補中益気湯は木の全体量の不足よりも期の巡りの問題として気が下疳して昇てい出来ない病態に有効な方剤です。系統中医学講座では茯苓は脾から肺へと「回す巡らせる」働きを持つ生薬です。回すは上げ下げという表現になる。茯苓は湿を取り除きます。脾気を盛んにするそして単に気の上昇を助けるのではなく回す生薬です、そして津液の動きを順調にする。茯苓(ぶくりょう)のなかでも茯苓皮は利尿に導く。茯神は心に対しては不眠、動悸を鎮める湿熱を裁くのは赤茯苓。補中益気湯には朮のみで茯苓が入っていません。なぜかいろいろな説明がありますが補中益気湯がしたいことは補気ではなく下にあるものを上にあげる「昇提作用」です。系統中医学では茯苓は層構造の中で「脾から肺へあげて回して下げて脾へ」と戻します。昇提作用を期待するなら回転させるとか回すのはパワーダウンにつながります。だから補中益気湯には茯苓は入っていません。こう考えるとすっきりしました。よくある茯苓を除く説明は水に対する作用を期待しないからとか言われるがひたすら昇提をしたい。逆流性食道炎の方が服用するとより逆流する、そんな当たり前のこともご存じない方がいらっしゃる。気が上に上がる昇堤作用わかってないといけない。補気の基本処方は四君子湯、昇堤の基本処方が補中益気湯です。しゃっくりの方に呉茱萸のように下げる生薬が有用です。気の上げ下げを考えるといろいろなことが見えてきます。また補中益気湯の柴胡・陳皮・当帰の量は少ない。それぞれ気・津液・血を巡らせるが脾気下陥で廻らないからだと考えられます。茯苓が入っていないもう一つの理由がこれだと考えます。
