ゾレアは重症最重症の花粉症に適応を有します

いろいろなアレルゲンがありますがゾレアの適応症は花粉症です。生物製剤で花粉症の適応があるのはゾレアだけです。ゾレアはヒノキ花粉症には適応がありません。ヒノキ花粉症になると自費診療となります。舌下免疫療法と異なり根治を目指すものではありません。ゾレアの消費期限は短い、ゾレアはエピペンや肺炎球菌ワクチンなどと一緒で海外で作り日本に入ってきてから包装するからだそうです。地方厚生局の高点数の指導を受けたくないからゾレア皮下注シリンジは本当に必要の方に注射したいとメーカーさんも私共医療従事者も考えています。大変有効とご満足いただいています、💉はいたいと拒否の方もゆっくり注射すれば痛みはないようです。予防接種のワクチンをたくさんこなしている私もゾレアの入ったシリンジを持つと手が動かない。緊張します。キャップをとるのが一苦労します。固いのと注射の液をこぼすと急配かけないといけないPressureです。シリンジの先のほうをしっかりもってキャップを外します。ゾレアをうちたいという人がお越しになったらまずは採血です。理論上ゾレアはスギ花粉症において血液中の抗体IgEとIgEが結合することで効果を発揮します。だからシーズンの始まる前の1月末や2月上旬に初回を打ってプロトコールに従い2週間から4週間で注射していきます。2週間ごとに2から3万円の自己負担になります。さらには鼻噴霧用ステロイドやantihitaminesの内服が必須条件です。ゾレアだけでよいという人には重症最重症アレルギー性鼻炎を名乗る資格がありません。抗ヒスタミン薬と鼻噴霧ステロイドの併用は必須です。