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人は心拍とともに老いる

心拍数は一分間に何回心臓が拍動するか?ということです。速くても遅くてもよくありません。その中で最近学んだことは年齢や性差に関係なく心拍数を下げることが大切であることです。心拍数が増えると心血管死、突然死はいずれも多い。高血圧やメタボリックシンドロームになりやすい。心拍数が速いと動脈硬化の進行もはやい。自己血圧測定が推奨されている。その時心拍数までご覧になっておられる方は少ないと思います。心拍数は一般的減らすと長生きになります。哺乳類は大きくなるほど心拍数が速くなります。そして心拍数が多いほど寿命が短くなります。1995年に死亡診断書には死亡原因として心不全はできるだけ使わないという決まりができた。したがっって1995年を境に心不全は死亡原因として減少した。つまり癌なら癌が死因と書くようになったということです。できるだけ具体的に病名を記載することになりました。しかし、今また心不全が死因として増えています。心拍数がが長生きできるかどうかのカギとなっているそうです。

CKD

CKDは慢性腎臓病のことです。CKDのガイドラインが改正されました。CKDは透析予備軍さらには心血管疾患エベントを上げるため大変いやな病態です。CKDのガイドライン改正は3回目です。CKDの重症度は原因、腎機能、蛋白尿により評価されます。糖尿病はHbA1c6.9パーセント以下にすることを推奨している。血圧は夏に高齢者で下がりすぎたことから140/90以下と具体的に表示されました。尿酸値は7以上を高尿酸血症とした。尿酸の値が上昇するのと腎機能低下どちらが鶏か卵かわかりません。心血管エベント減少のたっめにはスタチンを用いてLDL120mg/dl未満にコントロールすることを進めている。もっとお知りになりたい方は日本腎臓病学会のホームページからダウンロードできますよ。

EPA

EPAはイコサペンタエン酸、イコサペンタエン酸と呼ばれているものです。EPAは長鎖多価不飽和脂肪酸の構造式を持ちます。二重結合を複数個有します。n-3系とn-6系に分かれます。n-3系はリノレン酸、EPA,DHAです。n-6系はリノール酸、リノレン酸、アラキドン酸が含まれます。EPAといえば青魚です。EPAが一番豊富な青魚をご存知ですか?マイワシです。マイワシの丸干しです。次は養殖はまちです。次が鰊でその次がさしみかすしのマグロです。EPAが善玉なら、アラキドン酸は体内で代謝され悪玉となります。EPAは長期間にとり続けると体全体の細胞に取り込まれ。細胞膜を形成するAAつまりアラキドン酸はEPAに置き換わります。EPAは医療保険で処方する場合はエパデールという商品になります。エパデールの薬理作用は血小版凝集抑制、脂質代謝の改善、動脈硬化の予防が挙げられます。nー6とn-3の比率の重要性も叫ばれています。HMG-CoA還元酵素阻害剤つまりスタチンはコレステロールを低下させます。EPAは中性脂肪を低下させます。DHAは脳に多く、EPAは脳にはない。DHAをたくさん取ると頭がよくなるか?必ずしもそうではないようです。DHAとEPAの合剤であるロトリガまもなく登場ですが私のこのブログに多くの「ロトリガ」をキーワードとした検索ある、検索の中で注目は「ロトリガはなぜ高いか」というものです。新薬は高い。それではいけないでしょうか?それとも武田薬品の企業力でしょうか。

心拍数

過程の血圧計で血圧を測るとき心泊数もわかります。心泊数をはかるときとしては早朝の血圧測定時にはかることが一番信用されるそうです。せめて5分は安静にするとよいそうです。ミネソタコードから考えますと心拍数は毎分50以下で徐脈、毎分100以上で頻脈です。人間の寿命っていくらでしょうか?日本人は80歳以上です。しかし、ジンバブエは38歳、シオラレオーネは34歳です。家庭血圧計の普及で脈拍が簡単に測れるようになっています。心血管疾患死亡比で考えますと脈拍が70以下かつ収縮期血圧135以下の人に比べ脈拍数は毎分70拍以上かつ収縮期血圧135以上ですと3.16倍です。収縮期血圧135以下で脈拍が毎分70以下になりますと2.16倍の心血管疾患死亡率です。家庭血圧を測るのは起床後一時間以内のことが多いと思います。脈拍も早朝が一番安定するようです。血圧とともに脈拍を見ると血圧の薬が変わることもあります。今年も明日で診療が終わります。開業二年半になります。カルテが5000冊を超えました。カルテラックがいっぱいになりました。今後もこのブログを読んで共感いただけた方がおこしいただけるクリニックを目指したいと思います。いつもすいています。いつも静かです。黙々と仕事をすることに美を感じます。インフルエンザの予防接種の時期以外は子供さんは少ないいつも静かなクリニックです。たくさん患者さんと職員がいるともめ事も多い。少数精鋭という言葉が適切かどうかわかりませんがブログを読み共感いただいた職員と患者さんのクリニックとなりたいです。

注目のロトリガ

DHAとEPA製剤のロトリガはサプリメントではなく高脂血症の薬として発売されましす。ω―3系の脂肪酸で血液サラサラになる薬として注目されています。血液がサラサラになる薬として医師が注意喚起するところに値打ちある。血液がサラサラになりすぎると胃潰瘍で吐血、脳梗塞再発どころか脳出血発症するかも知れないという危惧がある。ところで眼科の一部ではω―3系脂肪酸がドライアイやマイボーム腺機能不全に有効であるとの報告がある。今後、EPAがスイッチOTCとなりDHAとEPAが入ったロトリガに切り替わっていくかもしれない。眼科が保険診療で使えるものは動脈硬化と中性脂肪が適応症のEPAのみである。ロトリガは高脂血症のみの適応です。どのような差があるのか見守りたいところです。私のクリには青魚の食べすぎで高尿酸血症になられた方がおられます。フェブリックで下がりましたが青魚がよいと言って偏った食事は危険だと思う出来事でした。

