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蕁麻疹のはなし

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コンポネント診断

アレルギーのコンポネント診断は今の段階では不十分です。今の段階では皮膚テストが勝ります。しかしわたくしのような皮膚科でない医師にとってはアレルギーのコンポネント診断が有用な時があります。サーモフィッシュアーがスポンサーではない形の講演を聞く機会を得ました。加古川までお話を聞きに行ってきました。Arah2,Glym4、ω‐5gliadin、カゼイン、オボムコイドの5つです。もっと増えたらよいのになあ。話題にも上らないがアトピー性皮膚炎の汗の検査が3月31日を持ちまして薬価削除になる。誰も検査してくれとはおっしゃらない。今後汗の変りの検査は内。ピーナッツアレルギーではArah2がピーナッツで調べるよりも正確です。小麦アレルギーを血液で調べてほしい方お越しになった。小麦以外に2項目を調べます。茶のしずく石鹸事件で小麦単独ではだめなことがわかっています。オメガ5グリアジンで小麦アレルギーを調べると8割の確率で陽性になります。昨日お越しの患者さんのコンポネント診断の結果が楽しみです。珍しく今日はゆったりしています、ストレスチェックテストの高ストレス者面談と報告書作成、訪問診療の四肢の身障認定の書類作成で金曜日は夜中まで忙しかった、昨日は神戸駅のところで眼科専門医の講演会が遅くまであった、今日は久々にゆっくりです。ブランチに妻が作った海鮮巻に浜松で購入した静岡のワサビを付けていただきました。わさびがからかった。

姫路小児アレルギーケア研究会

今日は午後から夫婦で姫路小児アレルギーケア研究会に参加しました。好天に恵まれ会場は満席で机のない方もおられました。アレルギーエデュケーターの資格をお持ちの方をを県内から招き姫路のアレルギー患者会の代表の方と対談いただくという以前神戸でも聞いたことがあるお話ですがとても興味深く拝聴しました、土曜日の午後ですが寝ている人なんていなかった。まずはこどもがアレルギーになりそこから勉強が始まる。母乳が良いのか人工乳が良いのか、きょうのはなしをうちの子が生まれる前に聞きたかったと妻が申しました。みんなアレルギーの子供授からそこから勉強が始まる。私も姫路に帰り始めてアレルギー学会に入会し専門医を目指して勉強しました。いまでは眼科では珍しいアレルギー学会認定アレルギー専門医です。漢方とアレルギーという眼科プラスアルファが私の売りになっている。今日は朝からすごい重症の人がお越しになった、PROBNPが2000で心不全状態なので大きな病院に紹介したがなんとHCCによる腹水胸水でまたまた病院を紹介しなおしました。何が起こるかわからない、アナフィラキシーショックになってエピペンを的確に打てる保護者は少ないと思う。

大人の食物アレルギー

乳児のアトピー性皮膚炎はは卵の感作が一番多く、次が牛乳、そして小麦に感作されていることが多い。大人の食物アレルギーはどこに行った良いのかわかりにくい。そこで私なら相談しやすいと食物アレルギーについて結構相談に受診なさる。最終的には食物アレルギーは負荷テストになります。その中で親族が経験した食物アレルギーがある。正月に百貨店の高級豆腐を食べたとたんに口の中がイガイガすると言い出した。そうだこの人白樺やハンノキに採血で陽性に出ていたなあ。OASあるいはPFSつまり野菜果物アレルギーだ。百貨店の豆腐はそこらのスーパーの豆腐に比べて豆乳に近い、おぼろ豆腐もしかり。このような一見体に良さそうなのがアレルギーを超しやすい。豆乳ラテもアレルギーを超すことがある。バラ科の果物でもシラカバやハンノキは野菜果物アレルギーが非常に多いが最近血液検査をするとお二人続けて陰性だった。大人の食物アレルギーはどこへ行けばよいのか?アレルギー対策基本法で都道府県に一つ拠点病院を作ることになっている。

