
獨協医科の平田博国先生の蜂のお話を毎年総合アレルギー講習会で拝聴しております。アナフィラキシーでも総死亡数は60人以上蜂はエピペンが普及した今でも10人以上いらっしゃいます。2025年6月から熱中症に対する企業の対策が厳しく罰則・罰金が設けられました。それは2年連続熱中症による死亡者が10人を超えたからです。蜂毒によるアナフィラキシーと熱中症は症状が似る。ハチ毒によるアナフィラキシーはもっと亡くなられています。心停止までの時間は中央値で薬剤なら5分ハチ毒なら15分食物なら30分。今日も蜂を駆除する企業の方が検査にお越しになりました。心停止までの平均時間が短いのにびっくりです。ミツバチ刺傷が多いのは養蜂業よりもいちご農家。アシナガバチと交差抗原性を示すスズメバチのハチ毒アレルギーは林業次いで農業3位はゴルフ場管理業4位建設業5位造園業でおおよそ半分です。ハチ毒アレルギーになるハチはアシナガバチが一位に位はスズメバチ3位ミツバチはわずか1パーセントで5位、4位は黒スズメバチです。。RASTが0でも1でも蜂アレルギーの方はおられます。蜂のRASTが陰性だから安心ということはない体調に変化でもアナフィラキシーは起こりえます。RASTが0でも1でも発症することがる。本日お越しのご婦人はクラス0打が持っておきたいといわれました。二相性にアナフィラキシーが起こることはご存じでしょうか成人の23パーセント小児の11パーセントのアナフィラキシーでは二相性であるとの報告があるそうです。一回よくなって遅発層は48時間以内に起こる。地初層のリスクが診断の遅れエピペンの遅れ腹痛の存在下痢症状ステロイドの遅発性の抑制に効果は乏しい。アナフィラキシーと思ったらADRENALIN、MONITORING、ERECTROLYTESそしてDON’TMOVE足の挙上です。そして経過観察入院が必要です。