ツムラ学術さんのお話

漢方薬の副作用のお話というのでWEB講演会に参加しました。副作用のお話は学会でないとなかなか聞けない。株)ツムラの学術の方のお話を聞きました。確か姫路近郊のご出身。とても分かりやすいお話でした。特に最初の10分の生薬事情。あとは漢方基礎講座でした。昔は学術さんのお話を講演会前によく聞きましたが最近は自宅こもっていますので久しぶりです。KrさんはWEB講演の前に学術のお話が必ず10分ほどある。なかなか個性的な企業です。しかも学術の方の話は方剤解説に特化しています。今回のツムラのお話は生薬事情が最初に10分ほどあった。機材トラブルで10分遅れのスタートでしました。生薬は90パーセント中国残りはラオス日本だそうです。国内では岩手で附子こちで柴胡和歌山は柑橘系のミカンどころですが山椒も栽培しているそうです。ツムラの方剤は129種類119生薬だそうです。生薬ランキングトップ10を表で提示いただきました。上位10生薬の中で4生薬が100パーセント中国依存だそうです。人参は5年物が良品と聞くが上にビニールカバーをかけているそうです。桂皮は木が育つのに15年かかる。麻黄は4年甘草は3年大変な割に薬価が安すぎる。去年も今年もずっと薬がないやすっすぎてメーカーに生産意欲が亡くなっていると推定できる。4月に久しぶりにわずかながら薬価が上がりました。麻黄と甘草はずっと昔に中国が輸出禁止にしましたが今はなんと生薬を中国で粉末化して日本に輸入しているそうです。漢方エキス製剤は粉末でもせんじ薬の刻み生薬の桂皮・桂枝はどうなっているんでしょうか。山椒は中国はゼロだそうです。農薬などの安全性の担保ではクロマトグラフィーで成分分析を行っているので安全とのことです。生薬は2年分をmixtureしているそうです。最後の質問コーナーが私にはよかった。副作用についてのことがよかった。腸間膜静脈硬化症は山梔子(くちなし)含有方剤で起こる副作用ですが5年以上山梔子含有方剤を服用すると怒る。最近私は加味逍遙散も梔子柏皮湯も山梔子含有方剤なので使用しなくなっている。右下腹部痛や便潜血陽性が診断に役立つそうです。間質性肺炎の原因方剤の一番は柴苓湯2番防風通聖散だそうです。私は使ったことがない、2番目の防風通聖散ですがいろいろ名前を付けてOTCで販売しているから使用量も多いと思う。。医師が進める方剤ではないが希望することが多い方剤です。飲みたい人は多い。しかし悪名高き黄芩が含有され肝機能障害が多いことでも有名です。肝機能障害は1番防風通聖散2番柴苓湯だそうです。私が処方しないといったらドラッグストアで和漢箋やナイシトールを購入していると思う。信用ないから。理想なら漢方薬服用者には採決して血液検査義務化してほしい。柴苓湯は今まで一度も私用したことがありません,防風通聖散は飲みたいといわれるが気持ち悪い患者さんはメーカーのキャッチコピーに振り回されている。そんな患者さんがGoogle口コミをかきこむから怖い。そばでもアナフィラキシーショックは起きる。天然の生薬だって。刻み生薬を使ったせんじ薬なら黄ごんを抜くこともできますが漢方エキス製剤ではオウゴン含有方剤は私は処方したくありません。間質性肺炎は熱と咳嗽マーカーはKL-6、肝機能障害は無症状血液検査をして初めてわかる。私はRISKを好みません。保険診療は患者さんが欲しいくすりを処方することではありません。