鼻水

鼻水は健康な方でも作られる、なんと鼻水はペットボトル一本1500㏄も作られるそうです、花の粘膜を湿らせる、はなみずは呼吸で蒸発する。健康のバロメーターです。無色透明が良い。病気になると色がつく。アレルギー性鼻炎でも風邪でも血管運動性鼻炎でも鼻水は出ます。アレルギー性鼻炎というには本当は誘発テストで原因アレルゲンに反応しないといけない。そうなると耳鼻科はパンクする。血液検査で特異的IgEを調べているのは感作されているかどうかを調べているだけです。だからVIEW39で食物アレルゲンが検出されても食べてはいけないという話にはなりません。ところで最近、どう見てもアレルギー性鼻炎しかしながらアレルギー性鼻炎と診断しきれない方が増えている。ここ数日鼻閉を主訴に患者さんがお越しです、耳鼻科の西洋薬よりも漢方薬が鼻閉によく効くことが口コミで広がっているからです。漢方薬も胃腸虚弱の方ではいがあれる。漢方薬にも多くの副作用がある。

デザレックスも飲んでみたけれど

アレルギー鼻炎の方が急増しています。12歳から服用できるデザレックスを飲んで効いた飲んで効かなかった。昨年は姫路市薬剤師会の講演会がありビラノアを中心に使ったが今年はデザレックス発売一周年記念の講演がとてもよかったのでデザレックスも使用しています。子の講演会でいただいた資料を大切に枕元に置いて作分飛散以降毎日目を通してから休むようにしている。カラーで充実convenience storeへ行ってコピーして診察室にも置かなければならない。鼻が詰まる人が増えてルパフィンの抗PAF効果も期待しますが14日しか投与できません。なぜアレルギーのお薬は安いのでしょう。舌下面気療法のお薬の薬価が微々たるものながら上がったそうです、もっと上げてシラカバハンノキやヒノキも舌下免疫療法を開発しほしい。続けることが大切な舌下免疫療法一昨日4カ月受診歴がない女性がダニの舌下免疫の薬が亡くなったとお越しになった。最初から再開することを勧めましたがずっとしていましたと強くおっしゃるので処方いたしました。4カ月あけば初診です。自己都合で中断したと考えるのが一般的です。昨日アシテアダニ舌下錠の塩野義製薬の新しいインフルエンザのお薬の講演を聞きました。発病2日ではウイルス量は減少するが症状は改善していないとのことでした。昨日産業医の衛生委員会へ行き2月はインフルエンザでシフトが組めなかったというお話もありました。

エピペンが手に入らない

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スギ花粉症

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おとなの食物アレルギー

アレルギー対策基本法ができたがアレルギー学会の専門医にはにもメリットがない。逆にHRTができなくなる。愛知県の藤田学園の分院では新しい講座ができたりしている。兵庫県ではどこになるのでしょう。拠点病院は各県に一つできます。そこで一番問題は大人の食物アレルギーを診療できるかどうかです。添加物を含めてどんどん新しい食物アレルギーが見つかっている。小麦、魚、甲殻類、果物のアレルギーが成人で増えている。アトピー喘息花粉症を見る医師は増えているが食物アレルギー特に大人の場合対応できる施設は限られる。昨日、ないのにエピペンがほしいという情勢がお越しになりました。救急搬送された病院でエピペンの処方を受け期限が切れたからお越しになったが先週処方したエピペン2本ですっかりエピペンはなくなっている。エビが疑わしいが採血では陰性だったそうです。処方箋は姫路市外に持参されるそうです。チェックシートで確認していたがエピペンについてあまりご存じなかった。DVDも見たことがないそうです。どうしても欲しいといわれたので期限切れでもアナフィラキシーになればうつように伝えて処方箋を発行した。

ヒスタミン遊離試験でひと汗を調べる

ひと汗アレルギーはアトピー性皮膚炎やコリン性じんましんで自己の汗に対する過敏反応です。夏に増悪する人にはひと汗アレルギーがおられると思います。今年度いっぱいでHRTのひと汗の検査ができなくなると聴きました。じぶんの汗にかぶれることがあります。特に夏場の今の時期にアトピー性皮膚炎の方です。ヒスタミン遊離試験はヒト汗を測定できるので好きです。しかしながらコントロールが0となることが少なくない。low responderです。また翌日が休日祝日の場合は検査ができません、特に土曜日は翌日が日曜日なので絶対無理です。またあせ単独の検査も不可能です。汗以外にセット項目あるいは該当項目を一緒に検査します。ひと生成汗抗原を用いたヒスタミン遊離試験がHRTです。これがこの3月で施行できなくなるようです。そんなこんなでHRTは3月で検査ができなくなる。私のところもHRT用の試験管はもうありません。