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国民皆保険制度の勘違い

6月になりスギ花粉の舌下免疫療法シダトレンの導入が増えている。ばかげた話だがこれって本人がこないといけないんですね?はあ?保険診療を何と思っているのか。無診療投薬は禁止、ドラッグストアではありませんよとご説明してもわからない人が増えている。シダトレンは要処方箋役である。3年から5年続けると心に誓った方のみが始める治療です。休日夜間急病センターで多くの方から言われたのはこれって治りますか?いつ治りますか?初めて出会ってわずか数分の方に免疫力がどの程度あるかわからないのにわかるわけない。私を占い師と思っているのではないかと思った。感染が起こるかどうか免疫抑制のお薬を使っているか、糖尿病はないのか。それから主訴が骨粗鬆症の検査、アレルギーの検査というのも保険診療にはなじまない。症状があるから検査するのが保険です。交通事故で10対0で加害者の場合は保険を使ってよいらしい。0割の過失の保険会社からはお金が給付されないからです。シップ○枚頂戴これは保険診療ではない。ドラッグストアで自費で買ってちょうだい。そんなこと言うと先生はケチだとか藪とか言われるが気まりを知らないのは患者さんです。30日を超えた処方はできません。

医師に働き方改革はできない

産業医としてストレスチェック面談に取り組む時期です。ところがこのストレスチェックテストの判定をサービス残業でしろという企業がある。これは重大な問題であり三社契約を介する市医師会の産業保健が機能していないチェック不足だ。契約書では2年契約、この会社は一年契約鹿社内規定では認めないといういいか加減な契約である。輪番制の休日診療所義務化が嫌だと九州では訴訟になっている。5年で医師の働き方改革なんてできるわけがない、しかし私が医師になった平成の初めは医師は給与が高いから労働基準法適応外といわれたが研修医が労働者と判決が出て変わった。姫路ではいやだが仕方ないとみんな黙って出務している。産業医も昔は名義貸しというのがあった、しかし今は労働k准監督署の監査が入る時代です。病院でも50人以上いれば産業医を置かねばならないそして管理監督者である院長は産業医を兼務できない。どんどん厳しくなっている。ところがどっこいストレスチェックテストが50人以上の事業所で義務化され産業医の業務は増えてそれに見合った報酬受け取り仕事をしているものとばかり思っていたが在宅勤務のストレスチェックテストの判定に報酬がつかないことが前任医師の聞き取りから分かった。姫路でも指折りの企業がこれでは断るしかない。