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腸球菌

日常の診療でよくつかうレボフロキサシンつまりクラビットのジェネリック製剤ですが微熱が収まらないので抗菌薬を中止してバルーンで導尿して腸球菌が尿の培養ではえた。VREではありません。レボフロキサシンもフロモックスも感受性はなかった。バンコマイシンとペントシリンしか感受性を示す抗菌薬がない。困ったさあどうするか。おむつをしている寝たきりの方です。PEGの交換の時期だがそんな余裕がない。訪問看護さんからおむつをしている以上また同じことを繰り返すかもしれません、敗血症になるかもしれませんしかし今は点滴目的の入院はどこもとってくれませんという内容を説明いただくことにしました。父親が亡くなりもうすぐ一年です。自分の父親と同じ思いで訪問しています。安価?な時給で勉強と思い訪問診療のお手伝いひょっとしたらお邪魔?をしています。訪問診療は保険での報酬は多い、求人を見ると高額な在宅医の募集が出ています。何とかしてあげたいが妙案がない。困っています。漢方薬の補剤で抵抗力を高めるとよいかもしれません、しかし、邪を元気づけてしまうかもしれません。攻補兼施で何とかしたい。

ヘルペスが多いです

年末からヘルペスが多い、ヘルペスウイルスには水痘帯状疱疹ウイルスと単純ヘルペスがあります。眼科には眼部帯状疱疹という病気があります。片眼が赤くて痛い、流行り目と似ている、そして耳前リンパ節が腫れている、ステロイドを使うとえらいことになる。だから片目が赤い人にはステロイド点眼は使わない。自衛隊病院でステロイドを使って大変な経験をした。ヘルペスグループはステロイドを使わなければ自然治癒もある。アトピーでステロイドとプロトピックをガンガン使っている人が右の顔面が帯状疱疹でいっぱいになっていた。おまけに丹羽式軟膏まで塗っていた。外用薬すべてやめてもらった。エパデールが好きな私はバラシクロビル粒状錠を最近処方しています。ただし一般名処方なので患者さんが何を選んでいるかは不明です。最後に昨日午後の小学生体重56Kgもある。ただ右の顔面がいたい。これも帯状疱疹を疑いバラシクロビル粒状錠を処方しました。3000mg分3です。漢方薬で気血を補いたいあるいは祛風湿をしたいが薬が多くなるので漢方薬は併用していません。治ったら水痘ワクチンうってください。

時代を変える薬

明けましておめでとうございます。時代を変える薬が何かと話題です。共産党の書記局長のおかげでオプジーボの薬価が50パーセントカットになる。ハーボニーによりC型肝炎が確実に治る時代が来ています。次のターゲットはB型肝炎やNASHのようです。肥満の約半分が脂肪肝、BMIが30以上の人の70パーセント以上が脂肪肝です。日本人には1000万人のNAFLDと100万人のNASHがいるようです。代表がハーボニーです。C型肝炎の薬がなにかと話題です。内服薬で治癒するとはすごい。そして抗がん剤さらにはLDLが下がる💉PCSK9。いろいろな高薬価な薬が登場している。1錠8万円のハーボニーの薬価改定を契機に色々動いている。そして薬価改定ですがどの薬を毎年改定の対象にするかが話題となっている。血小板が10万未満で肝硬変といわれていましたがNASHからの肝硬変は15万くらいでも生じるそうです。つまりALT正常でも線維化が進行していることがあるそうです。BMIが25以上でNAFLDの確率は50パーセント以上とされる。NASHの診断は肝生検によるが4型コラーゲン、インスリン抵抗性、フェリチンの3つから簡易的に見ることもできるそうです。時代を変える安い薬でてこーい。今日はホームページを訪れた方が少なかった、なんと今のところ検索キーワードはなかった。

