感冒が葛根湯でなぜ治るか

第七期関西系統中医学講座基礎理論編第一回の講演後半は感冒がなぜ葛根湯で治るかというお話でした。生体観と整体観の違いについて聞けたのが良かった。東洋医学の生体観は東洋医学が体をどう見るかに基礎理論を学んでも学ばなくても漢方薬は処方できる。肝心脾肺腎の五臓の見方が基本になります。ペアを組む様子が基本で体の仕組みを見る。東洋医学の基本はいろんな視点からペアを見る。整体観・歴史観とは生体ををどう見ているかシステムを成り立たせているメカニズムの機序を見る見方で体を見るのでなくこの見方というや視点です。体と環境を立体的視点で見ることが大切です。内部(深部)と表層を循環するめぐる仕組みが整体観を支える。内側の営気と外側の衛気。営気は内側・深部の機能産生機能、衛気は表層の機能を消費・燃焼・機能、外感病は外邪が正気に拮抗する。体に悪さをするのが邪気です。異物の侵入や寒邪が入ってくるのも広い意味では闘争、物理的環境との戦いも邪正闘争。汗をとどめることを固摂状態。運動した後汗が出ること宣散状態です。宣散の通路を腠理という、腠理は外邪の進入路にもなる。邪正闘争が悪寒につながる。悪寒は戦いが生じている。気熱津液はみな表層に集まる。発熱は衛気の集合する場所で起こる。ウイルスに対して熱が出るのは衛気と水と合体させた汗が熱を発散させる。が集まる。無汗は邪による腠理の閉塞です。麻黄湯の出番です。汗で排除できない状態は桂枝湯の出番です。裏(り)に気や血循環できないと腫脹凝り肝。外邪侵入の表い・経絡・頭・項背部、背中が丸まった時の外側に葛根湯の有効な場所はあります。。大棗は胃腸精気を表層に誘導を強く内側の水を増やす。衛気は表層に集まるが邪気を追い払えない。陰液を甘草大棗で補強する。正規の外向きの力が不十分、陽気・津液を表層に到達させられない。落語に登場する葛根湯医者はやぶ医者ではない。表に陽気や津液を届けられない状態に発散性は消耗性である。衛気を助けて発散を強めて風寒の邪を追い払う。体が温まり汗が出て症状を解決する。葛根湯は体が望むことを援助する薬です。風邪に葛根湯よりもっと使い道がある。Google口コミに「私のお薬まちがっている」と書き込まれたが添付文章はメーカーにより異なる。なんと小太朗さんの加味逍遙散は男性にも使える、桂枝湯類の葛根湯は巡りをよくすることで解決する薬。桂枝湯は表層と深部をつなぎ巡りを改善する薬です。葛根湯は桂皮で発散というよりも宣散します、芍薬で表の営衛の調和、生姜・大棗は量(VOLUME)を増やす、大棗は動きやすさの初動に働く、大棗(たいそう)と生姜(しょうきょう)の裏の営衛の調和。モノを増やすなら人参や黄耆のほうが強力なのになぜ大棗(ナツメ)なのか桂枝湯は問題解決型ではなくサポートする。営衛調和は陰陽両側面から調整する。津液は大棗・芍薬で増幅し、気陽を桂皮・生姜で引き出します。今回はなんと日のめぐりで関西系統中医学講座に親子で参加させていただきました。最初で最後かもしれません。先ずは8割取らないと受からない国家試験が優先です。子供は東洋医学には全く興味がないが前半は全く哲学でわからないが後半は少しだけ分かったと言ってました。仙頭正四郎先生は市民向け講座やラジオでもお話しなさっているのでわかりやすいお話をなさる。東京では一般の方もご参加になっていたようです。哲学のような中医基礎理論ですが約7時間ねむらず聞いてました。そして私も睡眠学習にならないように前の日から抗がん剤を服薬せずしっかり学ぶことはできました。同じ話もかれこれ10回以上拝聴していますが何回効いても新鮮です。先日小太郎さんに講演のお話をいただきましたがもう私は無理です。倦怠感が強く、兵庫県保険医協会からいただいたお話も断ってしまった。ああもったいない。患者さんもずいぶん減って職員も去っていった。先週お越しの患者さんに先生がパワハラしたから大阪は万博で人が非常に多かった新快速も行きも帰りも多かった。大阪駅中央改札前の551はいつも以上に阪急百貨店大丸梅田店もとても混雑していました。抗がん剤治療中の私だけなら行かないが子供が柿の葉寿司やますのすしそして551を買いたいといったので百貨店に行きました。子供にもそして私も3種混合ワク接種しました。抗がん剤治療で怖いのは感染症姫路でも流行はしていませんが百日咳に罹患すると困るので。RSウイルスのアレックスビー®は抗癌剤開始前に接種しました。ワクチンだけで2万円以上。最近はマスクしてこられない方はお断りしている、感染には究めて気を付けている。先週から眼科学校検診の用紙を持った方あるいは学校へ出向くためmaskしていない児童や生徒の中には排菌している方がいらっしゃると心得できるだけ早く終わるように努めています。命果てる日まで診療出来たらいいな。