気の動きを調節するのが理気薬です。理気には疏肝解鬱・平喘止咳・止嘔降逆の作用を含みます。五味は辛、帰経は気のめぐりと関係が深くほとんど温性、燥性を示す。行気(気のめぐりを改善)して辛温性で水や気を動かす。唯一紫蘇子(しその種)が肺には燥性、大腸は紫蘇子は潤性です。全体として燥性です。発散する。気を動かす。ほとんど下行性です、木香は上向きだが回転させる昇性を持つのは木香・橘皮・陳皮・莱服子(大根の種)だが回すのが目的(下行性を併せ持つ)です。木香以外は下行性です。肺は粛降、胃は降濁、肝は疏泄、大腸は下降などを調節する、殆ど辛味、仏種は酸味発散が行気する。辛温酸です。陰血を動かしたいは活血・利湿のために行気薬を配合する補気薬の純補気薬の潤性を行気薬でcoverする。橘皮(みかんの皮)は成熟果実、陳皮は橘皮の古いもの、青皮は果実や川が青い。。橘皮・陳皮は発散・上昇もあるが主には下降です。陳皮は作用が穏やかです。青皮は青い皮で、峻烈に降気する。下向きで結するものを参じる。青皮はエキスでは柴胡疏肝湯(OTC)のみです。破気は強い気の充満を解消します。枳実・枳殻は寒と下降です。枳実は下腹部、枳殻は胸のつかえを取ります。排膿散及湯は桔梗・枳実、生姜・芍薬、甘草・大棗からなる、桔梗が肺を開き気が上がる枳実で深いところで下す、生姜で水を引っ張り出し芍薬で表層の水を引き下ろす。生姜・大棗で土台の充実します。排膿散及湯は桂枝湯と似る。排膿散及湯は桂枝湯類です。桂枝を桔梗に枳実を芍薬に置き換え肺を開き衛(え)に介入、枳実は降気・粛降を強める。桂枝湯は裏と表を柔らかくつなぐこれを調和営衛という。排膿散及湯は桔梗・枳実で協力するモノを運ぶ道をつける軽いベルトコンベアに例えることもある。以上は関西系統中医学講座で2025年6月22日に学びましたィ。一期一会とか朝に道を聞かば夕べに死すともかなりとか申します。系統中医学も東京ではずっと資料会員で休みながら参加していましたがライブ参加もそろそろ終わりそうです。