抑肝散陳皮半夏と六君子湯の中間に香砂六君子湯がある

抑肝散陳皮半夏と六君子湯の中間に香砂六君子湯(医療用にはありません)がある。補気剤は気の不足を補います。人参・大棗・甘草・山薬(ヤマイモ)は期だけではなく陰も補う。脾を補う、肺を補う。代表は四君子湯です。増えた気を補充するだけではなく健全な巡りが必要です。人参湯は乾姜で温めます。啓脾湯は中焦に停滞した津液の過剰を解消します。参苓白朮散も同じ傾向です。六君子湯は温燥で下降を意識している。陳皮・半夏を加えると下向きに気を引き下ろす。動きをつけることは重要です。中焦気滞そして横逆。中焦気滞には脾と肝の協調作業を行う抑肝散陳皮半夏を用いる、脾虚には 六君子湯 です。六君子湯も抑肝散陳皮半夏も中焦気滞の方剤です。柴芍六君子湯は抑肝散陳皮半夏の釣藤鈎の代わりに芍薬で肝に下行性を提供し当帰・川芎による血への考慮にかえ人参で脾を盛り立てる、肝気や血に配慮するのが 抑肝散陳皮半夏 です。六君子湯は動きをつける方剤です。縮砂と香附子、縮砂と木香、縮砂と藿香(シソ科)を加えて巡りをつけたものが香砂六君子湯です。湿邪を意識し体内での運搬の応援を主体とした働きかける六君子湯がある香砂六君子湯です。気を動かしたいときに最適です。柴芍六君子湯は柴胡・芍薬で肝気を穏やかにすることで肝気をほぐして穏やかにして中焦の滞りを解消することを目的とする。柴胡は少量では疏肝、多量では辛涼解表です。柴芍六君子湯は働きを脾から肝気に向ける抑肝散陳皮半夏 と六君子湯 の中間という位置づけです。半夏白朮天麻湯や茯苓飲は六君子湯の骨格で気のめぐりを改善し結果として津液代謝を改善します。2025年6月22日の講義から抜粋しました。インターネットで見て私には加味逍遙散(小太郎製品は男も使用可能)と六味丸がよいと思う若い男性さっぱりで大病院でCTと血液検査をしてきたそうです。私がご処方して効かないときには「泣かぬなら鳴くまで待とう時鳥」「泣かぬなら鳴かせてみようホトトギス」「泣かぬなら殺してしまえホトトギス」効かぬならやめてしまえ漢方薬というところです。講演会ちゅう眠くなる十分な睡眠をとってもダメです。赤ちゃんのように新快速で揺れる眠る。何度も同じ講演を聞いても新鮮に思えてします。市販薬類似品の保険適応除外漢方薬が高価なお薬になる。吉宗公の御種人参みたいな世界になる。子供のヒルドイドを親が使う。点眼薬なんて1日一回の点眼をひと月に4本(20cc)出したら査定された。一滴の量で計算されている。1滴15ccまでが正解安価でも関係ない。されていが入ると取り返すのがあまりに大変すぎる。2025年6月22日の講義ノートです。