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ラジオ出演決定おかげさまで9万アクセス

私が匿名で書いた眼科疾患の原稿が夏から公開されて9万アクセス越えで大反響。9万アクセスは凄い。私のブログが毎日300アクセスなのですごいと思います。いよいよラジオ関西に出演決定いたしました。姫路のケーブルテレビWINKに出演したのは20年前です、その時の画像はビデオで書斎に置いています。タイトルはドライアイでした。今度はラジオなので画像は残りません。一月の木曜日の夜の9時からの収録だそうです。緊張します。正月の仕事は出演の原稿を作成することです。寒波が襲ってくるのでおとなしくしておきなさいということです。

エイベリス点眼液

緑内障の新しい作用機序の薬エイイベリス点眼液について勉強しました。参天製薬から登場したエイベリス点眼液はエイはアイ、べリスは美しい。MSDのベルソムラが美しい睡眠から命名されたのとどこか似ている。世界初の選択的EP2受容体作動薬です。ブドウ膜強膜経路繊維柱帯流出路の両方を介した房水流出を促進し眼圧を下降させます。ラタノプロスト登場、上陸から20年ラタノプロスト点眼液と同等の効果がみられる薬が20年ぶりに登場したとのことでした。禁忌は無水晶体眼、眼内レンズ挿入眼に禁忌なのはCMEが起こった14例ですべて偽水晶体眼あるいは無水晶体眼であったからだそうです。さらにはタプロス使用中の方、白内障術後の方にはアメリカで虹彩炎が起きたとのことです。チモロールとは相性が良いそうです。タプロス以外のプロスタグランジン関連薬については実験していないから併用についてはわからないとのお話でした、しかし緑内障患者さんの4割が点眼していないというのはわかる気がします。糖尿病などメタボと同じである日突然不幸はやってくる、気が付いたら遅かった。70歳で10人に一人の緑内障侮ることなかれ。えいべリス点眼液は軽い充血があります、そしたらこずめていっくな面から嫌がる患者んが非常に多い。私は言いやすいから特に目が赤いから嫌といわれる、言わないで黙って立ち去る方も多いと思う。点眼薬を処方して5~6回、あるいは2から3カ月でお越しにならない人が全国的には6割といわれています。副作用がない薬はありません、副作用で角膜肥厚というのもおっしゃってました、

ウエルウオッシュアイは目の洗浄を行います

新しく発売されたウエルウオッシュアイは点眼型洗眼薬です。ウエルウオッシュアイは第3類医薬品ですが眼科の医師の指導下で使う点眼型洗眼薬です。ウエルウオッシュアイは一回に4から6滴もさすそうです。今まで洗眼に使われてきたアイボンです、小林製薬は製薬協に加入していないが興味深い商品をそろえておられます。製薬協に入っていないのでアイボンについてお話を聞く機会が今までありませんでした。第一回眼科アレルギー学会で展示ブースに立ち寄りアイボンにはずっと前からBACが入っていないことが判明しました。英語のペーパーもいただきました。ウエルウオッシュアイはBACとパラベンが入っていないので安全を第一に通られています。一本に10mlはいっています。ソフトサンテイアとは目的を変えて作られたようです。水道水での洗眼は最近は緊急時以外は塩素により角膜に傷が入るというので推奨されていません。参天製薬が売れば何でも売れる、きっとはばたくでしょう。

コンタクトレンズの販売管理者講習会

今日は年に一度のコンタクトレンズの販売管理者講習会で県医師会館に行きました。コンタクトレンズ診療もハードコンタクトレンズは面白いがソフトコンタクトレンズは正しい使い方をしない人が少なからずいるのが残念です。私のところには最近はプラセンタや漢方薬による更年期障害の治療の方が多くなっています。今日からインフルエンザの注射を始めました。予防接種は自分でしないといけないから肩こりがひどくなります、漢方薬でごまかしながらしてましたができるだけ子供さんの予防接種をしないように最近は心がけています。昨年同様今年もワクチンが少ない、毎年お越しの方や障害がある方に接種できたらと思って摂取していたら車から降りることができない毎年お越しいただけるお子さんがお越しになった。駐車場まで私が出向き予防接種をしたりいぼの治療をしたりそんなことしている眼科専門医はきっと私以外にいない。目には全然関係ないアレルギーの犯人探しも面白い。姫路キャッスルホテルで広畑漢方研究室のお話を少し聞きました。座長は整形外科の先生、便秘には急性期の整形外科だから大建中湯を使うことなく通導散や冶打撲一方を用いるとおっしゃってました。うわさではこの先生3つの寫下剤を使うらしい。もう一つの方剤は何だろう。急性期の整形外科では日本一清心蓮子飲をお使いだそうです。わたしはオウゴンが生薬で入っているので清心連子飲は長い間使っていません。気陰両虚ならもっと違うものを使ってしまう、どう使っておられるんだろう。明日は東洋医学会の関西支部例会、東京のアレルギー専門医講習会にお金を払っているが梅田のサンルートで行われる関西系統中医学講座で仙頭節を聞くことにします。

