2021年度日本東洋医学会奈良県部会がWEB開催されました

4週連続の日曜日の雨ですが私は毎週日曜日WEB講演会でパソコンとにらめっこです。午前中はフォシーガの講演会でした。例年4月の第一日曜日は毎年奈良県橿原市の県立奈良医科大学で日本東洋医学会の奈良県部会が開催される。奈良市までなら山陽電車と近鉄で比較的スムーズに行けるが橿原市までとならまた遠い。昨年は秋に滋賀県部会と合同でWEB開催、2021年度は本日WEB開催です。専門医の単位は十分余っている。第一席には姫路の駅の東側の直結のところにあるリコルスクリニックの先生がご講演なさるというので事前登録しました、13時スタート。平成31年から大阪に転居され姫路のリコルスクリニックでお勤めとのことです。なんと東静病院出身で平成7年から秩父仙人埼玉の医師会長大友一男先生に学ばれたそうです。昔三河湾漢方セミナーに参加したとき同室の新谷卓弘先生と朝早く起きて大浴場に行くと新谷先生と親交がある大友先生が先に入浴されており何かご質問した記憶がある。知らぬ間に漢方薬に造詣が深い医師が姫路で診療されていた。漢方薬でも副作用がある。黄笒の肝機能障害麻黄と桂枝で発汗過多、山梔子で腸管膜静脈閉塞症色々ふくさようは起こる。薬剤師の先生はセルフ腹診自分で押してみてね。藤門会の高木嘉子にも陪席されたそうです。整形外科の福田佳浩先生にも学ばれたそうです。本当はリコルスクリニックに見学に行ってみたい(陪席)が調剤薬局さんが加算とっているので無理です。温経湯は血虚陰虚胃腸虚弱とおっしゃっていた少し私と違う。少ない量のエキス剤で月経困難症がよくなる症例を提示された。桃核承気湯に2.5から7.5グラムを寝る前に飲むのは私も同じです。桃核承気湯は一袋ではなく半分でもよいそうです。が異常には治打撲一方と通導散、私も昨年半月板損傷の時服用したが痛みが軽かった。MRIをとりましょうといわれたが結局速やかに改善したので血を抜くだけだった。寺師先生のお弟子さん蓮村先生曰く四逆散は無口な男子に良いらしい。五積散が加味逍遥散よりも精神症状に良く効いた例を提示された。。当帰芍薬散で胃が悪くなり大建中湯が月経困難症に良かった。イライラに抑肝散陳皮半夏、のぼせと汗に苓桂朮甘湯、月経後のめまいに当帰芍薬散更新乾燥に温経湯。微小血管狭心症に当帰湯など事件例をたくさん示された。。気血両虚の冷え性で胸腹部疼痛疾患に当帰湯だそうで埼玉おけらの会はメーカーの援助なしで出版されているそうです。今は当然のことですが。フワフワしてめまい寝ていたい人には真武湯を朝一方加える。へその横に2横指に圧痛点。私は腹診はしない、系統中医学では腹心の概念はないからね。脈診と舌診のみです。夏に真武湯が多いのはクーラーと薄着のため。最後は高齢者の漢方、便秘には大建中湯さらには大承気湯が多い。大建中湯にはセンナが入ってないから私も多用する。前医でのカマグ2490mg芒硝はNa2SO4だからMgは入ってない。蓮村幸兄先生は高齢者の発熱に参蘇飲が第一選択だそうです。。パーキンソンには抑肝散と麻子仁丸がよいらしい。実父の褥瘡には黄耆建中湯。あっという間の1時間でした。