ロトリガ顆粒が今注目されています

ロトリガは以前から注目していた薬です。武田薬品のロトリガが注目されています。ロトリガはω―3脂肪酸製剤です。ロトリガに対し今まで存在したEPA製剤はT社からOTC製品として中性脂肪が高い人向けに発売されます。医療用はEPAとDHA含有のロトリガに変わる可能性があります。ロトリガは肝臓で中性脂肪の合成を抑制し、中性脂肪の代謝促進により血液中の中性脂肪を低下させます。サプリメント嫌いのわたくしにはEPAとDHAの一緒に入った製品は大歓迎です。医療用EPA製剤は高脂血症のみならず閉塞性動脈硬化症の適応も取得していましたが、高脂血症のみにロトリガは使用できます。EPAはK代の眼科ではドライアイに有効かという研究がされています。EPAとDHAが同時にとれる保険適応薬ロトリガ顆粒の登場が楽しみである。いまやバラエティ番組となっているためしたガッテンで取り上げたら日本中大パニックですよ。

アミティエ―ザ

アミティ―ザは便秘の世界に登場する久々の新薬です。アミティ―ザは慢性便秘症の適応を有する久々の新薬です。しかし、世の中狭いものです。藤沢薬品つまり現在のアステラス製薬が抗緑内障薬でPG関連薬として売り出したレスキュラ点眼液もイソプロピルウノプロストン点眼液と同じ開発者だそうです。全身の組織修復を行うプロストンがもとにあるようです。イソプロピルウノプロストンに続く薬がルビプロストンつまりアミティーザです。米国でまず実用化されたのがルビプロストンです。アルツハイマー病やパーキンソン病の薬に化けるかもしれません。アミティ―ザは米国で1日8ドルと現在日本で使われている酸化マグネシウムと比べるとべらぼーに高薬価です。日本ではどのような薬価になるのでしょうか?米国に遅れること6年いよいよ出番です。利点としましてはカマグこと酸化マグネシウムは高マグネシウム血症から除脈性不整脈さらには心停止を起こすリスクがあるとされています。腎不全のひとは優しい薬となるかもしれません。高薬価では今の日本では難しい薬です。

リトロガ粒状カプセル

武田薬品からEPA・DHA製剤が発売されます。その名がリトロガ粒状カプセルです、従来のEPA製剤がスイッチOTC化される代わりにリトロガ登場です。リトロガはω―3脂肪酸エステル製剤です。出血性の状態には禁忌です。脂質異常症のなかでもトリグリセリドの降下作用が優れているそうです。ドライアイにω―3脂肪酸が有効であるという報告がありサンテルックスというサプリメントにも含まれています。持田のエパデールが二〇〇九年から審議で検討のの結果OTC薬として発売されます。中性脂肪値が一五〇から三〇〇までの方に有効とされています。スイッチOTCの条件は三年間の市販後調査の義務付け、適正使用調査の実施です。脂質異常症には糖尿病が隠れており早期発見を遅らせることから条件付き承認となりました。持田製薬が製造し対象製薬が発売します。

生活習慣病に良い食べ物

生活習慣病に良い食べ物とはいったいどのようなものでしょうか?そんなものはありません。しかし、現実にはマスコミの影響で生活習慣病に良い食べ物がとりあげられています。本当は生活習慣病に良い食べ物とはバランスの良い食事です。食べてはいけないものはないはずです。しかし、青い魚は血液サラサラにするというと青魚ばかり食べるひとがいます。青魚ばかり召し上がるとどうなるでしょうか?血液中の尿酸値があがります。コレスレロールの値も上昇します。アルコールを飲まないのに女性で血液中の尿酸値とコレステロールの異常がみられる方がいらっしゃいます。まさにレバーや魚特に青魚を内蔵まで食べる方でした。確かにエスキモーの人が寒い中、生活をして脳心疾患が少ないことから青魚の油に注目がゆきこのたびOTCでもEPAの薬が発売されようとされています。持田製薬がつくり大正製薬が販売するようです。DHAとEPAの製剤が武田薬品から発売予定です。サプリメントによる肝障害は後を絶ちません。一つのもので健康になるというのは無理があります。却って、一つのものを大量に摂ることで健康になるのは無理がある。

カロリーゼロ・ノンカロリー

カロリーゼロやノンカロリーの表示をよく見かけます。ノンカロリーもカロリーゼロも本当はカロリー100mlあたり5Kcal未満であるということはご存じだと思います。500mlのペットボトルでは25Kcal未満はゼロということです。カロリーオフ、○○ライト、ダイエット○○は100mlあたり20Kcalということだそうです。さらにはカロリーオフも100mlあたり40kcal以下と決まっているそうです。シュガーレスやノンシュガーというのは一グラム当たり0から4Kcalです。これらには砂糖の100倍の甘味があるそうです。すこしわかった気がします。しかし、理解したとは言えません。昨日は四種混合、イモバクックスポリオ皮下注、小児肺炎球菌ワクチン、麻疹風疹ワクチン、インフルエンザ多数で今日は腕が痛いです。