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出来るだけ多く

出来るだけ多くという言葉を診察しているとよくきく。耳にタコができた。これほど不快感のある言葉はすくない。もう言わないでほしいとおもうのはわたしだけでしょうか?何かといえば薬の処方日数です。ひと月の平均受診日数は1.05回というのがわたくしのクリニックの現状です。一期一会ならぬひと月に一度も会わない人が多い。十分な薬を出しているはずだ。それでも同じことばかり聞くと毎日うんざり。診察を重ねると見えないものが見える。無診療投薬だから薬だけはでないというとたいていは受診しなくなる。ステロイド外用薬が出ていても母親が平気で薬をとりにくる。このような方に限り医事紛争に至るのだろう。確信犯は昼休みに電話してきて薬の処方を希望する。待たなくてよい。夕方からは幼児教室がある。今くれないなら耳鼻科へ行くといわれる。どうぞご自由に。中学校まで医療費無料化されているところへ行けばもっとひどいことになっているのだろう。国に罰金払ってまで医療費払うこと免除する必要はあるのかなあと思いませんか?

うつ病とレメロン錠

抗鬱剤にはSSRI、SNRI、が有名です。眠たくなる抗鬱剤があります。ご存知でしょうか?私は時々処方します。レメロンという薬です。レメロンはMSDの製品です。レメロンを服用すると最初はものすごく眠たくなります。レメロンは半錠でも非常に眠くなります。よく言えば睡眠剤いらずかもしれません。レメロンはNaSSAという系列の薬になりまうs。鎮静作用は強力です。家族が驚くほど眠ることがあります。抗鬱剤は4時間睡眠では効果がない、7時間眠って初めて効果が出るという言葉が印象的で座右の銘としています。わが国には現在SSRIが4剤、SNRIが2剤、NaSSAが1剤あります。無難なものはSSRIのジェイゾロフトです。SSRIは不安が強い人や緊張しやすい患者さんに有効です。SSRIは胃腸障害が多いようです。うつ病は10人に1人が一生の中で体験する病気です。

めがねをかけさせたくない症候群

眼科健診の春です。「メガネをかけさせたくない症候群」をご存知でしょうか?何処にメガネをかけさせたい親がいるか?いないでしょう。そしたら「メガネをかけさせたくない症候群」が生じるのは仕方ない。おそらくいないであろう。近視とは何か。これをご両親にご説明することなしには語れません。近視とは目の長さつまり眼軸長が長いことだ。遠視とは何か?くどいが目の長さが短いことだ。一度目が長くなると短くならない。そしたら近視が治るわけがないのは自明です。それを「近視は治る」などという書籍が発売されているから迷路に入る。ドクターズショッピングがはじまる。近視には遺伝子の働きが大きく関与している.日本人には近視になりやすいという宿命があります。メガネを勧めると何が問題か。近視の度数が進むことです。そう信じている保護者は多い。全くの誤解である。誤解されているのは視力と近視の度数は必ずしも相関しない。裸眼の視力をはじめ視力で議論するのが問題な様である。

ムコスタ点眼液と心の病

漢方診療のこころえとして診察の時よく話を聞くのをこころがけている。心の病をお持ちの方が時々お越しになる。その方に処方して喜ばれるのがムコスタ点眼液です。心の病にたいするお薬はドライアイの原因となります。ムコスタ点眼液でムチン分泌を促すことを涙点プラグを挿入する前に入れることは有効かつ大切です。

レビー小体型認知症

パーキンソン症状と認知症の症状が認められるときはレビー小体型認知症を疑うらしい。昔は脳血管性認知症を疑っていたような方でも今はMRIをとればだれにでも小さな脳梗塞はみつかります。従いまして脳血管性認知症はあまり以前ほど診断されなくなってきています。昔、市内で日教組の幹部だった方もレビー小体型認知症と診断されておられると聞きました。徘徊と認知機能の低下が見られたらアルツハイマー病が8割といわれています。認知症は物忘れと社会生活困難である。先ほど94歳の方が診察に来られたがかなり認知障害が進んでいた。誰でもいつでも起こりうることです。

今どきの薬剤師

今どきの薬学部の学生さんは6年で学校に収める納付金が1200万円と聞く。CBTというのがありCBTを突破しないと実習にでれないそうです。実習も調剤薬局と病院の両方に行くそうです。実習前には予防接種も必要です。コミュニケーション能力は大切です。イナビルの吸入指導をすれば子供のとき幼稚園の砂場で学んだことを全て学べるような気がする。なぜか?それをわかれば一人前です。医師でも若いほうが教育されている。わたくしの若いときは、顔写真入りの名札はなかった。これからは6年間勉強した優秀な薬剤師さんが勝ち残る世の中です。

NBM

NBMは「物語と対話に基づく医療」のことです。患者自身が語る物語から病の背景を理解し、患者の抱えている問題に対して全人格的にアプローチをおこなうことです。①傾聴すること、②理屈だけではだれも従わないこと、③治らないだけでは通告である、④一緒に考えることが大切です⑤患者が自然に語るまで待つつまり時期が熟するまで待つ。EBMに対することばです。毎日対話を大切に診療してゆきたいものです。

テレビ

わたくしのクリニックにはテレビがない。私の家にもテレビはない。出来るだけ丁寧に診察し会話内容がよく聞こえるようにという考え方に基づくものです。テレビを上につるすとドライアイになる。医療機関には菌がいる。早く帰れるようにするのが我々の目指すところです。雑誌も置いていないのはそのためだ。わたくしの目指すところは早く帰れるように努めることです。

さくら

さくらは悩ましい。夏になると毛虫でいっぱい。春になるともうすぐ咲く、早くさかなあ、咲いたら咲いたで散るのはいつか心配する。散り始めたら物悲しい。この世に桜の花がなくなればどんなにのんびり、あるいは穏やかであったか。春は別れがあって出会いが後から来るので物悲しい。後三月もすればさくらは散っているであろう。光陰矢のごとし。ああ、あと何年生きられるか?或いは生かされるか?誰にもわからない。

ビタミン剤

近畿厚生局の新規開業指導つまり6か月指導を受けていない私はビタミンをくれと言われるほどつらいことはない。ビタミンは有効性を示す必要がある。また投与期間が長くなるとご指導をいただくことになる。患者さんは受付でまたは調剤薬局でビタミン剤がほしい旨いわれる。今日の日本経済新聞に載っているがビタミンは別料金にしようと載っていました。お願いだからビタミンは別料金にしてください。みんなビタミンは元気になる唯一の薬と思っている。漢方の方がもっと聞くと心から思っている。ビタミンは出せないというと家内が起こるといわれそれ以来来られなくなった人もいる。他人の薬をもらおうなんてとんでもないことです。保険の療養規則違反です。