ドライアイ

さわやかな秋になってきた。体は楽だが目は悲鳴を上げる。目がかゆい人も増えている、朝夕の冷え込みなくして紅葉はない。ドライアイの治療は患者さんの自覚症状改善が目的です。しかし医師と患者で満足度が異なるそうですね。それはなぜかというと検査所見の解釈、現在の検査の限界、眼表面の感覚の関係などが考えらrているそうです。ドライアイの自覚症状は目の疲れ乾燥そして不快感が考えられている。ドライアイの点眼液で患者さんから人気なのはヒアルロン酸しかし作用機序を考えるとジクアス点眼液やムコスタ点眼液が理にかなっている。ドライアイには6割以上ヒアルロン酸が使われている。その結果点眼直後は良いがすぐに症状が戻る気がするという話になる。もっと目が潤いたいという人がたくさんおられるそうです。そのためにはデイスプレイを見る時間を減らすのが一番と認識します。しかしそれができないから眼科にお越しになる人が多い。安全性の問題からヒアルロン酸100パーセント点眼液は発売されません。ドライアイの診断基準が変わりましたがヒアルロン酸が多く使われるのには高い点眼液が使いにくい時代の背景が大きいと思います。少ない原料を水に溶かしてできるのが点眼液です。

DMEの治療

糖尿病で目が見えなくなるには二つの病態がある、PDRとDMEです。抗VEGF抗体が出現するまではPCが治療の中心でした。抗VEGFで視力が維持されることも多いが終わりが見えない治療です。抗VEGF抗体の注射はAMDよりもDMEで有効だそうです。昔は来る日も来る日もレーザーをしたが今は減っている。しかしPDRでの抗VEGF抗体注射単独は中断で急激に悪くなることがあるそうです。感染性眼内炎は0.04パーセントと少ないながら起こりうることです。エビデンスレベルが高い治療はRCTランダム化比較試験だそうです。大規模臨床試験と実臨床は異なる。自機能が悪い人正常な人、急激に血糖変動した人いろいろな人が実世界にはおられる。TAEはMINORITYです。抗VEGF抗体治療で最も大切なのは実施前の視力だそうです。アフリベルセプトはVEGFと強力に結合する。だから作用が強いと考えられているようです。最後に昔から言われるが糖尿病網膜症は収縮期血圧10mmHGの増加で15パセントもの黄斑症を増やす。国民皆保険ですから必要以上に高額な薬を使うことは戒めねばならない。派遣労働者の保険組合は来年3月で解散し協会けんぽに所属することになる。

姫路市立大白書中昭和53年卒業の方の同窓会が行われます

姫路市立大白書中学校は大市小学校白鳥小学校そして私が卒業した曾佐小学校が合わさった中学校です。私の学年は356人ぐらいいたつまりあと5人ぐらい増えたら5月にクラス替えという話が合った。私は姫路市に帰ってきて20年以上たつ。おそらく私は姫路市立大白書中学校を昭和53年卒業です。すべての方に連絡がいってないと思います。毎日300アクセスの私のブログで情報を発信すればだれかお一人くらい参加者が増えればうれしく思います。竜野市のシーショア御津岬で12時からの開演だそうです。帰ってきて姫路駅前?で2次会の予定もあるそうです。そして帰ってきてすぐ母校である姫路市立大白書中学校へ学校医として赴任しました。昔は眼科医が少なく10校ぐらいベテランの眼科医は担当していた。最近は3±1つまり2から5校が担当です。年一回保健室を訪問します。何年かするとPTA会長をはじめ役員に同級生がいた。みんな元気でやっているんだと思った。何年か前に10月に同窓会があるので来ないと誘われた。瀬戸内コロッシアムで広島まで行く日だった。残念。高校の同窓会は5年ごとに正月に行われるがどうも休日夜間急病センターで働いていたり日直・当直で働いていることが多い。漢方薬・眼科・アレルギーを中心にいろいろな講演を拝聴しているので貧乏暇なし。この日も18時から姫路市内科医会の講演会で姫路キャッスルホテルへ行く予定。細くてもやしのようだった私は今ぶたになっている。私の名は昔とは違う、比叡山横川で得度して行院へ行って住職資格を取って家庭裁判所で名前を変えています。ご連絡はクリニックへ診療時間にください。

