柴胡剤色々

快晴です

柴胡は肝心脾肺腎の肝の薬です。日本の漢方つまり和漢薬では柴胡・おうごん・半夏がセットで配合された柴胡剤がしばしばつかわれる。半夏が入らず柴胡とおうごんが入っているのは柴胡桂枝乾姜湯です。半夏は入っていない。補中益気湯にも加味逍遙散にも柴胡は入っている。加味逍遙散には山梔子つまりクチナシが入っています。中国では中医学では五臓の肝の薬には香附子が使われる。とりかぶとの附子は腎の薬です。香蘇散や女神散に医療用漢方エキス製剤では配合されている。おうごんは間質性肺炎や肝機能障害を起こすことがある。できればおうごん含有性は使いたくないと思うのは漢方専門医で痛い経験をしたことがある医師だと思う。間質性肺炎は熱が出て入院してがんがんステロイドを投与したら助かるかもしれない。麻黄で甲状腺機能亢進症なんて文献検索しても出てこない副作用ではなくオウゴン含有製剤では無症状でも血液検査で肝機能障害、特におうごん含有方剤を服用開始後4週ぐらいで発熱があったら間質性肺炎が起こることを漢方薬を服用するときには頭の片隅に置いてしてほしい。服薬指導してほしい。漢方薬の○○が飲みたいのはドラッグストアで購入ください。保険適応にならずおことわりしています。