吉備漢方

吉備漢方がWEBで再開されました。ちょうど二年前京都の小山先生のご著書にサインをいただきました。在宅医療をたくさんなさっています、空いた時間に古典をいっぱい読破され著書を書かれているようです。凄い勉強の量であります。2種類の竜胆瀉肝湯がある。ツムラのせっし竜胆瀉肝湯コタローの一貫堂竜胆瀉肝湯は生薬が全く異なる。生薬学を学ばないとこの二つは全く異なる処方との認識はできない。一貫堂医学の解毒体質にはコタロー竜胆瀉肝湯を用いる。苓甘姜味辛夏仁湯は麻黄のエフェドリンによる副作用がある人に良い。条文に記載があるのは麻黄の副作用のオンパレードです。最後は六味丸、小児の発育不良の薬だそうです。

毎年春夏開催される吉備漢方研究会で岡山コンベンショナルセンターや岡山駅近くのホテル会場に伺うのは恒例となっていましたが今やや県外の岡山に行くのは大ごとです。防風通聖散の3つの使い方①感染症②蔵毒体質そして③がサプライズ。補中会益気湯の代役に防風通聖散の少量投与を今は亡き山本巌千世に学ばれたそうです。東医雑録には記載がありません。小山先生が直接山本巌先生から直接学んだそうです。津田弦せんは手足のだるさを一番大切にした見たいですが必ずしもそうではないと症例を提示されました。麻杏甘石湯と越婢加朮湯は構成生薬が似ている日曜日に越婢加朮湯の代わりに麻杏甘石湯を用いて聞いた症例も提示なさった。すべての根拠は古典に記載があるところがすごい。