アイボンは塩化ベンザルコニウムフリー

「小林製薬のアイボンには防腐剤がいっぱい。」というのは常識と思ってました。実はアイボンには2003年ごろからかぶれの原因になる塩化ベンザルコニウムや気管支ぜんそくの原因になるパラベンは入っていなかった。アレルギー性結膜疾患ガイドラインの記載や洗眼すると角膜に傷がつくというのも常識と思ってました。あったらいいなの小林製薬、コンタクトレンズをはずした後にアイボンとの記載がある。アイボンは第3類物質で私たち眼科医や薬剤師に情報提供するMRがいない。頻回交換のコンタクトレンズのケースも使いまわしアイボンのカップも使いまわしになっている。慶応大学や鶴見大学の実験では低温洗浄と乾燥でアイボンのカップもかなり安全であるとの報告もある。水道水で洗うことの問題は薬がないアカントアメーバが水道水には存在することです。人口涙液型の点眼液での洗眼が推奨されてきたがアイボンには過剰の塩化ベンザルコニウムが配合されているというのは大昔の話である。カップの清潔さ以外に洗眼のもう一つの問題点はムチンや塩化リゾチームを洗い流してしまうことです。眼科アレルギー学会に朝8時30分から18時30分まで参加して得た大きな目からうろこでした。

第一回眼科アレルギー学会

お茶の水のソラシテイで行われた第一回眼科アレルギー学会に参加しました。第一回の眼科アレルギー学会に姫路のツカザキ病院から2演題でているのにびっくりしました。兵庫医大からも2演題。東京はお天気が良く、関西は雨だったようですね。昨夜最終ののぞみで新神戸から東京に向かいました。先週のアレルギー学会の第一回臨床アレルギー講習会は多職種、看護師、栄養士、薬剤師、エディユケーターみんなで一緒に勉強しましょうという会でした。今回は基礎医学や他科の著名な医師をお招きしお話をお伺いいたしました。朝8時30分から18時30分まで疲れました。アイボンには塩化ベンザルコニウムが入っていないというのが一番びっくりしました。ソフトサンテイア点眼液で洗眼すると言うのは過去のことのようです、新しいガイドラインでの記載を待ちたいと思いました。舌下免疫療法をする医師は眼科医では非常に少ないという話で終わりました。

コソプト点眼液のジェネリック

私は発売時から緑内障の方にはコソプと点眼液をお勧めしている。好きなプロスタグランデイン関連薬と併用できますというコピーで韓国では単剤トップでよく使っているコソプト点眼液に後発医薬品が登場した。ところが今度コソプト点眼液の後発医薬品にさらなるメーカーが参入するようです。今週は日曜日の日本眼アレルギー学会まで毎日講演会がある予定でしたが台風で流れてしまいました。先日の台風もメトグルコの講演会が姫路のホテルで行われるはずでしたが中止になりました。わざわざ臨床治験を行ったコソプト点眼液のジェネリック医薬品が登場しました。聞くところによると全く同じものなら従来通り、少し添加物や防腐剤を変えると臨床治験が必要になったそうです。今年になりそんな話を聞き個性がない点眼液ばかりになるのかと思ったら臨床治験を行う会社が登場した。内服薬はタリオン、アレグラ、メイアクト、AGが大流行ですが点眼液にはAGの考えがないのかあるのかよくわかりません。聞くところでは今後は全く同じ成分でなければ後発医薬品として認められないと聞いております。皮膚科なんて医師が自己流に製薬メーカーの製品を混ぜています。眼科で医師が勝手点眼液を混ぜたら大問題になりそうです。皮膚科の軟膏の東京逓信病院薬剤部の配合変化の論文が手に入りました、さっそく読んでみます。