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ゴーストライター

ゴーストライターとして緑内障の多治見スタデイを取り上げたところ査読が返ってきました、緑内障にとって多治見スタデイはそんなに意味があるスタデイなのか?とのことでした。眼科以外の医師の方や一般人には多治見スタデイが知られていないことがよくわかりました。多治見スタデイは本当は緑内障であるのに緑内障と診断うけていない人が93パーセントもいるという衝撃的なデータ、ヨーロッパでは約50パーセントが未発見だそうです。眼圧が高いヨーロッパの緑内障とは違う特徴を日本の緑内障が持っています。さらには40歳では20人に1人、70歳になる何と10人に1人と高頻度に緑内障が見つかるということを示した日本人のデータです。失明原因としても70歳を超えると緑内障が多くなります。若い時から緑内障はありますが傍中心暗点であったり両眼でモノを見ていること顔が動くことなどから自覚は全くないことが多い。一眼でも失明基準に達しているのは近視と緑内障です。この中で緑内障にも落屑緑内障というのがあります。このタイプの緑内障は進行が大変早いことをご存知でしょうか?NTGやPOAGに比べて進行が大変早いことが知られています。

トーリックハードコンタクトレンズ

乱視の方はハードコンタクトレンズですといったのは過去の話でしょうか?今でも強い乱視にお悩みの方にはハードレンズでトリックレンズを使わないといけない、ハードレンズにもソフトレンズにもトーリックレンズがある。トーリックとは乱視用のコンタクトレンズです。―5Dの強度乱視の方が来院されました。普通のハードコンタクトレンズを装着してもまだ―2Dの乱視が残りました。仕方がない、メーカーさんからトーリックのトライアルレンズを持ってきていただき合わせるしかない。強い乱視はソフトコンタクトレンズでは無理ハードレンズしかありません。LASIKも5Dでは無理です。今までこの人は一体どんな眼科に行ってどんな説明を受けてこられたのでしょうか。不思議です。だが不思議なことにハードコンタクトレンズが装用できそうなんです。普通男性でも女性でも異物感で涙うるるなんですが何ともないようです。遠近両用でもなんでもハードコンタクトレンズを装用できる人は得です。まずは落とさなければ安い。絶対オーツ―のハードレンズがお勧めです。安全性も高いです。ゴロゴロ違和感があることは安全性の証です。ちょっとでもキズが入ったら自覚症状があります。

ハードコンタクトレンズの修正

ハードコンタクトレンズを修正する会社があることをご存知ですか?ハードコンタクトレンズの修正とはMZ加工やフロンカットそしてべベルを触ることをさします。更に大きなサイズのレンズや小さなサイズのレンズも別注で作成可能です。ただし遠近両用レンズは修正はできません。つまりHCLを購入した後もメーカーとの付き合いは続きます。多分このあたりで普通のO2のHCLハードコンタクトレンズを一番安く販売しているのは〇○○のところかなと思います。他院で修正ができるコンタクトレンズを買われて2年無くされたとご来院いただきました。コンタクトレンズユーザーは医療関係者です。私はコンタクトレンズで利益があがっても消費税と所得税を納めさせていただくだけと思いできるだけお安くしたいと思って修正できるもう一つの会社のものをすすめました。他院で進められた会社を否定するから大変です。医療従事者である患者さんに商売上手ねって言われてしまいました。そんなことないですよ、こっちの方が安いし研磨やPOWER UPなどの修正もできる。しかも今度の〇曜日にメーカーが来るから修正必要ならすぐに修正可能です。コンタクトレンズは損しなければよい。消費税を納めない範囲で診療したい。だからそんな利益はいらないから損させる方と会いたくない。このブログ読んで納得してくださいね。コンタクトレンズは高いからよいというものではない紛失以外は1年保証です。もっと安く見えるところもあるそうです。補償が厚い。

