望、聞・問・切診で四診

望神、漠然とその人が持っているものを診る。聞診は耳と鼻を使う。匂いは近づかないとわからない。問診はどこを使う?口って書いてある。言葉でやり取りする。患者さんの言うことだけではわからない、こちらが確かめたいことを聞く。つまり問診だけでは何の意味もない、どうしてそんな状態かに迫ることが大切です。見えないものを得るのが問診です。問診で得た情報は論理的処理ではじめて意味を持つ。診断基準を満たすための問診ではない。頭を使うのが問診。望診聞診問診でほぼ決まるデッサンを書くぐらい、切診は色を付ける、脈の様子の意義を考える。細脈ならその意味、他の情報と重ねる。舌診は望診に相当する。体の内側の状態を確認する。五臓の様子を把握できる。望診で太っているから防風通聖散ではいけない。東洋医学は全体寒で分析していない。主観という人もいるが頭使っているから主観でない。それだけで決めつけるのは主観的。尺脈が弱いから腎虚だというのは主観です。知覚で情報を集める知性で論理的に分析する。心の感性を生かして統括する。目に見えないもの形として表現できないものを把握表現できる。感性と同時に論理性が要求される。対象は目の前の客観的現象です。治療や生活介入で検証できるものは主観とはいいがたい。陰陽の視点・姿勢が大切で診断の判断材料を収集する。症候の寄せ集め、症候を確定的に扱うことは避けるべきです。この症状があればこの病態という結論的見方は間違い。想定と確かめが大切。特徴的な症候や目立つ症候をいくつか把握し則診断するのは間違い。色眼鏡をかけるだけ。ほかにも推察した病態の症候型の存在するかの推察の確認が必要です。最後には四診合算で統括して病態を把握する。絶体的に診断意義があるものはない。1症候だけで診断に至るものはない。判断の素材を集めることが目的です。陰陽の視点を持つことが四診の大原則です。陰は陽はと覚えるものではありません。水を見たら熱や動きを見る。快晴の中第7期関西系と中医学講座第4回基礎理論編が終わりました。四診の指針は手裏剣である。陽は気と熱陰は血と津液です。個々にも4つの手裏剣が隠れている。ちょうど快晴の中水を見たら赤を忘れるな。質問時間が珍しくありました、水不足は陰虚、陰虚燥証陰虚熱証陰虚耗陰、日本漢方では水が増えるのが水毒です。