庭の水連ばちのホテイソウにきれいな花が咲いている、ようやく台風接近で涼しくなってきました。水たまりをなくしてかの幼虫ぼうふらを増やすなと近年言われている。蜂受けの水受けやタイヤなどの小さな水受け・水たまりにボウフラは発生する。住宅地で見られる都会の蚊がデング熱やジカ熱を発生さるのです。自金綱デング熱には昼間の蚊に対する対応がいる。蚊の話が今年も注目されています。白い衣服を着れば蚊は来ない。黒い衣服を着れば蚊は接近する。白い服を着なさいと言われています。自加熱流行中のバラ汁でオリンピックが行われる異常な年でした。デング熱にジカ熱を媒介するヒトスジシマカ、海外に行けば日本脳炎を媒介するコガタアカイエカ、マラリアを媒介するハマダラカいろいろいます。蚊を媒介する感染症ばかり注目されていましたが麻疹が今注目されています。海外渡航して帰ってきた西宮から幕張そして兵庫県へ帰ってこられた家族3人に感染した。今どきの若い人ならだれにでもある話。最初は高熱が出たそうです。熱だけならいろいろな病気でだれにでも起こります。

爪みずむし

最近、爪を切って培養にたくさん検体を出しています。そうです、そこで爪みずむしの話を拝聴するために神戸に行きました。今年は蒸し暑くダニ関連の方が多いが白癬菌感染症も多いと思います。ポーラファーマのMRさんの爪みずむしに対するルコナックの話から始まりました、ちなみに私のところは佐藤製薬のルコナックです。手の爪みずむしは6カ月足の爪みずむしは18カ月も治療しないといけないそうです。しかしイトリゾールの内服の漫然投与よりもましのように思います。水虫は国民病です。放置すると家族全員がかかります。クレナフィンよりも効くという外用薬のルコナック。その実力はかなりのようです。皮膚用の1パーセントが爪用に5パーセントになったそうです。5倍のパワーがあるかどうかは別としてかなりの浸透力を有するようです。一枚の爪を35から50枚にスライスするポーラオリジナル試験法というメソッドがあるそうです。最後にポーラさんは私のところにも入っているデイュアック配合ゲルについても説明しておられました。赤ニキビで2週間で62.5パーセントに有効、12週間で90パーセントに有効性を示したとのことでした。

プラセンタ療法

プラセンタ治療に関心がある方はとても多いと思います。注射のプラセンタ治療は再診料込みで3割負担で500円です。ただし物が不足しています。サプリメントは高く効果も高くないそうです。サプリメントは痛くないが効果はプラセンタの注射です。日本人の更年期はHOTFLASHではなく肩凝りです。漢方薬も良いがプラセンタ注射もよいと思います。私はホルモン剤はメノエイドパッチしか使用したことがありません。しかし更年期年齢になると鬱と更年期、そして老眼の3つが重なります。肩凝りでも首が凝るのは老眼鏡かもしれません、日本漢方では肩凝りは柴胡剤、首凝りには葛根湯といいます。傷寒論の葛根湯を長期に用いるのは?大塚製薬のエクオールは迎えの調剤薬局にあります。薬剤師のいないドラッグストアにはありません、エクオールにはエストロゲン様の作用があります。つまり更年期障害にも有効なようです。さらには抗エストロゲン作用、抗酸化作用、抗アンドロゲン作用があるそうです。こういう話にはお金が絡みます納豆や豆腐を食べてなどの大豆イソフラボン腸内フローラが作れない人がいるのです。そんな人には大塚ホールディングスの食品のエクエルです。事前にキットで尿を検査すれば適応かどうかはわかります。

ベピオゲルとデイフェリンゲル

ニキビの2016年のトピックスはアダパレンとBPOの配合剤が発売予定であることです。イオウカンフルローションは私が研修医時代のニキビのお薬です。2015年はニキビ元年です。ニキビは感染症です、しかしニキビによくからと漫然とデュアック配合ゲルやゼビアックスローションを使用してはいけません。必ずピーリング効果が高いべピオゲルか顆粒層から角質への変化を防ぐデイフェリンゲルを併用することが重要です。急性期にはゼビアックローションを3か月以内で用いますそのとき必ず単独ではなくデイフェリンゲルとべピオゲルを併用します。耐性菌を作らないことが大切です。維持期になるとべピオゲルやデイフェリンゲルに変えます。私は漢方薬を併用します。尋常性ざ瘡ガイドラインで漢方薬はガイドラインではエビデンスレベルCですがかなり有効です。訴訟になればガイドラインのお薬にはエビデンスがあり勝訴する確率が上がるしかし漢方薬はそんなものではない。みんな手帳には記載されていない秘伝の漢方薬を持っているはずです。しかしベピオのデイフェリンゲルも赤くなる、乾燥したら要注意です。

