これが欲しい人は薬局漢方で

今日は小山誠二先生のご講演後薬局漢方の先生のお話を聴講しました。すごい勉強なさっていて理論的ですがこれが欲しいといえば売りますよとおっしゃっていました。薬局漢方では患者さんが欲しい薬を売らないと最悪ネットに書き込まれることもあるそうです。保険では1割や3割と格安な医療を提供しているから無診療投薬はできませんとお伝えしています、薬局漢方は保険診療から見たら完全自由診療と同じだから大変です。保険診療ではこれが欲しいといわれたらお断りしないといけない。保険診療では医師が診断して弁証して漢方薬を処方する。薬局漢方では今日の薬剤師の先生もお客さんといわれていました。先日も酸棗仁湯が欲しいとお越しの方に受付段階でお断りしました。最近はコンタクトレンズの方もお断りしています。もう年なのでコンタクトレンズからの撤退を図っています。デイリーズトータルワン以降新規レンズは使わないようにしている。医師は診察するのが仕事です、私のところで漢方薬2剤処方してもっとほかの漢方薬を欲しい人は面白いことをしている患者さんがおられる。漢方に詳しくない内科を訪れ処方箋を発行していただいているそうです。越婢加朮湯は水がたまった状態には良いが血がたまっているのは駆瘀血剤、陰虚は繊維化した状態、湿熱もほっておくといずれ陰虚になる。薬局漢方では地竜や水蛭が駆瘀血薬として使えるそうです。医療用だと啓脾湯に相当する薬は参苓白朮散がOCTでは存在する。中国と異なり黄連がはいっていなそうです。脾陰虚の薬として時々啓脾湯を使用しますが参苓麦朮さんに憧れます。保険診療で2剤の中でどうじんりょうびゃくじゅつさんに誓いあ補法を行うか。