載されていましたがレンティスという眼内レンズを入れると何と料金が診察代込みで100万円になります。ドイツのオキュレンテイス社製の遠近両用眼内レンズです。レンズ径11㎜光学系が6㎜斜径が12.5mmです。自覚乱視は完全矯正できます。保険適応になることはあるでしょうか?白内障手術がそして眼内レンズが保険適応になったのは厚生労働大臣当時はまだ厚生大臣が自ら手術を受けてよく見えるこれは保険適応にしようというので保険適応になったそうです。K内閣の改革の前は無料で手術を受けられた方も多いと思います。TPPが入ってきたら多焦点眼内レンズが保険適応になることは絶対ないと思われます。今でも高度先進医療の保険に加入しておられたら民間保険が多焦点眼内レンズの手術費用は賄ってくれます。レンティスには乱視用MPLUSTORRICと乱視が入らぬ球面レンズMPLUSがあります。ハローグレアが少ないそうです。乱視軸も一度刻みだそうです。ドイツからの輸入に球面レンズで2週間、乱視用レンズで4週間かかります。いずれの距離でも視力良好だそうです。

第46回臨床眼科学会

パシフィコ横浜で10月30日から11月2日まで臨床眼科学会が行われます。そこに小泉が登場するというからなんてったてアイドール何ってたってアイドールと言ってキョンキョンがコンサートでも公開市民講座のついでに連休だからコンサートをするのかと思ったら小泉純一郎首相が公開市民講座かなんかに登場するらしい。しかしいつものことながらホテルが取れません。狙っているのは桜木町ワシントンホテルです。パシフィコ横浜に歩いていけるからいつも桜木町ワシントンでお世話になっています。毎日電話してますが満室です。勝負は3日前くらいからです。たいていおひとりですかと尋ねられOKをいただきます。今年は消費税増税前とあって大型補強をしております。西川病院から持ってきた機械は総入れ替えです。すでに数千万円使ってしまいましたがあと1台補強しておきたい器械があります。手術は性が合わないので検査機器特にVDTに関するものを補強しています。AGAのプロペシアを取り扱っているのですが患者さんが少ない。この層の患者さんにお越しいただきたい。ED治療薬でバイアグラよりよいのがほしいという人は多い。AGAの薬ここで出せますかという人が少ない。40歳代ぐらいでしょうか?頭の毛が薄くなるのは。この世代の方なら漢方薬も飲めるしEDにもなるしパソコンもするから実用視力系や調節検査のニーズも高くなります。

何よりも患者さんのために

何よりも患者さんのために沢井製薬です。高橋英樹さんがTVでCMやってました。CMの趣旨はジェネリック医薬品を用いると医師がジェネリック医薬品を使うとそして患者さんがジェネリック医薬品を用いると高騰を続ける医療費が収まるというものでした。日本のジェネリック医薬品は主成分が同じ、米国では添加物を含めて同じでないとジェネリック医薬品として認められません。そこで眼科・皮膚科用の外用薬では不安があります。そして不安な医師には後発品変更不可という印を押すことができます。院外処方箋には私は点数を取ってませんが一般名処方というのがあります。要するに成分名で処方することです。処方箋一枚につき商品名ではなくはなく一般名処方すると20円が医療機関に入ります。今やジェネリック医薬品を用いることは当たり前となっています。そして、中には特許が切れる前に先発品メーカーがジェネリックメーカーに特許の権利を売り渡してしまったものがあります。抗アレルギー薬のアレグラです。フェキソフェナジン「日医工」です。つまりサノフィが日医工に特許が切れる前にライセンスを売ってしまったのです。つまり来年FAになるプロ野球選手をFA前に他球団に移籍させるのと同じです。沢井製薬、日医工有名ですが今や一流の国産メーカーもジェネリック医薬品の分野を持っています。昔勤務先でソルメドロール500がデカコートに変わりました。わたしはソルメドロール125を一日8Vと書いたら薬局長が飛んできました。神戸の震災前のお話です。何よりも患者さんのためにと思っていまはジェネリック医薬品を処方しています。しかし、処方箋に後発品変更不可を押した処方箋が出回っています。

