「疲れやすい」のは気虚これだけでは不十分です。「疲れやすい」のは気虚だけなら毎日コツコツと勉強する必要はなくなります。漢方の問診は大切ですが患者さんにとって重要なこと医師に伝えたいこととは異なります。そんな時はお話を遮ります、そしたらGoogle口コミに話を聞かないと書き込まれる。抗がん剤を12時間間隔で死ぬまで飲まないといけない私が気虚です。本当に疲れやすい、夕方はヘロヘロ。以前はこんなことはなかった。系統中医学の講義で登場するウグイス理論とは疲れやすいのは漢方では気虚ほほけきょう。ウグイス理論とは私たちが講義中眠らないためのJOKEです。疲れやすいは気虚ではない、いつもの冗談から始まりました。第7期関西系統中医学講座弁証症例分析編第一回です。ウグイス理論なんて存在しません。疲れないつまり元気な状態では気の全体量が満たされる①正気が隅々まで順調に巡りいい現場の需要に応じ配分が適切に調節される。量と動きのバランスが調和している。疲れやすい病態を気の全体量の不足と巡りの生涯の視点で病態を鑑別する。全体量の不足(静的要因)は気の生成不足と気の消耗過多に分かれる。気を生成するのは先天之気にかかわる腎、水穀之気を取り込む脾、清気を取り込む肺がかかわります。夕方増悪、気の巡りの障害(動的要因)内的要因として機能障害もう一つは外的要因つまり阻害因子に分けることができます。朝からしんどい、気の不足と過剰が混在すると疲れやすいのにイライラ手足は冷えるのに顔は火照る。同じに見える現象は異なる事情から起きる。全体量不足は気虚、巡りの障害を気滞気のめぐりには心の推動そして肝の疏泄がかかわります。陰陽虚実の意義はかなり差がある。疲れやすい人は寒証か。そんなことない腎陰虚や湿熱などの外的因子もある。代表例として気の全体量の不足は起床時は軽く夕方に向けて増強する。労作で増悪する。休息により回復する。巡りの生涯は起床時や朝から強い。就寝時軽減する。労作中は感じなかったり労作で軽減する。安静時に増強する。[究めるエキス漢方大全]にこのような記載がある。抗がん剤で消化器症状が出て少し抗がん剤を減らしたら腫瘍マーカーが悪化さらに腎機能が悪化、人生最悪でした。本当に倦怠感が強い。抗がん剤服用しなくても寝台毎日です。CBCも悪化。抗がん剤が錠剤になりました、カプセルから錠剤に剤型変更です。死ぬまで服用する予定の薬です。本当はもっと休んで睡眠をとらないといけない。近頃多い病気は帯状疱疹・単純ヘルペス・麦粒腫です。