高眼圧症

高眼圧症の人が来た。眼圧が今まで25mmHg以上あるとのことです.まだお若い方です。以前から医療従事者の方で勤務先の他院で指摘されていたが急に気になられたみたいです。その後眼科のない医療機関で働くようになり受信歴がなかったそうです。OCTでGCC解析するとGREENです。よかった。視神経乳頭は小乳頭で正常です。しかし小乳頭は緑内障を見落としやすい。FDTやHUNPHREYをするまでもなさそうです。緑内障の70パーセントがNTGです。つまり眼圧が高い緑内障は30パーセントです。眼圧でスクリーニングすると緑内障を見落とすために検査をしているようなものです。岐阜県多治見市で行われた日本が世界に誇る大規模スタデイ多治見スタデイでは40歳を超えると20人に1人70歳を超えると10人に1人と予想以上に緑内障は非常に多いことが判明している。眼圧が25mmHg以上なら点眼薬で治療してもよいことになっています。しかし若い方の場合一生目薬を入れる必要があると思うと鬱になる。眼圧は治療の効果判定には有効です。緑内障の手術は減っている。手術しても視力が下がることはあっても上がることはない。経過観察又お時間があればお越しくださいね。

加齢黄斑変性症

今、眼科領域で急増し高額の医療費特に薬剤費が重くのしかかる病気が加齢黄斑変性症です。白内障手術なら一回限りですが黄斑変性症は一回20万円の抗VEGF抗体を何度も硝子体注射しなければならない。見たいトロが見えないとか変視症である。日本人の64万人がりかんしているとされ失明原因の第4位です。加齢黄斑変性症も自覚がない病気です。たまたま片方でモノを見ることが大切で片眼で物を見ることが重要です。時期をずらして両眼を襲うことが多い。加齢黄斑変性症には滲出型と萎縮型があります。リスクは動脈硬化、たばこに関係する。βカロテイン、亜鉛・ルテイン、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEの摂取を進める考えもある。紫外線も侮るべからず。ただしはっきりしているのはタバコだけです。喫煙だけです。抗VEGF抗体どれがよいかというアンケートが最近よく行われている。眼科医に対するアンケート抗VEGF抗体ばかりです。眼科の医療費を押し上げる抗VEGF抗体どれほどの方の社会的失明を防いでいるのでしょうか?抗VEGF抗体のアンケートとは知らずDMEの患者さん、AMDの患者さんといった内容ですが抗VEGF抗体の治療をしていないと答えるとアンケートが強制終了される。

目の手術

目の手術にもいろいろな手術があります。処置か手術化保険診療を行っているとわからないことも多い、一般に手術といえば根治を目指す治療、増悪を防ぐ手術と色々です。白内障の手術は患者さん自身が見える為の手術です。一方緑内障の手術は進行予防です。緑内障は70歳を超えると10人に1人と多いことが多治見スタデイで分かっている。手術は一回で済むかどうかわからない、緑内障のほぼ手術を行うと確実に一時的かもしれないが視力が落ちる。しかし、眼圧が下がると成功ですといわれる。緑内障は手術できないと思っている患者さんは多い。一度悪くなると元に戻らない手術を受ける患者さんの気持ちは複雑です。新しい緑内障の種々うつがどんどん出てきています。網膜剥離では失明を予防するための手術です。私の両目にはレーザーが施行してあります。開業したら散瞳下での検査もできないであろうとよその眼科医が検査してくれました。網膜の周辺には格子状変性は全周に見られたらしい。飛蚊症など自覚症状はなかった。手術というと痛みに関心は行くが手術して患者さんにとっては何が変わるかこと一点に尽きるような気がします。

涙点プラグとドライアイ

涙店プラグでドライアイ治療されている方は意外と多いと思います。涙点プラグには色々な種類のものといろいろな会社のものがあります。涙点プラグは点眼液では改善不十分なドライアイに用いられます。プラグの一番の問題点はお金です。料金特に材料費が髙い、合わないと返せと言われるかもしれません、さらにサイズは大きい小さいの問題もあります。早く脱落した場合補償は?と言われるかもしれません。私どももサンプルは一度いただいたら登録しているのでいただけません。先日は飛ばしてしまい、パーです。持ち出しです。パンクたるプラグFがよいと聞きつかったが外に飛び出してきていたいといわれ除去しました。その方はキープテイアを用いています。当てろコラーゲンを涙小管に充てんします。体温によりゲル化する液体コラーゲンです。冷蔵庫で2から8度で管理しています。36度で白濁してゼリー状に固まります。40度以上になると再度液化します。キープテイアは軽症例、LASIK後などの一時的な例、涙点プラグがすぐ脱落する例などに適しています。涙小管をふさぐことになっているが涙点もふさいでいる気がする。

