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敏感型スギ花粉症

毎年のことだが敏感型スギ花粉症に方がかなりおられる。敏感型スギ花粉症とはスギ花粉の飛散はまだ始まっていないのに花粉症と全く同じ症状を訴えることです。この時期に飛ぶ花粉症はブナの仲間の白樺ハンノキ姫路ではドングリの仲間です。長野と北海道ではシラカンバ、それ以外ではハンノキ、神戸ではオオバヤシャブシ、姫路ではドングリつまりしいのきかしのきも一つがスギ花粉です。舌下免疫療法を新たにスタートする時期は次は5月の連休以降になる。舌下免疫療法を行っても10から20パーセントは無効とされている。こんな方にはゾレアがある。レセプトいわゆる診療報酬明細書にも舌下免疫療法についての記載が必須となっている。昨シーズンのくしゃみの回数など重症度分類についてもレセプト上記載が必須となっている。保険者の立場となれば高度先進医療の眼科の多焦点眼内レンズを用いた白内障の手術が健康保険に組み込まれる。社保支払基金的には持ち出しが増える。中医協でも多焦点眼内レンズやゾレアは相当な議論があったと推測される。生活保護や子供医療の子供にはゾレアが無料で条件満たされた使える。健康保険でのゾレアはご来院当日から行う治療ではない。気管支ぜんそくでゾレアを使うときは姫路医療センターの呼吸器内科あたりで重症喘息の定義を満たした人のみが受けられる治療法である。舌下免疫療法を行っても10から20パーセントのNONRESPONDERで抗ヒスタミン薬のみならずLTRA,鼻噴霧ステロイド、ステロイド内服の経験があるくらいの重症最重症のスギ花粉症でどうしようもない人少なくとも何年も私のところへ来ている方の治療だと思う。