快晴の2025年4月27日(日)朝9時30分ホテルビナリオ梅田で2年間にわたる第7期関西系統中医学講座が始まりました。関西系統中医学講座は第4日曜日に大阪梅田ホテルビナリオ(旧ホテルサンルート梅田)で朝9時30分から12時30分午後は13時から13時30分から16時30分のみっちり3時間の2部構成になっています。基礎理論編と生薬処方解説編の時と生理病態治療編と弁証症例検討編のがあります。それぞれ10回シリーズですが単会受講も可能です。このシリーズが終わるころには仙頭先生のお年は大台に突入されるそうです。お若く見えるので・・・。2001年4月にお茶の水スクエアで超満員の参加者を集めて始まりましたが、13時30分の開始時刻に行くと座れずお帰りになる人もかなり多くいらっしゃるほど大盛会のなか産声を上げてました。私は日本東洋医学会の岡山県部会の講演会で仙頭正四郎先生の見たことがない東洋医学の講演を2年にわたり聞いて系統中医学講座に資料会員で登録しつつ時々参加させていただいておりました、系統中医学講座はコロナ禍を除き御茶ノ水・水道橋・飯田橋の中央線沿線の会場からからホテルサンルート梅田(今はホテルビナリオ梅田)に場所を代え続いています。お茶の水では昼前になると歌にも歌われる「ニコライの鐘」が鳴っていました。多いときには毎月第二週第三週に三時間半の講座が合計四講座、私は資料会員で登録し休みながら参加させていただいておりました。小太郎漢方製薬さんのご尽力で働き方改革の時代にもかかわらず。今回のご講演もお菓子もありますなんかおかしいなというしゃれから始まりました。笑わせるのも眠らせないすべかもしれません。一週間の中に真夏がくる冬が来る、新学期ご自宅の二年間かけて前に進みます。先生のご自宅のレモンのつぼみの写真を紹介されました。まだ一度もレモンの実がとれたことがない、つまり今日の皆さんもこの状態ですとご挨拶されました。今日の講義は入門講座の紹介みたいですが今日一気に根底にある考え方をご紹介できます。今日これからの系統中医学講座のお話の底辺(土台)をお話します。陰と陽は姿と形を変え存在に気付かない存在です。知之者(これを知ろうとする人)はこれを好むものに如かず、量の問題ではなく向き合う姿勢の問題です。好きな人は圧倒的に身に付きます。東洋医学を好きになっていただきたい、好きになると勉強は苦ではない。好きで向き合っている人、楽しむ人、楽しく思える人にはかなわない。好きを超えて楽しむ、楽しいとは思えない、楽しむは楽とも読める。面白いと思えると楽にできる、陰と陽ひっくり返ると空が海に見える。最後はああうれしい楽しくなるとなる。標準東洋医学を知るものになっていただきたい。不如好者(関西系統中医学講座)になるようにと20分お話がありました。脳内エンドルフィンが出るようなお話でした。こんなもので20分費やしたお金払っているのにと以前は猛烈な抗議がありましたでも仙頭先生はこれも計算づく3時間半人間集中できません、系統中医学講座では覚えることではなく石投げに対して皆さんは水紋・波紋になるよう努めます。白色は肺、青色は木つまり肝は自宅のレモンの木につながります。東洋医学の五大特徴で整体観は東洋医学理論の基礎、体はsystem、整体観は人の中にも自然がある。1g+1gは重さは2gだが容積は2にはならない。自然を支配する原理、自然と宇宙の一体感で生体を見る。西洋医学は分析的、東洋医学は全体的というが東洋医学がぼんやり向き合っているのではない。自然の中に人がいるのが整体観。マクロとミクロの統一性が整体観。個体を形成するパーツではなく小宇宙を形成する。対象物を見たら周りを意識する。さらに内側を意識する。常に二方向の視点支店はマクロではなくマクロミクロ両者同一として意識する。東洋医学の視点は統合の視点、外的要因と内的要因の二つの視点。外と内の二つの視点。変化と変動。周りを見るマクロから見ると曲がるものも究極的にはまっすぐである。そしてミクロ(三九六)を使ってつまり3と6と9を使って二桁の数字をつくり+(たす)と三九六になるこのお話は初めて使ったネタだそうです。三九六のお話は系統中医学の中で初めてのネタだそうです。機能形態を動的にとらえる。変動していることが生きているにつながる。体も一定ではなく変化している。微視的に一定でも恒常的でも変化の一部です。構成要素を入れ替えながら機能を維持する。同じ体も昼と夜で体の状態は変わる。この世の中に一定のものなんて一つもない。体は変動し変化する。それが諸機能を調節することに役立つ。最適な状態を作る原動力になる。二つの視点(力)で見ることが大切です、すべての生理機能は拮抗する二つの機能からなる。役割交代することは変動を意味する脇薬が主薬に代わる。変動の波の形成は動的です。動きと二つの力、変化と両方向の機能、単一工場では成り立たない。現代医学ではあるいはお金でも多いほど良い。東洋医学では量よりもめぐり流れが大切である。熱が物よりも大切です。一定ではなく変化することが大切です。複合的な集合体として体をとらえるので全体的な東洋医学ですがぼっと見ているのではない。昇降の強制に麻を奪われると表と裏、局所の症を全体像と体は複合体早合点しがち。症状や病態の解決も複合的な分析で手段を考えるべきです。流体と生体の層構造として病態をとらえる。マニュアル的運用しても異なる。生体観と整体観の違いは生体観は生きてる体をこう見るという意味で、整体観は二つの視点からものを見る考えで全く異なり生体観と整体観の違い仙頭先生には質問コーナーかどこかに載っているはずですよといわれましたが私には見当たりません。長年もやもやしていたのがすっきり。生体観は仙頭先生の造語なのかどこにも出てこないのでうれしかった。2年間がんばって健康管理して皆勤になりたい。近年病気ばかり2つ目のがんも怪しい。Google口コミに処方を間違っていると書かれる内心うれしい系統中医学講座の考え方で日本東洋医学会の専門医の症例報告を書くと皆さん返却される。インターネット漢方よりも打率がかなり高いと思います。コロナ禍で3年間もったいなかったが受付一人診療と眼科の検査に採血など一人でこなすのに疲れましたがゴールデンウイークでリフレッシュしました。