視力検査

学校での視力検査の患者さんが落ち着いてきた。プールの時期です。いよいよゆかた祭りです。初めて近視と言われた保護者の方、さらには強度の遠視や弱視と言われた方にはショックな出来事です。メガネをかけるかどうか?大きな問題です。むかしからママ友のいうことが眼科の医師より信頼される。具体的には小学校の学校保健委員会で昔お話をさせていただく機会を得ました。タイトルはメガネをかけせたくない症候群というタイトルでした。医学的にはメガネをかけた方がよいというのがはっきりしていてもメガネをかけるか否かは保護者そして学校では本人の問題である。小学校低学年ではメガネをかけると自分もかけたと嫉妬する児童や成長が早い女子児童に多いが面白がってからかう風潮がある。昔は和尚さんに名前を付けてもらったり和尚さんが言えば信用があった。今や和尚さんには名前を付けてもらうことは少ない。皆無でしょう。今はネットでの一方的情報が信じられます。そして公園での幼稚園保育園のママ友の話が重要なママが多いようです。メガネかけたら近視が進んだ、めがねをかけたり外したりしたから近視が進んだ。すべて迷信の世界です。しかし近所のおママの話が信用されるからどうせ信用されないなら無理に言い切らないようにしている。姫路に帰ってきて最初などひどいものでした。学校の紙忘れたという人みんなうそつきだった。めがねの処方箋も持っている、よくママに騙された。ママとは信頼関係が熱い、しかし、関係が切れるのも早い。うちはどちらかといえば子供が少ない眼科です。自分の学んだことを患者さんに還元すれば満足です。もうゆかた祭りですが露天商が40から70件しかいないようです。ゆかた祭り子供のころはバスでいってましたが長い間行ってません。子供も行きたいといいません。

ムコスタ点眼液と梅雨

むしむしした日が続きます。ムコスタ点眼液が梅雨になって活躍してます。最近ムコスタ点眼液の使用中の方の実用視力があがっている。もちろんジクアス点眼液も頑張っている。ムコスタ点眼液使用中の方の実用視力の結果がとても良い。空気中の湿度のお多さが実用視力をアップしているようです。私は漢方診療をしているため冷え症の女性が一定の割合がおられます。だからあっついと言われて知らん顔しているときがある。クールビズと言ってもラフな服装のみが広がっているような気がする。世の中、エアコンの温度は上がっていないように思う。関西電力の姫路の発電所なかなか発電能力があるそうです、真夏の電力不足がないことを祈ります。皆さん特にムコスタ点眼液使用中の実用視力のブリンク数が減少しています。湿度は大切です。ジクアス点眼液はムチンの分泌で糸を引く目やにが出る、ムコスタ点眼液ではない。この違いは何かわからない。シェーグレン症候群の方もプラグだけでよい、ムチン産生を促進する薬は不要という人も多い。ムコスタ点眼液だけ欲しい人とムコスタ点眼液だけは不要という人,両極端です。ムコスタ発売2周年の勉強会をWEBでみましたけいきよろしいね。

イソプロピルウノプロストン

イソプロピルウノプロストン点眼液は抗VEGF抗体に次ぐ期待とポテンシャルを秘めた薬です。イソプロピルウノプロストン点眼液はPG関連薬とされていましたが今は網膜色素変性症の薬となるポテンシャルを有するためPG関連薬から外れました。網膜色素変性症に対する漢方治療を求める患者さんは多い。しかし、まとまったEBMを有する者は漢方薬にはない。イソプロピルウノプロストン点眼液は本来緑内障の薬でしたがエンドセリンにより血管平滑筋を弛緩させ網脈絡膜循環改善作用を有することからまたアポトーシスを抑制することから視細胞保護効果があります。2相性試験で網膜中心感度の改善を認めた。第3相性試験が現在行われている。網膜色素変性症の期待の薬です。イソプロピルウノプロストンなら抗VEGF抗体と異なり眼科の医療費を圧迫することもないでしょう。イソプロピルウノプロストンは商品名がレスキュラです。現在のアステラス製薬昔の藤沢が販売していた薬です。ラタノプロストの出現とともに去ってゆきました。世界初の網膜色素変性症の点眼液が発売に至るでしょうか。