本当に緑内障か

緑内障ですと診断することは意外とと簡単です。しかし緑内障ではありませんよと言い切ることは大変難しい。SSOHや頭部疾患である下垂体腫瘍や近視性視神経症などとの鑑別はなかなか難しい。過剰診断と過少診断避けられません。大きな病院を数件言ったら緑内障であると言い切る病院悩ましいという病院緑内障ではないという病院いろいろあります。検査器械の進化や検査機器の選択が大きく作用する。眼圧が高く出る甲状腺機能亢進症逆に低く出るLASIKいろいろな状態があります。ひめじでもLASIKを受けておられる方が増えてます。フェムトセカンドレーザーで行われたLASIKはエキシマレーザーで行われたレーザーと異なりフラップの跡が分かりにくい。先日聞いた話ではフルオレスチンで染色しレイトステイニングを見ればフラップがみえるらしい。最近消費税増税に備え問診票の印刷を依頼しました。LASIKを受けましたかというのを項目に加えました。あまりに簡単にLASIKをを受けているため申告されない場合が増えています。LASIKなんて眼科ではなく美容外科のものという人もおられるようです。緑内障の診断には難しい人がいる。

高齢者でもできる実用視力

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目医者の会話

目医者はある意味差別予後と聞いたことがる。目しか見ない医者ということです。最近専門医講習会やウエブ講演会で何度か眼医者の跡取り問題が話題になった。結構子供がいない眼医者がいる。次に、異業種に進んでいる眼医者がいる。眼科の医師になっても特定疾患指導料もなく手術しないといきていけない他の科目を選ぶ時代に変わっています。皮膚科でもと言っては失礼ですがあまり命にかかわらない診療科という意味でス。皮膚科特定疾患管理料があります。眼科にはない。これが眼科医離れを起こすもとになっています。新臨床研修医制度になり眼科志望者が激減しています。更にはうちと同じようにいじめを受けて学校へ行かさなかった眼科の子供がおおいこおおいこと。以前もかいたが私立小学校へ転向させた方もいる。その先生からICレコーダーに残すように教えてもらった。しかし、浪人して関西で一番難しい医学部に入った子も誕生した。人の記憶はあやふやになる。教員もみんな栄転して管理職になる。昔、私が放射線科医であった頃血管造影してたら女の子ばかりになるよと言われた。XYのYは男性の遺伝子です。本当のところは分かりません。だから私は眼科に転向した。そしたら弱虫の男の子を授かってしまった。

実用視力は面白い

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PPG

PPGとはPREPERIMETRIC GLAUCOMAのことです。OCT等の普及により視野には異常がないが神経線維層欠損や視神経に緑内障を疑わせる所見が存在することです。PPGはオクトパスやハンフリーなどの静的視野検査を行い視神経異常に一致する緑内障性視野異常を認めない状態です。いわば緑内障性視神経症の前段階です。FDTやフリッカー視野計やブルーオンイエローなどの特殊視野検査でのみ異常が出るのもPPGです。先日兵庫県眼科オープンカンファレンスでプレペリメトリックグラウコーマの特集があった。OCT緑内障領域の権威であり久留米大学準教授から埼玉医科大学の教授にご就任される板谷先生をはじめ著明な先生のお話を聞くことができました。まだ緑内障と診断がつかないPPGで点眼を始めるかという話題がありましたが皆さんならどうされますか私なら点眼します。点眼で不可逆性変化を防ぐことができるなら安いものです。緑内障は白内障とは異なりに戻ることができない病気です。折角検査して緑内障の前段階を見つけたら無駄かもしれないが自分自身なら点眼を開始します。ただし、患者さんなら別です。静的視野で異常が出るのは40パーセントの神経欠損がすでに起こっています。あなたがPPGならならどうしますか?

実用視力計

日常生活における視力をシミュレーションしたいと思いませんか?それを可能にしたのが実用視力を測る特殊視力検査装置コーワAS-28です。視力の正常値は1.0です。然し1.0見えていますよと言われてもピーンと来ない人も多いと思います。特殊視力検査装置つまり実用視力を測定する器械であるコーワAS-28特殊視力系を西川クリニックへ導入しました。兵庫医科大学病院眼科に続き兵庫県第二号機です。NHKのためしてガッテンで紹介されたドライアイの視力を実用視力を測定する器械です。ムコスタ点眼液を点眼すると視力があがると言って物議をかもしました。それは普通の視力ではなく実用視力です。実用視力計と言われているものです。特徴は1分間の平均視力です。視力の時間変化を視覚化しています。つまり、平均視力を実用視力と言います。ことしは3D-OCT,調節検査、1台目のFDTの修理、2台目のFDTそして新規のファイリングシステムと合計〇○○万円の大きな出費です。消費税があがる前に買ってしまえと思い投資しました。検査料は普通の視力検査の料金です。