かぜ

来週でおわる当直で風邪をいただいたようです。昨日は京都に泊っていたので葛根加朮附湯しか持ち合わせていませんでした。いつも服用する秘薬の漢方薬は持っていませんでした。3月19日は声をからしてハスキーボイスで診療した。そして新眼科診療アップデートセミナーを受講するために京都国際会館へ向かい、受講してさらには大阪でHOW TO SLITを受講した。そして京都に舞い戻り宿泊、今日は朝8時からアップデートセミナーを受講した。すっかり風邪がこじれた。風邪に葛根湯は私にはまったく無効です。もっと良い薬があります。漢方薬はカバンに入れておかねば意味がありません。HOW TO SLITには多くの意思が九州や沖縄から参加しておられ質問されていました。私の中で禁忌が常識であったシダトレンとミテイキュアの併用をされている医師が九州におられた。一か月ずらして2剤併用するそうです。慎重投与だから併用はしない薬でしたがびっくりしました。しかし、交通費自己負担で熱心な方が多くおられるようです。3連休もあと一日何としても漢方薬で風邪を治さないといけない。新眼科診療アップデートセミナーは来年は3月第4土曜日から日曜日です。桜の季節の京都は人が多く嫌だ。

ウイルス性肝炎の入学試験

ウイルス性肝炎の入学試験というのを市内のホテルで受けてきました。①キャリアがお酒を飲んでよいかはご家族の判断が最優先される。②ウイルス性肝炎の本質はウイルスが癌を作ろうと試みたいがそれを止めようとする病気です。これは正解だそうです。肝炎ウイルスが暴れだすと肝臓がどんどんやられ壊され程度が強い場合は肝硬変、肝がんになってしまう。これが誤りだそうです。ウイルス性肝炎の本質はvirusが癌を作ろうとして体がそれを止めようとする病気である。これも正解だそうです。昔の常識と大きく変わっています。肝臓の専門家はGPTではなく血小板を見ているそうです。GPTの上昇は免疫力でウイルスをたたいた結果だそうです。肝炎ウイルスは決して悪人面していない。ハンサムや美人に該当するそうです。ひとめぼれするような存在だそうです。ハンサムや美人と思っていたら癌というわるものであったとのことになるそうです。ウイルスキャリアであるというのは第三者には言わない方が良い、そしてキャリアの唾液には肝炎ウイルスがいる、キャリアの夫婦は運命共同体と学びました。だからB型肝炎のワクチンを接種した方が良いと思いました。

C型慢性肝炎

C型慢性肝炎の薬は高額医療費で助成があるため患者さんにはそれほど負担がない時代です。さらにC型慢性肝炎の薬が高すぎるとのことでいきなり斑岩とは最初の薬価に問題があるような気もします。C型慢性肝炎のgenotype1、GENOTYPE2の方にはINFの注射から内服へと歴史が変わりつつある。歴史が変わる瞬間がある。ガウデイ計画ですがいよいよ下町ロケットが終了しました。最終回は今年のドラマの最高視聴率です。うちの子供たちはテレビで始まる前に読んだみたいで私一人で毎週テレビを見てます。GILEAD社のVIDEOもなかなか何かを予感させる優れものです。さらには先日NK新聞報道でのっていましたが高額な薬の薬価を下げるとの記載もありました。C型慢性肝炎の内服薬が対象になるのでないかとのことでした。眼科の抗VEGF抗体も眼科医療費の5パーセントと大きく突出しています。これも対象でしょうか。患者さんから昔自費ですか?保険がきいてこの支払ですかといわれました。何回施行するかわからない抗VEGF抗体に高額の医療費が使われる。慢性C型肝炎の考え方が大きく変わっているようです。ニキビのベピオのように耐性菌ができない、耐性ウイルスが新しい内服薬ではできない、さらにはGENOTYPEさえ合えば治るようです。