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漢方薬のポリファーマシー

漢方薬のポリファーマシーが問題です。漢方専門のうちの様なところで漢方薬、さらにはかかりつけで漢方薬、いろんなところで漢方薬の処方を受けることを漢方薬のポリファーマシーという。漢方薬は本来一剤であるべきところを二剤認めていますと保険者がおっしゃるので毎月漢方薬は2剤までと決めている。たくさん持って帰りたいといわれて合わないからずっと前の漢方薬にしてほしいといわれても保険の審査ではそれ認められないからつまり査定されて調剤料まで私ども医療機関が減点されていますので無理ですということが急速に増えている。保険で何でも処方してもらって当たり前という時代は過去のものです。漢方薬を服用する人が増えているのは良いが多剤併用の方が非常に増えている。まず漢方薬のポリファーマシーでは甘草の量が多すぎる。花粉症に対してアレルギー性鼻炎に対し蓄膿症に対して漢方薬を処方しているとすでに2剤3剤と漢方薬を服用されている。このような表面的な治療に漢方薬を使うとき今まで服用中の漢方薬は一度休んでくださいとお話しています。