毎月第4日曜日の朝8時30分から扇町漢方です。第4日曜日はこの2年間関西系統中医学講座が9時30分からライブで現地開催なので参加が難しくなっていますが今月は5回あるので2025年6月29日参加させていただきました。ご一緒に神戸市立中央市民病院で研修した河邊譲治先生が主催される講演会は大阪公立大学から転勤され大公大漢方から還暦漢方そして扇町漢方へと名称変更となりました。講演会の最後に次は何しましょうと翌月のテーマが決まります。今日は5回目の日曜日、「頭痛の漢方」を経絡と絡め説明していただくようです。部位で考えると①後頭部後頚部②眼部から②頭頂部側頭部③前頭部で分け①正中には督脈がながれし太陽膀胱経が両側を流れる。背中が表、おなかが裏。風邪(ふうじゃ)は様々な痛みの部位に節々の痛みは麻黄で対処します。葛根湯で気の流れの改善、締め付けられる筋緊張性頭痛しばしば肩こりと連動する。太陽膀胱経は晴明(ツボの名前)から出て百会に上がる。太陽と陽名の合病は必ず自ら下痢する。古典には項背こわばるしゅしゅ汗無く風(ふう)を憎むは葛根湯これをつかさどる。葛根湯は下痢止めとしても有名です。葛根湯は桂枝湯という太陽膀胱系の基本処方の中まで葛根湯を桂枝湯加葛根麻黄と考えることもできる。葛根湯はスープで服用すると効果が上がる。汗で風邪の外邪を外側に追い出す。邪を追い出したらそれで葛根湯の服用は終わりです。筋緊張性頭痛の時は連用する。粛降し肺の津液を回収、腎気を肺まで引き下ろし営衛を調和する。効率よく宣散し発汗解熱する。腎気を心肺まで重厚に引き出す。葛根は肺に集まった気を効率よく宣散する。カレースープをに含めを合わせると発汗する。旅先で続々したら葛根湯ドリンク3本をうどんと一緒に河邉先生は飲むそうだ。風寒の頭痛(春先の風邪)は楚風もよい。楚風と力の薬。更年期の頭痛は?百会から試飲優先。邪は膀胱に至る。すると気化する、液体から気体ではなく、みずがきの流れに乗って使われる。水逆つまり水が上がらないため耐えがたいほどのどが渇く煩渇(水逆)太陽蓄水症、太陽腑証、腑というのは中が空っぽで臓に対する用語。水が偏在するといろいろなところに水がたまるこれには五苓散、外邪が太陽膀胱系から出ていないから桂枝で押し返す術により脾の運化(化とは栄養を取って大切なものに変える事運はそれを全身に運ぶこと)水穀の整備を取り出し全身に巡らせる。猪苓沢瀉茯苓で膀胱に機能を高め水を排出。不要な水が五苓散で尿が増える。LASIXと五苓散を加えると腹水に著効する。頭に水分が多い頭痛、口喝、外邪による汗、水逆の嘔吐、口喝、尿不利には五苓散。五苓散は二日酔いに著効。締め付けられるようなずきずきする頭痛・眼後痛・眼精疲労、足厥陰肝経、少陽三焦経ツボの行間を押すとよい。肝鬱気滞。柴胡黄芩は消炎柴胡単独は神経過敏を抑える。四逆散と抑肝散に違い。四逆散はただ冷やす抑肝散は当帰川芎が入り温める生薬も配合。前頭部は陽明の経から邪が侵入する。脾虚で脾胃が関与で締め付けられるような痛み。副鼻腔炎の痛み。脾虚で運化が失調し痰飲ができる脾気昇陽血虚ではふらふら、気虚と血虚の頭痛は重なる。陰が不足すでで肝陽化風でずきずきする。呉茱萸湯や桂枝人参湯で人参湯のパワーを桂枝で上にあげる。脾虚と血虚は組み合わさることが多い。そのようなときは帰脾湯と加味帰脾湯ですが頭にわっかをはめられた頭痛で孫悟空のわっかがハマったイメージ。河邉先生の印象として更年期になると加味帰脾湯が加味逍遥散に代わるらしい。寛容が相対的に増える。このときは釣藤散。釣藤鈎・菊花・防風が釣藤さんに入る。肝陽化風でずきずきする頭痛が釣藤散。同じ肝でも釣藤鈎は入るが柴胡は入っていないので柴胡配合抑肝散を合わせる。防風人参石膏麦門冬は潤す。柴胡が入っていない釣藤鈎が入っていて午前中の頭痛に良い。抑肝散合釣藤散がよい。朝から頭痛には釣がよい。夜間頻尿は腎虚のサイン。右の尺脈陣陽左借脈が浮いているじんいんの更新。虚弱者には漢方薬一日に2回から少な目で開始することを進めます。左の尺脈が沈は腎陽虚。五苓散で質問された参加者がメーカーで差があるとおっしゃっていました。血おによる頭痛は貼りがさす頭痛。案外疎経活血湯が効くそ朝から楽しいお話でしたが来月は第4日曜日は関西系統中医学講座の日です。更には眼科生涯教育講座の日です。復習してたら14時だ昼食です。