今日からゾレアを始める

ゾレアをスギ花粉症に使う期間はあとわずか、今は昔なら弥生、3月です。今日は雨だから水商売のうちのクリニックには患者さんが見えない。昔ほどではないが入試とか入社式とか、出会いと別れの季節とか人生の節目は3月です。3月には国民病のスギ花粉が北海道と沖縄を除き猛威を振るう、世界初の花粉症に使える生物製剤がゾレアです、4割ぐらい薬価が下がりました。ゾレアはスギ花粉症だけに用いることができます。ゾレアは4月のヒノキには保険適応がないので自費となるんですよね。一週間以上鼻噴霧ステロイドと抗ヒスタミン薬さらには漢方薬を持ちても効果が乏しく3月1日からゾレアを始める予定だったが諸般の事情で今日から始める人がいる。2月にゾレアを使った人から何時になったら私は楽になるんですかと昨日言われた。3割負担で安くないお金を使ったのに楽にならない、それは抗IgE抗体製剤のゾレアは理論上IgEとレセプターが結合してしまうと聞かないことになる。患者さんはスギ花粉の舌下免疫療法でもしてないと12月や1月に私のクリニックにはお越しでないから丁寧な説明をしたくてもできない。ふんふんおっしゃっていても診察室を出て説明がなかったと売血でおっしゃる方もある。ゾレアはやはり1月から使わないと症状が出てからでは遅いと思う。ゾレアでアナフィラキシー様症状が起こるのは0.01パーセント。スギ花粉症ではゼロと担当MRさんから説明を受けました。今のところ効果は抜群だが抗ヒスタミン薬は継続することが保険診療でゾレアを使う必須事項になる。週末あまりスギ花粉は飛散しなかった。どうなんだろう。昨年から半値近くまで安くなった。薬価差も少なく平均点数が高くなるのは困る。ゾレアは世界初の花粉症の保険適応を有する生物製剤です。平均点数が上がるのにゾレアを使うメリットはアレルギー対策基本法に基づき当クリニックが兵庫医大神戸大学県立こども病院そして神戸市立医療センター拠点病院といずれも阪神間に偏在し中播磨医療圏にはないことです。そこで私共がアレルギー疾患対策基本法に基づく準拠点病院に選ばれた時のことを考えてゾレアを積極的に注射しています。そのうちゾレアがデュピクレセント同様在宅自己注射になったら調剤薬局でご指導いただくことになる。